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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
スイート☆ライン /有沢まみず -
“お兄ちゃん”って(爆笑)。や、お兄ちゃんネタは大笑いだったけれど、いまさらアイドル声優モノっ!! しかも、後発としては、かなり地味目な上に設定の出来も悪くて、こんな酷い企画を、編集の人は、よく通したなぁ(^^;。
非オタの高校生・正午は、アニメ業界で働く姉の策略で、声優・永遠の男性恐怖症の克服を手伝うことに……。という感じの話なのだけど、ええっと、声優設定と男性恐怖症を克服しなければいけない理由付けに無理がありすぎ。や、正直、声優である必要はないんじゃね? そもそも、声優ネタにしたのは、オタク受けを狙ったものなんだろうけど、その方向に関しては、安易な上に作りこみも甘くて、ダメダメ。「読者をバカにしすぎてる」と言っていいと思う。
男性恐怖症の女の子をメインにしたどたばたラブコメとして見れば、ふつーに面白いんだけど、それを、設定の酷さで足を引っ張ってるのがなぁ。もったいない。
[ 2009.05.11 ]