2021年 10月 11日
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小学館 ガガガ文庫
◆ やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結(1) /渡航 -
事前情報なしで読んだのだけど、結衣ルートということでいいんだろうか? 完結した本編を、クリスマス、だいたい10巻辺りから描きなおすという感じの俺ガイル新シリーズ。結衣ルートっぽいのだけど、ふつうに八幡の語り中心で結衣視点が多いわけでもないし、正直、わざわざ書き直してまで、作者が何をしたいのか、さっぱりわからん。もしかすると、本編に比べて、恋愛要素多めとか、そんな感じになるのかしらん?
とにかく、作者の意図がわからないので、この1巻だけでは何とも言えないなー。……しかし、久々に「やっはろー」という挨拶を見たんだけど、すっかりホロライブのエリート巫女こと さくらみこ を思い出すようになってしまった。みこちの「にゃっはろー」は、もちろん、結衣リスペクトな挨拶で、『俺ガイル』が本家なんだけどさー。
2021年 10月 18日
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KADOKAWA カドカワBOOKS
◆ サイレント・ウィッチII 沈黙の魔女の隠しごと /依空まつり -
リディル王国七賢人の一人、実態は人見知りでポンコツな少女が、王子を護るために学園に潜入するというシリーズ第二弾。
この二巻では、新キャラのグレンやケイシーを加え、主人公のモニカが、不器用ながらも交友関係を広げ、少しづつ成長を見せていく。と、いやぁ、学園のコミカルなドタバタを織り交ぜつつ、王子襲撃の犯人を匂わせながら進む物語がせつないよねぇ。笑いも涙もある展開が素晴らしい。しかし、貴族の子女中心の名門校で生徒数もそんなに多いわけではないだろうに、一人また一人とどんどんクラスメイトが減っているのは気のせいですか(^^;。
とにかく、良質なドタバタ学園ラブコメとして非常に楽しい!! さらにここにきて、フェリクス王子のおかしな性癖も明らかになり、いよいよ続きが楽しみすぎる。でも、学園ラブコメとしてはいいとして、王子周辺の派閥争いみたいな話はどうするんだろ? 一応、第一王子派が出てはきたけれど。
[ サイレント・ウィッチ ]
2021年 10月 25日
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KADOKAWA 電撃文庫
◆ ソードアート・オンライン26 ユナイタル・リングV /川原礫 -
ユナイタル・リング編は、どうにもツマラナイと思ってたんだけど、アンダーワールドでの敵ボスとの決戦っ!! いやー、ああいう風に派手に無双する展開が読みたかったんですよっ!! キリトにしてもアスナにしても、あの世界では神と同格なんだから、もう下手なピンチとかいらないので、もっとガンガン好き放題してほしいっ!!
で、今回は、キリトとアスナはずっとアンダーワールドで、アンダーワールドのキリトたちとユナイタルリングのシリカたちを交互に描く構成なんだけど、その一方のユナイタルリングでのシリカとシノシノの中ボス戦は、うーん、やっぱりツマラナイんだよなー。ピンチも勝利も作られたシナリオそのまんまという感じ。そもそも、今回のユナイタルリングの展開を省略しても、ストーリー上、あんまり問題ないよね? ユナイタル・リングはやっぱゴミだと思うのだけど、もうちょっとなんとかならないものか……。
[ ソードアート・オンライン ]