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僕は友達が少ない(8) /平坂読 -
おぉぉぉ~~、なんという転機っ!! 凄い展開すぎるっっっ!! 『はがない』って、単なる日常系の物語かと思ってたんですけど、前巻辺りから、なんだか心揺さぶられる青春ストーリーになってるんですけどっ。そして、小鷹のへたれが、酷い、あまりに酷いっ!!
体育祭、文化祭を経て、隣人部の今を守りたいと強く思うようになる小鷹。しかし、ある一言をきっかけに、隣人部に大きな転機が訪れる……。という感じで、いやぁ、マジにまさかの展開。ここまで正面からストーリーを動かしてくるとは、まったくの予想外でした。ほんと、マジにいいです、すばらです。それを受けての小鷹の行動が、あまりにヘタレすぎて情けないのだけど、だからこそ、等身大の高校生らしく、いかにも小鷹らしい情けなさで、青春ストーリーとして、これはいいっ!! そして、それに対する理科の対応が、これまた良いんだ。前巻の引きといい、もう、惚れてしまうほどかっこいい。しかし、いつの間に、なんでこんなに素敵な話になってるんだよ。ほんと、このまま終幕に向かうのか、まだまだ、二転三転するのか、続きがすんごく楽しみですっ!!
[ 2012.07.18 ]