ザ・サード


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サードIV 天翔ける螺旋の乙女 /星野 亮

もう、後藤なおさんのイラスト、くらくらくるぅ~~~っ!!
表紙といい、巻頭のカラーイラストといい、中身の挿絵といい、く~~。一応、小説として、格段に好きなシリーズということで買っているのでしが、この最新巻、特に、イラスト気持ち良いの~~。やはり、ミリィと“砂漠の妖精”のおかげか。たまらんにゃ~~。

で、本文、ストーリーのほうは、……何を書いても、ネタバレになっちゃうお(^^;。とりあえず、前振り的な位置にある巻なので、今後の展開に期待。

[ 2000.03.29 ]


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サードV 惑いの空の凶天使 /星野 亮

む~~~、あとがきが一番おもしろいとは、一体、どういうこっちゃ(^^;。

全体的なストーリー上では、中休み的な位置の巻ってこともあるんだろうけど、どうも中途半端で、いまいち。外伝にしちゃっても良かったから、今回、いっそ、ほのちゃん出さないほうが良かったんじゃないかしらん? “蒼い殺戮者”のネタがすごくもったいない。しずくもね。……浄眼機の描き方とかは、けっこう好きだったんだけどなぁ。

でも、これ、ホントに中休みなら良いんだけど、このまま、だらだらこんな感じで展開しそうな気がしないでもなくて、怖いんだよなぁ。うぅ、富士見では、いっちゃん好きなシリーズなので、ちと、いやん。ついでに、前巻では、イラストめちゃくちゃくらくらだったのに、今回、ちと弱いしなぁ。

[ 2000.10.13 ]


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サード0 風花の舞う街で /星野 亮

ほのちゃんがいない、『ザ・サード』なんて!! ……というか、せめて、ミリィぐらい(T-T)。

そういうわけで、『ザ・サード』の番外編。謎の危ないお姉さん、パイフウの、ほのちゃんと出逢う以前のお話。確かに、強いということにはなっていたけど、マジ、強い。>パイフウ ……って、いうか、いつもそんなに強く見えないのは、ほのちゃんが、強すぎるせいなのだけど(^^;。

番外編というと、基本的にいまいちな話が多いと思うのだけど、本作は、これはこれで、面白かった模様。展開は、オーソドックスで、予想通りだったけど。新キャラ MJ の扱いの勝利かしらん。……って、この『0』も別立てで、お話続くのか。本編の続きは~。

そういえば、前から思ってたけど、後藤なおさんのイラスト。かなり好きな絵なのだけど、パイフウみたいな、“美女”というタイプの女性は、どうにも いまいち よね(苦笑)。

[ 2001.07.24 ]


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サード 夜明けまで /星野 亮

『ザ・サード』シリーズの短編集第二弾。う~~ん、いまいち。星野亮って、デビュー直後こそ、なかなか良かったように思うのだけど、最近は、悪くはないけど良くもない、という程度の作品ばかりで、なんだかなぁ。いや、星野亮の作風という話もあるのだけど、どうにも、話は綺麗なんだけど、ただそれだけなんだよなー。いくら感動系の話でも、綺麗なだけでは、心は動かないと思うんだけどねぇ。そもそも、心理描写も、さほど深くは描けないだろ~。

まあ、後藤なおのイラストが、このシリーズの魅力のかなりの部分を占めているという説もあるのだけど、もちっと、星野亮にも頑張って欲しいところ。

[ 2003.11.22 ]


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サード 黒髪のジャンヌ /星野 亮

最近の『ザ・サード』は、、いまいち心が動かないんだよなー。や、読んでて、わりと巧いと思うし、つまらなくはないんだけど。

そゆわけで、『ザ・サード』の番外編的短編集。どうも作者は、MJ に傾倒してるように見えるんだけど、ほのちゃんをメインから外すのであれば、せめて、パイフウかミリィを出せ~~~。……っていうか、今までの MJ の描写の仕方って、あくまで、ほのちゃんを通した向こう側といった風なので、読者から感情移入するには、ちと距離が遠いと思うし、そうであれば、なにか工夫が必要だと思うんですけど。

ちなみに収録されてる中で、私的に一番おもしろかったのは、エロじじいとメイリン@巨乳看護ロボの話ね。<をい

[ 2004.03.27 ]


