好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! - 2011年7月


2011 7 2

もう今年も、半年たってしまったよ……。というわけで、せっかくなので2011年上半期に読んで面白かったライトノベルを並べてみますよっ。

新規

雨の日のアイリス /松山剛 (→感想)
[TVA]『日常』は、東雲研究所のパートさえあればいいと思っている私です。や、古くは『超時空世紀オーガス』のモーム、少し前だと『To Hearts』のマルチやセリオ、『RISE』のななこに、『Rimlet』の玲奈、『しすたぁエンジェル』のメムと、僕らの心を捕えて離さないロボ娘ですが、そんなロボ娘が活躍する本作。いやぁ、健気なロボ娘・アイリスの運命が、とにかく哀しくて素晴らしいっ!!
【11上期ラノベ投票/9784048705301】

サクラコ・アトミカ /犬村小六 (→感想)
『とある飛空士への追憶』のアニメ映画化は、今秋でしたっけ? その『とある飛空士への追憶』『とある飛空士への恋歌』で人気の犬村小六が描く読みきり短編が、この『サクラコ・アトミカ』。『とある飛空士への追憶』や『とある飛空士への恋歌』も、高貴な人の王道的なボーイ・ミーツ・ガールだけど、本作も囚われのお姫様と牢番の少年の恋物語。構成も凝っていて、そして、綺麗な物語がとにかく秀逸でした。
【11上期ラノベ投票/9784061388017】

花咲けるエリアルフォース /杉井光 (→感想)
橋本紡から「きみが俺を超えられる確率なんて三割くらいだよ?」と Disられていた杉井光も、『神様のメモ帳』で、アニメ化作家の仲間入り。って、あれ? 橋本紡が一人で大騒ぎしていた騒動は結局どうなったんだっけ?<をい。それはともかく、そんな杉井光が描く『花咲けるエリアルフォース』は、内戦状態の日本を舞台に、太平洋戦争中の特攻機を彷彿とさせる戦闘機「桜花」を駆る少年少女の物語。それを切ない物語に定評のある杉井光に書かせたら、それで泣けないわけがないよなっ!! いやもう、天皇陛下万歳っ!!
【11上期ラノベ投票/9784094512571】

問題児たちが異世界から来るそうですよ? YES! ウサギが呼びました! /竜ノ湖太郎 (→感想)
これこそ、新人作家の鑑のような作品だよなぁ。とにかく今後が楽しみな新人作品。いろいろと荒削りだけど、めちゃくちゃ勢いがある、とにかく勢いだけで突き進む、これぞライトノベルといわんばかりの作品。正直、これが最近勢いのないスニーカー文庫から出たことがびっくり。<をい。
【11上期ラノベ投票/9784044748395】

既存

彩雲国物語 紫闇の玉座(上) /雪乃紗衣 (→感想)
2011年上期といわず、ここ数年でもっとも素晴らしい作品だと思う。中華風ファンタジー世界を舞台にした、ダメ王様と働く貧乏少女の物語もいよいよ最終章。もともとは、「高給に目が眩んで受けたアルバイトは、バカ王様の貴妃だった」という、わりとお気楽な王宮ロマンスだったのに、本編17冊、外伝4冊をかけて、なんだか凄く遠いところまで来たよなぁ。度重なる災害と派閥争いに破れ風前の灯の政権に、生命をかけて奮闘する秀麗。泣ける~。
【11上期ラノベ投票/9784044499211】

円環少女 (13)荒れ野の楽園 /長谷敏司 (→感想)
現代世界を舞台としたウィザーズバトルもとうとう完結。全共闘世代の生き残りによる核テロとか、あまりにライトノベルらしくない重厚な設定も魅力的だったけれど、それよりなにより、メイゼルときずな、二人の少女の選択が、とにかくせつなくて壮絶な物語でした。
【11上期ラノベ投票/9784044267155】

夢の上3 光輝晶・闇輝晶 /多崎礼 (→感想)
天蓋が覆う暗く陰鬱な世界で、抜けるような青空と輝く太陽を目指す人々の物語……。丁寧に組み立てられた6話構成がとにかく綺麗。や、どの作品も筆力の高さが光る多崎礼だけど、本作もほんとに上手い。三冊にまとまった物語は、ほんとにオススメっ!!
【11上期ラノベ投票/9784125011523】

[ 2011年上期のおすすめライトノベル ]


