[映画] ラブライブ! The School Idol Movie
第二期の〆方が素晴らしかったので、「どうやっても蛇足だよなー」と思ってたのだけど、うわー、蛇足なんかじゃぜんぜんないっ!! むしろ、きちんと終わらせるためには、この映画版がないといけないと思える、そんな内容でした。
いやー、実は、TVの第一期は早々に切ってて、たまたま見た第二期の9話「心のメロディ」辺りで、「アレ? もしかしてすごくね?」と再放送で見直した口です。アニメ以外のゲームやライブはフォローしていないので、そんなんで映画観て楽しめるのかなーとも思ってたのだけど、まったくの杞憂でした。まあ、映画の内容自体は、どたばたして、歌うたってるだけだけどなー。
映画の感想はというと、前半の海外でのシーンは、私も海外出張とかしたときには基本ホテルから出れない人なので、そんな思い出がいろいろ刺さったり。ホテル名間違いとか街中で迷子とか、恐怖すぎるっ。そして後半、これはライブ展開もしているラブライブならではだよねん。海外から戻ってきたら、単に人気モノになっていただけでなく、明らかに現実世界のファンやスタッフの想いも織り込んだ世界に変わってるという。しかし、あれだけ人気が出てるのに一般人がまったくいない秋葉原というのは、どういう演出意図なんだろうか? あと、高山みなみ。
あー、あと、キャラの絡みがやっぱ楽しいよね。ホテルの部屋割りとか、飛行機の席順とか、どういう組み合わせで、どう絡んでいくのか、ほんと楽しみでしかたない。キャラ的にいうと、実は、特にお気に入りの娘がいなかったりするのだけど。強いてお気に入りの娘を挙げると、にこか、白米の娘か、ババ抜きで勝てない娘かしら。いや、今回、海未ちゃんの扱い酷くね?(笑)。
ただ、ちと残念だったのは、ミュージカルのように歌を織り込むよりも、ライブで何曲もやるような盛り上がりがほしかったんだよなー。アイドルアニメといえば『クリーミィマミ』を思い浮かべる世代なので、あのマミのファイナルコンサートのような(^^;。いや、まあ、そこはライブに行け、という話なのかしら。大昔、声優イベンターだった頃は、わりと跳んだり跳ねたりしてたので、「SUNNY DAY SONG」みたいなシーンはすごく惹かれるのだけど。
TVアニメ第二期、11話「私たちが決めたこと」の海から駅までのシーンがすごく好きで何度も繰り返し繰り返し観てたりするので、だからこそ、続きはありえないと思っていたのだけど、「みんな」の物語であれば、これはむしろ描かれなければいけないよなぁん。終わりではなく、未来を感じさせる素晴らしい作品でした。
[ 2015.06.22 ]