ロウきゅーぶ!
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ! /蒼山サグ -
最高傑作級っ!! 萌えて燃える、良質のスポ根ロリ小説ですっ!! 文章も読みやすく、展開も熱く、その上で、小学生の女の子が、非常に可愛く描かれていて、もうもうたまりませんっ!!
第15回電撃小説大賞銀賞受賞作。小学校の女子バスケ部のコーチを引き受けることになった、高校生・長谷川昴。部員の待つ体育館に入ると、何故かメイド服を着た女の子たちが……。という感じで、ヒロインたちが小学生というのが凶悪なのだけど、ベースは、かなり真っ当なスポ根モノ。部の存続をかけて、チーム一丸となって勝負に挑む姿は、王道だけにほんとに熱いっ!! 試合のラストでは、マジに涙ぐんでしまいましたよ。そして、五人の女の子たちが、生き生きと可愛く描かれているのが、またまたたまらないっ!! なかでも、少女たちの日常を垣間見せる幕間の SNSのやり取りが非常に良いねぇ。いやぁ、作品としてのクオリティも高く、ホント、めちゃくちゃ面白かったですっ!!
[ 2009.02.10 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(2) /蒼山サグ -
ロリに偽装した正統派スポ根モノということで話題だった『ロウきゅーぶ!』の続編。小学校の女子バスケ部のコーチに復帰した昴とその女子バスケ部たちの次ぎの目標は、クラス対抗球技大会。今度は、少年・竹中の仲直りの物語りが中心で、スポ根というより、『中学生日記』的な綺麗な友情ストーリーに仕立ててあるのだけど、やはり、文章、構成ともに、非常に読みやすく、ホント巧いなぁ。……それにしても、幼なじみの葵登場でラブ寄せかと思ったら、葵は顔を見せただけでストーリーに絡むことはなく、葵の立場はいったい(^^;。
[ 2009.06.18 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(3) /蒼山サグ -
最高傑作級ぅ~。読んでてとにかく、にやにやしまくりっ!! いやもう、あまりに鈍い昴が酷すぎる。そして、葵がいじらしすぎるぅぅ~。
女子ミニバスケのスポ根モノという皮をかぶったロリ小説の第三弾。前巻で顔だけみせていた幼なじみの葵が大活躍。いやぁ。女子小学生たちのチャットログもそうだったけれど、新たに加わった葵の日記もなかなか良いアクセントになってるよなぁ。葵の丸わかりな恋心が素晴らしい素晴らしい。素直になれない世話焼き女房気質というベタベタな幼なじみぶりが、うきゅぅ~~~~。そして、そんな想いにまったく微塵も気づかない昴が酷い、酷すぎる。もっとやれ~~。
[ 2009.10.14 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(4) /蒼山サグ -
葵の空回りは愉快だったけれど、総じて、普通。や、そろそろキャラの関係性も固定化して、ストーリー上の波乱もなく、よく言えば、まったりしてきた印象。……もうちょっと、動きがないと、正直、物足りない予感も(^^;。
夏休み。県の強豪・硯谷と合同合宿。昴は男1人、女子校へ。という感じで、昴に対してロリ疑惑を抱く葵の空回りぶりは面白かったけれど、物語上はあまり大きな動きがなくて、決して、つまらなくはないのだけど、物足りないのは否めないかな。や、ラブコメ路線ともスポ根路線ともどっちつかずだし。……それにしても、部員が足りず、公式戦へ参加できないことが明らかになったわけだけど、ほんと、今後はどうするつもりなんだろ?
[ 2010.03.01 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ! (5) /蒼山サグ -
スポ根小説らしく合宿&特訓回。水着回ともいう(^^;。非常に安定して楽しめる内容で、そして、いつも以上に、サービスシーンと小ネタが多い印象でした。面白かったっ!! 基本は、ひなたのターンだったけれど、智花といい、愛莉といい、葵といい、お色気担当の扱いが酷すぎるな(笑)。
[ 2010.06.16 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ! (6) /蒼山サグ -
サービスシーンが盛りだくさんすぎるだろっ!! というわけで、この6巻は雑誌掲載分や書き下ろしを含む短編集。バスケシーンがほとんどないので、スポ根モノとして本作品を評価してる人からは、不評な予感の内容だけど、私は好きです。期待通りのサービスシーンの連続に、もう、にやにやしまくり。やりすぎなぐらいのあまあまでエッチな描写がたまらないっ!! ただ、智花が優遇されすぎな予感なので、もっと、愛莉やひなたの活躍があってもいいと思ったり。……それにしても、外で読むには非常に恥ずかしい挿絵だけは勘弁なっ!!