ぽかいもの。いよいよ『彩雲国物語』の最終巻が出たぁぁぁぁっ!!
  • [文庫] 彩雲国物語 紫闇の玉座(下) /雪乃紗衣 (→Amazon)
  • [文庫] 問題児たちが異世界から来るそうですよ? あら、魔王襲来のお知らせ? /竜ノ湖太郎 (→Amazon)
  • [文庫] 僕の妹は漢字が読める /かじいたかし (→Amazon)

2011 7 3

ラノベサイト向け投票企画「好きなライトノベルを投票しよう!! 2011年上期」を開催中です。投票〆切は7月16日(土)まで。投票お願いいたしますm(__)m。


2011 7 4

角川書店 ビーンズ文庫
彩雲国物語 紫闇の玉座(下) /雪乃紗衣

将来、劉輝治世が『最上治』と言われることになることはわかっていたとは言え、よくあの状況から、文句のつけようもないハッピーエンドに持っていったな。非常に感慨深いラストでした。……いろいろと力技すぎるけど(^^;。

残り一日の生命を大切に使うため、眠りにつく秀麗。一方、都落ちした劉輝は……。というわけで、最終巻になって、いよいよ劉輝が本気になるの巻。といっても、旺季との差は絶望的で、いままで蓄積した実績もなく、力技になってしまうのは、正直、仕方ないか。でも、もうちょっと、劉輝の将来に名君主に至るための片鱗なり、前もって状況を打開する伏線が散りばめてあったら良かったのに(^^;。まあ、『彩雲国物語』のメインは、あくまで、秀麗であって、劉輝の物語というわけではないからしょうがないか。前巻までで、秀麗の物語はほぼ完結してたわけだし。

って、書いてるとどうも不満が先に出てしまうけど、劉輝の都落ちのくだりや、旺季との直接対決の場面は良かったです。特に、秀麗登場は、かっこよくてマジ泣ける。そして、全てが救われるラストが、ホント素晴らしかったですよっ!!

[ 彩雲国物語 ]


2011 7 5

メディアファクトリー MF文庫J
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ3 /鈴木大輔

アレ? 姫小路兄妹って、ひとつ屋根どころか、同じ部屋で暮らしてたんだっけか(^^;。そして、ぎんぎん、可愛いよ、ぎんぎん。なにあのお風呂。……しかし、3巻になって、なおさらストーリーがなくなって、マジにキャラの掛け合いだけになってるな。素晴らしいケド、このままだと、どこかで飽きそうな予感も。

[ お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ ]


2011 7 10

富士見書房 富士見ファンタジア文庫
スノウピー3 スノウピー、恋愛する /山田有

あとがきにもあるけど、スノウピー、恋愛しないorz。や、恋愛に興味を持ったスノウピーと、可香谷さんを取り巻く恋愛模様が楽しい楽しい。もう、読んでて、にやにやしまくりですよっ!! しかし、その前半の日常会話を中心としたラブコメ展開の秀逸さに比べ、後半、戦闘シーンのつまらなさと言ったら……。ていうか、そこは、バトル展開じゃなくて、可香谷さんの恋愛にスノウピー参戦という展開にすべきじゃね? こー、持ち味殺して、バトル展開はじめるのか、意味がわからない……。

[ スノウピー ]


ここ数日、体調壊して死んでました。それでも、会社休めない……。

ぽかいもの。電撃文庫、新刊。
  • [文庫] ロウきゅーぶ!(8) /蒼山サグ (→Amazon)
  • [文庫] 神様のメモ帳7 /杉井光 (→Amazon)

2011 7 13

角川書店 スニーカー文庫
問題児たちが異世界から来るそうですよ? あら、魔王襲来のお知らせ? /竜ノ湖太郎

やぱし、すげー面白いな、これ。今回は、問題児三人の中で明らかに能力が足りてない飛鳥嬢のパワーアップ編。魔王魔王というわりには大して強くないんじゃね? とか、そもそも飛鳥がパワーアップしても十六夜に比べたらまだまだ弱いんじゃね? とか、思うところも多いのだけど、そういう荒削りな部分までもむしろ魅力に感じさせるような、ダイナミックで強引な筆致が素晴らしすぎるっ!! ほんと、おもしろいおもしろい。好み的には、特に、十六夜中心に、もっと傍若無人でいいと思うんだけど、とにかく、続きのすげー楽しみすぎるっっっ!!

