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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ヴァルプルギスの後悔 Fire3. /上遠野浩平 -
熾烈すぎる魔女戦争っ!! 二人の魔女は当然として、巨人を駆る<ロボット将軍>マキシム・G や奇蹟使いのフェイ・リスキィ。もう、なにこの派手で激しいバトル。マジにすげー、圧巻すぎるっ!!
古来から続く炎の魔女ヴァルプルギスと氷の魔女アルケスティスの魔女戦争。アルケスティスの策略で串刺しにされ重症を負った霧間凪は、ビートと朝倉朝子とともに逃避行を続けるが、そんな三人に統和機構のマキシム・G が襲い掛かる。一方、<リキ・ティキ・タビ>の力を継承してしまった織機綺は葛藤に苦しみつつも統和機構に復帰し、谷口正樹は織機綺を取り戻すためアルケスティスと行動を共にする。さらに、霧間凪とはぐれた羽原健太郎の前に現れた、霧間凪の叔父でかつて中枢候補者だった長谷部京輔や、中枢候補者の1人で陰から霧間凪を見守る九連内朱巳の思惑は?という感じの内容。で、ここに来て、『冥王と獣のダンス』(→感想)の奇蹟使いだと……。いや、二人の魔女の闘いだけでなく、統和機構中枢の後継者争いを絡めつつ、むちゃくちゃ派手なバトルで、とにかくおもしれー、めちゃおもしれー。でも、やたら登場人物が多い上に、すでに人間関係がカオスと化しているので、もはや、過去作品を脇に積んで読まないと、ほんと、わけわからんのですが(^^;。
[ 2010.08.14 ]