[ 2010.10.23 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ! (7) /蒼山サグ -
“俺の頭の中はもう智花のことでいっぱいだ”。いやもう、思わせぶりな文章だらけなのは、相変わらずだなっ!! ……昴の中学時代のライバル選手が登場っ!! ということで、今巻の話の中心は、昴のバスケ対決。女の子メインの作品にもかかわらず、将来の公式戦での昴たちの再戦を読んでみたいと思う私がいた(^^;。女の子たちのサービスシーンの連続もそれもそれで当然嬉しいんだけど、[漫画]『おおきく振りかぶって』みたいな少年たちのスポ根モノとして物語っても、きちんとまともに面白いんじゃね? いやぁ、面白かったっ!!
[ 2011.02.14 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(8) /蒼山サグ -
読んでてにやにやが止まらないっ!! 相変わらず、すばるんの無自覚な発言とモテぶりがすげーよ。紗季とのデートに誕生日会で、うわぁ~~。……で、公式戦に向けて、どう部員を増強するんだろ? と思ってたけど、なるほど、こうきたかー。フランスから来たミミ登場でバスケ対決。ミミたちがどうチームに合流していくのか、一緒になったチームでどう試合するのか、今からすげー楽しみです。そして、すばるんのハーレム化はどうなっていくんだっっっ!!
[ 2011.07.20 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(9) /蒼山サグ -
もはや様式美だけど、すばるん、鈍すぎっ!! その台詞のあざといことあざといこと。もう、とにかくにやにやしまくりですよ。葵と泊まりで京都旅行という展開で、とにかく鈍いすばるんと、意識しまくりな葵が、愉快すぎて楽しい楽しい。ほんと、二人のギャップが酷いな(^^;。いやもう、同室とか、葵がとにかく楽しい、素晴らしい。
一方、時同じくして、修学旅行で京都に向かう慧心の面々。竹中、不憫すぎる(笑)。誘拐劇はちと無理ありすぎだけど、ラストでそういう展開か。今後5年生チームと合流していく展開かと思ってたのだけど、こうきたかー。
[ 2011.11.05 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ! (10) /蒼山サグ -
アホすぎる(笑)。短編集なので各話ともネタ重視なのだけど、どれもしょーもないネタばかりで酷いな、いい意味で。まあ、どれも面白いのだけど、スポ根展開が皆無なので、ちょっと軽すぎるのは仕方ないかしらん。……というわけで、電撃文庫MAGAZINE等で発表した作品を集めた短編集。スポ根要素が少ないと、ほんとネタがエロ方面に下品すぎる、“おまたぬるぬる”とか(笑)。収録作で特に印象深かったのは、書き下ろしの「決戦は遊園地!?」。ゾノ、お前変態すぎるだろっ。
[ 2012.02.20 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(11) /蒼山サグ -
相変わらず、女子小学生を好きすぎる昴の心の声が酷すぎる(笑)。“ノー小学生、ノーライフ”とか、“うどんは、小学生に限る” とか、そんなに小学生が最高かよっ!! いやぁもう、読んでて、にやにやしまくりで、笑いが止まらない。真面目に小学生を思う昴と、やり過ぎ感が否めない地の文のギャップが、ほんとヒドイな(笑)。
そんな愉快な、高校生コーチの昴と女子小学生のバスケに青春を賭けるスポ根モノ『ロウきゅーぶ!』ですが、ストーリーのほうは、いよいよ公式戦参加のための地ならし。試合展開は熱いんだけど、今回は、ちょっと予定調和的で予想通りそのまんま、という気も。そゆ点ではちょっと物足りなかったり。……なにはともかく、これで、次回からは、対硯谷に中心とした公式戦メインの展開か。10人で、どうチームを組み立てて戦っていくんだろ。椿と柊のコンビも当然試合で重要な役割を担ってくんだろうし、スタメンとかどんな感じになってくんだ? いやぁ、今からすげー楽しみすぎるっ!!