[ 問題児たちが異世界から来るそうですよ? ]


2011 7 14

ホビージャパン HJ文庫
僕の妹は漢字が読める /かじいたかし

やたら評判になっていたので買ってみたのだけど、さすが評判になっているだけあって、設定がぶっ飛びすぎてるなぁん。舞台は23世紀の日本。萌え作品が文学の正統となり、日本語から漢字が使われなくなっている未来。そんな未来で作家を目指す文学少年の主人公……。という感じで、とにかく設定だけでお腹いっぱい。ただ、肝心の内容は、う~ん、小説として、面白かったかというと、かなり微妙。正直、読み進めるのがかなりしんどかったり。いやぁ、妹クロハの兄想いぶりは良かったんだけどねぇ。

[ 僕の妹は漢字が読める ]


絶賛投票受付中「好きなライトノベルを投票しよう!! 2011年上期」も、投票〆切まで残すところ三日弱となってます。まだ投票されていないサイト主のかたは、ぜひとも、投票をお願いいたしますm(__)m。現時点では、『雨の日のアイリス』『花咲けるエリアルフォース』辺りに比較的票が集まっている様子。

ところで、「好きなライトノベルを投票しよう!! 2011年上期」以外にも、二つほどラノベの投票企画が立ち上がっているのでご紹介。

2011 7 16

ライトノベル感想リンク集 で、2011年上期にリンク数の多かった上位8作品を並べてみました。このリンク集は、私の観測範囲内で見つけたライトノベルの感想を捕捉したものなので当然の偏りはありますが、まあ、この半年にライトノベルサイト界隈でよく読まれた作品を、ある程度、表したものになるのではないかと(^^;。

涼宮ハルヒの驚愕 /谷川流19LINKs
前巻から4年。あの大ブームを巻き起こした涼宮ハルヒの新作が、とうぜんのように貫禄の一位。次はいつ出るんだろう(^^;。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(8) /伏見つかさ17LINKs
昨年末にTVアニメは終了したものの人気は継続。作中で実在する個人ニュースサイトを登場させたり、桐乃、黒猫名義のTwitter公式アカウントを作ったりと、ネット上とのコラボ企画も多いだけあって、ネット上ではやっぱり根強い人気があるよね。

はたらく魔王さま! /和ヶ原聡司16LINKs
第17回電撃小説大賞<銀賞>受賞作。「新人賞作品は、とりあえず押えとく」という人も多く、特に、電撃文庫の新人作品は感想が集まりやすいのだけど、その中でも、『はたらく魔王さま!』が頭一つ飛び向けていた模様。

ベン・トー7 真・和風ロールキャベツ弁当280円 /アサウラ16LINKs
「このライトノベルがすごい!」「ライトノベルサイト杯」等の投票企画の常連、特に、ネット層からは絶大の支持を受けていた『ベン・トー』シリーズだけあって、やはり人気は高いよなぁ。もともとマニア受けな要素が強いと思うんだけど、今秋のアニメ化で、作風やファン層に変化が出るのかどうか、ちょっと楽しみ。

ゴールデンタイム2 答えはYES /竹宮ゆゆこ16LINKs
『とらドラ!』の竹宮ゆゆこの次作、『ゴールデンタイム』シリーズ二作目。主人公が大学生とラノベらしからぬ設定が話題になったけれど、2巻でもきちんと人気が継続してるということは、『とらドラ!』同様に評価されているということか。

とある飛空士への恋歌5 /犬村小六16LINKs
人気の高い『とある飛空士への恋歌』もこの5巻で綺麗に完結。飛空士シリーズと銘打って、同一世界の作品をシリーズとして扱ってるけど、人気があるにもかかわらず、ムリに延命させずに5巻で終了させるガガガ文庫も凄いよなぁ。

僕は友達が少ない(6) /平坂読15LINKs
アニメ化も決まった『僕は友達が少ない』は、ラノベサイト界隈に限らず、今、もっとも旬なライトノベルだよねん。私の観測範囲を広げれば、いくらでも感想が見つかりそうな予感(^^;。

僕と彼女のゲーム戦争 /師走トオル14LINKs
作者の師走トオルが震災の義捐金に100万円振り込んだり、実在するゲームタイトルやウェブサイトを作中に登場させたりして、ネット上での話題には事欠かなかっただけに、スタートの出だしは上々。今後、第二の『俺妹』みたいな立ち位置になっていくのかしらん?