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サードVII 死すべき神々の荒野(上) /星野 亮

いやぁ、格闘漫画のノリなので、常に強敵を出さなきゃいけないのは解るんだけど、ハデス四神程度でほのちゃんとパイフウが苦戦するというシチュエーションは、さすがに無理があると思うんですけどぉ~。……ここまで強さのインフレが進んだなら、いっそ主人公の変更だっ!! 今こそ、ミリィを主人公にっ!!<をい

そゆわけで、久々の本編。でも、パイフウメインだけど(^^;。まあ、下巻を読まなくちゃなんとも言えない内容。ただ、最近の星野亮は、個々のシーンに傾倒するあまり、全体のストーリーはおざなりになる傾向があるので、そこら編、ちと心配かなー。それ以前に、やっぱり、強敵を出すというストーリーは止めるべきな気が。

[ 2004.11.14 ]


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サードVII 死すべき神々の荒野(下) /星野 亮

エロエロだぁーー。<ちげー。……とりあえず、ミリィが出て来ないので、がっくりだ。

そゆわけで、パイフウと過去の因縁を描いた話の下巻。より一層、ストーリーは飾りになっていて、シーンを注力する傾向が強くなってるよ。注力してるだけあって、各々のシーンは面白いし悪くないのだけど、ただ、正直、この芸風は、いまいち好きじゃなかったり(^^;。あと、こういう作りは、小説よりアニメ向きのような気がするんだよなー。どうせなら、アニメ化とかしないのかしらん。

それにしても、格闘漫画風味に強さのインフレが激しいのだけど、この先どうするつもりなんだろ。

[ 2005.01.30 ]


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サード 風のままに、歌のままに /星野 亮

星野亮はやっぱり巧いとは思うのだけど、ただ最近は、どうにも低調なのがなぁ(^^;。収録されてる短編の中で、メインの「風のままに、歌のままに」はそこそこ面白かった。あとは、「きみがいる」がなかなか良かったっちゅー感じかしらん。

そゆわけで、雑誌連載+書き下ろしな短編集。まあ、ほのちゃんの出ない「風のままに、歌のままに」が、いちばん面白かったわけだけど、なおさら、現状の『ザ・サード』のフォーマットでは、コレ以上続けるのはそろそろ限界だと思ったり。ほのちゃんがいろいろな意味で強くなりすぎているのと、特に砂漠移動中に危機→解決という内容だと非常なマンネリ感がなぁ。や、もう主人公交代か、宇宙にでも旅立たないとダメだと思う。<をい

しかし、マルガリータがメインというのは、さすがにちょっと弱いよなぁ。というか、パイフウもミリィも出ないってのは、どういうことよ?

[ 2005.04.28 ]


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サード 今日の午後は /星野 亮

表題となっている「今日の午後は」は、なかなか珍しい視点で面白かったのだけど、ただ全般に、いつも通りというかマンネリ化というか、どうにもいまいちなんだよなー。

そゆわけで、アニメ化も決まった『ザ・サード』の最新刊。星野亮は、相変わらず巧いとは思うのだけど、ただやっぱり最近は、マンネリというか、エンタテイメントを意識してないというか、どうにも低調。とうぶん本編はやらないみたいだし、う~ん、しばらく買うのを止めるか考えちゃうなー。

[ 2005.11.02 ]


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サードVIII 迷宮の街の忘れもの /星野亮

どうせ、主人公を変更するなら、パイフウではなくミリィにしろと。<をい。……って、うわぁ、酷すぎる。「作者の人が好きに拘って書いてるんだろうな」というのはめちゃくちゃ凄く見えるんだけど、全く商品になっていないというか、エンターテイメントとして成立させようとする意思すら見えない。こういう風に、好き勝手書きたいだけなら、同人誌でやれ、同人誌で。

そゆわけで、『ザ・サード』の久々の新作は、「死すべき神々の荒野」の後始末な話。いやぁ、作者の人が拘りあるのはわかるんだけど、今更、これを書く意味あるの? 内容自体も、無意味なところにばかり拘ってて、スゲーつまんない。まあ、『ザ・サード』も物語として行き詰まっちゃってるのはわかるんだけど、だからって、これじゃあなぁ。もはや、続きは買えないなー。

[ 2008.01.21 ]