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TOブックス
魔術士オーフェンはぐれ旅 原大陸開戦 /秋田禎信 -
うーむ、新しいキャストで元シリーズと同じことがやりたいのかしらん? ただ、オーフェンに比べてマヨールは、いまいち力量不足で危なっかしい。オーフェンとクリーオウのコンビは、無茶してももっと安心感があったよなぁ。
前巻からさらに3年。マヨールは、恋人のイシリーン、そしてイザベラ教師とともに、再び原大陸へ……。と、魔王オーフェンですら手に余るような危機的展開。凄い、凄い展開すぎるっ。そして、クリーオウは、変わらずクリーオウらしく凄く和らぐ。懐かしい。そんな中、主人公のマヨールは、うん、やっぱり、すごく危なっかしくて不安すぎる。ティッシとフォルテの息子なんだから実力はあるんだろうケド、どうにも読んでて心配だ。オーフェンの三人の娘たちと比べても、頼りなくって仕方ないのだけど、なんだろう、この不安感。主人公補正がなかったら、すでに死んでそうに思えるのですが(^^;。いや、それだけ凄い闘いが描かれてるということなのだけど。
それにしても、マジクがやっぱり落ち着くなぁ。てか、ラッツベインとのやり取りが楽しくて、にやにやしまくりなのだけど、いい仲になることを想像すると、いろいろと怖いところが、またいいっ!!
[ 2012.03.02 ]