[ 2012.11.15 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(12) /蒼山サグ -
10人揃って、いよいよ公式大会。競争心激しい5年生チームと6年生チームが、きちんと一つのチームになるか?! という展開なのだけど、何故に昴はメイドさんと風呂に入ってるんだ(笑)。……相変わらず、昴はいろいろオカシくて楽しいのだけど、今回は、わりとオーソドックスにスポ根モノの筋立てなので、加えて、なかなかに熱いなぁ。ただ、いろいろと盛りだくさんに詰め込みで、ちょっと遊びがあんまりなかった感がするけど。
そして、いよいよ始まった公式大会は、……立ち上がりは、順調すぎるぐらい順調だけど、続きはどうなるんだろ? 勝ち進めて全国編とかあるんだろか??
[ 2013.04.29 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(13) /蒼山サグ -
うわぁっ、いきなり最終巻かー。そうか、作品内で、そんなに時間が経っていたのか……。いや、考えてみれば、中学生編は作品のノリとしてありえないし、このタイミングで終わるしかないような気もするけど、もったいないっ、もったいなさすぎるよなー。
そゆわけで、vs硯谷後半戦。手に汗握る白熱した展開で、熱い熱い。や、マジにロリなしでスポ根やってるっ!! 真帆の件は、ちょっとあざとい気もするけど、チーム一丸で戦う展開のためには、まあ、やむなしか。最後の最後まで、もう、魅せる魅せる。素晴らしいっ!!
そして、旅立ち。このまま続きが読みたいけれど、やっぱり、この作品は、ここで終わるのが綺麗かなぁ。いろいろと想いを馳せるラストで、いいね。ラストのエピローグも、うわぁ、ここで、そういう智花のエピソードを持ってくるかっ!! 続きがないのは残念だけど、ほんと綺麗でいいラストでした。
[ 2013.07.25 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(14) /蒼山サグ -
ラストの大ピンチな事態は、結局、どうなったんだぁ~~~。
本編はすでに終わっていますが、『電撃文庫MAGAZINE』掲載分を纏めた短編集。次の15巻が最終巻だったはずなので、さらにまだ、文庫一冊分の短編のストックがあるということか。短編といっても、やってることはいつもと一緒。まあ、違いがあるとすれば、女の子たちの親御さんたちが絡んできたり、あとは、万里にわりと焦点当ててんのんな。万里のシスコンぶりは、無自覚な昴に比べてヤバいんだけど、そこがコミカルでなかなか美味しい。今回書き下ろしの「温泉決戦大作戦!」での昴との対決も、盛り上がる盛り上がる。おもしろいっ!!
まあ、本編は終わっているし短編集だしで、消化試合的な感じがするのも、正直否めないけれど、とにもかくにも、残り一冊か。最終巻も、基本、短編集だと思うのだけど、ラストエピソードはなにか入れてくるのかしらん?
[ 2016.01.22 ]
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(15) /蒼山サグ -
感動の完結編。てっきり短編集かと思ってたのだけど、最終巻は書き下ろしだったのか。……本編最終巻と言われてた13巻の立場は(^^;。
そゆわけで、卒業を間近に控えた二月、昴と六年生チームたちは、全国大会出場チームとの合同合宿へと……。と、合宿先の女の子二人は、小学生とはいえ大人びすぎて、『ロウきゅーぶ!』のキャラとしてはちょっと違和感覚えたのだけど、ラストの試合は、やはり盛り上がるな。なんやかんやで、『ロウきゅーぶ!』は、スポーツものとしていい作品だったと思う。手に汗握る熱い接戦がたまらないっ!! もちろん、女の子たちも可愛いのだけど、ひなたはやっぱヤバいだろ(笑)。どう見てもお巡りさん案件です……。
とにもかくにも、これで『ロウきゅーぶ!』も終わりか。別に13巻で終了しててもよかったと思うのだけど、ただ、蒼山サグが筆をおいただけで、物語世界はこのまま続いていくような余韻を持たせた終わり方は悪くない。まあ、小学生じゃないひなたたちというのも想像できないけどなー。
[ 2016.02.07 ]