好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
鋼殻のレギオス12 ブラック・アラベスク /雨木シュウスケ

不幸なのは、作者の「やろうとしていること」と「実際にやれてること」の間に隔絶された違いがあるということだ。そして、『レジェンド・オブ・レギオス』(→感想) を読んでないと、明らかに意味不明なのに、これを通した編集は、いったい、なにを考えてるんだ? これを機会に、外伝も含めて全部買えってこと?

いや、「あれを読んでないと話の筋が理解できないとかそういうのはないようにがんばっています」と、あとがきに書かれてるのだけど、えっと、努力の形跡が微塵もなく、むしろ、『レジェンド・オブ・レギオス』の続きが、そのまんま本編に合流してるんですが(^^;。『レジェンド・オブ・レギオス』の主要キャラはふつーに出てくるし、『レジェンド・オブ・レギオス』の設定が説明もなく使われていたりして、何度も大笑いしたり。<をい。……いや、これだったら、『レジェンド・オブ・レギオス』は、『鋼殻のレギオス』名義にして富士見ファンタジア文庫から出し直したほうがいいんじゃね?

まあ、それはともかく、ラストがかっこえぇぇぇっ!! というか、主にフェリが(^^;。……ただ、キャラクター小説な部分は、すごく面白い作品なんだけど、SFやファンタジーな部分はやっぱり下手な作者の人なので、こー、世界の謎に近づいてくると、ちょっと微妙になっちゃってるのは、残念無念。

[ 2009.03.28 ]

雨木シュウスケ作品の感想