好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!

宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
アニソンの神様 score.02 /大泉貴

セカンドステージとしてライブハウスでの公演を決めたアニソンバンド「レーゲン・ボーゲン」。しかし、周囲にアニソン好きであることを隠している京子は……。というわけで、京子のターン。いやぁ、周囲にオタク趣味を隠してる人は大変だねぇ。や、一巻は、アニソン好きだけ読んどけ!!と言わんばかりに、アニソンを全面に出した作品だったけれど、この二巻は、思春期らしい悩みと友情をメインに持ってきた青春ストーリー。嫌われたくないからありのままの自分を出せない、逆に、それが友達との溝に、というのは、せつないよなぁ。

そんなわけで、かなり青春ストーリーにシフトした内容になってるけど、やっぱり、この作品の中心を飾るアニソン愛は健在。特に、ライブシーンは、実際の歌を聴きながら読むと、マジ最高っ!! ラストで、あの曲を持ってくるとか、卑怯すぎる。泣ける~(T-T)。……や、ライブ4曲は物足りないので、ぜひとも、武道館単独ライブぐらいまで、話を続けて欲しいなぁ。<をい

それにしても、毎回、主人公を変えてくる構成なのかしらん。や、エヴァや入谷が完全に脇役になってて、ちとビックリ。次回は琴音らしいけど、そのうち、小松のターンとかもあるのか!? や、今回の話で、今後、小松の話がないと詐欺だと思うのだけど、小松が主役で、魅力的な話になるかと言うと(^^;。

[ 2013.07.24 ]