第4回MF文庫Jライトノベル新人賞作品の感想まとめ
第4回MF文庫Jライトノベル新人賞の 7作品。ネット上の感想もだいたい出揃ってきたので、私の巡回範囲で纏めてみました。
概ね評判が良いのは、『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』と『二人で始める世界征服』。不評も目にするものの絶賛してる人も多い、激しく人を選ぶのが『この広い世界にふたりぼっち』。そして、残りの作品はやや微妙……、といった感じかしらん。ちなみに、私が読んでるのは、『二人で始める世界征服』(→感想)と『ナインの契約書』(→感想)の二作品だけだったりして(^^;。
ついでに、受賞時の審査員の先生方による講評は こちら。改めて読むと面白いかも。
優秀賞
- ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート /森田季節
→感想リンク
- 音楽と伝奇という一見すると食い合わせの悪いように思える要素が見事にまとめ上げられていて、なるほど優秀賞というのも納得 (上下の青い無限)
- なんとも恐ろしく切なくて寂しい・・・でもなぜか暖かくなってしまうような不思議さがある (彩彩華美)
- 切ないとかほろ苦いみたいな言葉で表現できそうで、でもその言葉の持つイメージと少しだけずれているような、何かが足りないような、そんな不思議な読感 (FULL MOON PRAYER)
- アンバランスさや矛盾など普段は粗に見えるようなところがいいものに感じる何とも不思議な作品だった (いつも月夜に本と酒)
- 嫌いじゃないけどなんとなくもにょる.感想書きにくいと皆が言う(私も思った)のもむべなるかな (十七段雑記)
審査員特別賞
佳作
- この広い世界にふたりぼっち /葉村哲
→感想リンク
- 美しく透明感のある文章と歪みを帯びた純真さをもつ世界の構成を描く心描写がすばらしい (彩彩華美)
- 狼と少女の恋物語が、これほどまでに悲しく美しく描かれるとは思いませんでした (booklines.net)
- 地味だけど、雰囲気がいい。鬱くてグロい。あと微妙に百合っぽい (ウォーターバード::Reading LightNovels)
- すみません、この不合理、理不尽、不条理な物語の読み方がわかりませんでした (ラノベ365日)
- 超つまんねえ。表紙にだまされた (いつも感想中)
- やってきたよ、ドルイドさん! /志瑞祐
→感想リンク
- 非常にテンポが良い。次から次へとネタが飛び出してくる感じ。とても楽しい (ウォーターバード::Reading LightNovels)
- いい感じに軽いノリに小気味のいいボケとツッコミ、これは楽しい!面白い! (いつも月夜に本と酒)
- 普通に楽しくストーリーが進んでいく分味気なさが際立ってどうにも印象に残らない (上下の青い無限)
- うーむ,レディメイド.レディメイドすぎてこれといってコメントが思いつかない (十七段雑記)
- よくあるドタバタの中から一歩も出てない (gobbledygook@book)
- ナインの契約書 ―Public Enemy Number91― /二階堂紘嗣 →感想リンク
- ぴにおん! /樋口司 →感想リンク
[ 2008.12.03 ]