[ 2011年上期にネット上での感想が多かったライトノベル ]


2011 7 18

ラノベサイト向け投票企画「好きなライトノベルを投票しよう!! 2011年上期」、期間中にたくさんの投票ありがとうございました。今回は、62人のサイト主から投票いただきました。全体の投票結果は こちら に纏めていますが、以下、投票の多かった作品について簡単に纏めてみます。

集計結果

1位(14票) はたらく魔王さま! /和ヶ原聡司
私的に、この作品が 1位になるとは予想外でした。第17回電撃小説大賞<銀賞>受賞作と今年デビューの新人作品。確かに、今年の電撃小説大賞の中では広く読まれていた作品ではあるけれど、ここまで人気があったのかー。

2位(12票) 花咲けるエリアルフォース /杉井光
ネットでは人気のある杉井光。今回は、アニメ化した『神様のメモ帳』を差し置いて、新作『花咲けるエリアルフォース』のほうが投票を集めました。内戦中の日本を舞台に、杉井光らしいせつなさが光る作品です。

3位(11票) 神明解ろーどぐらす5 /比嘉智康
ラノサイ杯2010上、好きラノ2010下でも上位に入っていた『神明解ろーどぐらす』が、シリーズ完結ということもあって、安定して票を集めました。シリーズ完結ということなら、“文学少女”や『とある飛空士への恋歌』、『七姫物語』などもありましたが、それらを抑えて、既存作品では1位なのか。

4位(10票) 雨の日のアイリス /松山剛
せつないロボ娘モノとしてネットでも話題に上っていたので、当然の上位。むしろ、新規作品の大本命と思ってたので、もっと票が集まるかと思ってたよ(^^;。

4位(10票) ソードアート・オンライン7 マザーズ・ロザリオ /川原礫
電撃文庫の超人気作。本来、1位をとって当然の SAO がこの位置にいるのが、好きラノの特徴的な部分だと思ったり。

続いて、新規/既存で、シリーズ毎に投票していただいたものとみなして、再集計してみました。

新規

  • 1位(14票) はたらく魔王さま! /和ヶ原聡司
  • 2位(12票) 花咲けるエリアルフォース /杉井光
  • 3位(11票) アイドライジング! /広沢サカキ
  • 4位(10票) 雨の日のアイリス /松山剛
  • 5位( 8票) ヒカルが地球にいたころ…… /野村美月
  • 5位( 8票) 問題児たちが異世界から来るそうですよ? /竜ノ湖太郎
  • 7位( 7票) ビブリア古書堂の事件手帖 /三上延
  • 8位( 6票) 魔弾の王と戦姫 /川口士
  • 8位( 6票) それがるうるの支配魔術 /土屋つかさ

『はたらく魔王さま!』『アイドライジング!』『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』が新人デビュー作。杉井光や野村美月ら、ネット上では人気のある作家の新作も入ってますね。あと、メディアワークス文庫でプッシュされている『ビブリア古書堂の事件手帖』もランクインかぁ。

既存

  • 1位(12票) 神明解ろーどぐらす /比嘉智康
  • 2位(10票) ソードアート・オンライン /川原礫
  • 2位(10票) バカとテストと召喚獣 /井上堅二
  • 4位( 9票) “文学少女”シリーズ /野村美月
  • 5位( 8票) 涼宮ハルヒシリーズ /谷川流
  • 6位( 8票) とある飛空士への恋歌 /犬村小六
  • 6位( 8票) ロウきゅーぶ! /蒼山サグ
  • 6位( 8票) 七姫物語 /高野和

アニメ化もしてる人気作が多い中で、やはり、『神明解ろーどぐらす』の健闘が光りますね。あと、刊行ペースが遅くて昔から読んでた人しか投票しなさそうな『七姫物語』も比較的上位に入っていて、ほんと、好きな人が多かったんだなぁ。

[ 好きラノ2011上、集計結果発表 ]


2011 7 20

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(8) /蒼山サグ

読んでてにやにやが止まらないっ!! 相変わらず、すばるんの無自覚な発言とモテぶりがすげーよ。紗季とのデートに誕生日会で、うわぁ~~。……で、公式戦に向けて、どう部員を増強するんだろ? と思ってたけど、なるほど、こうきたかー。フランスから来たミミ登場でバスケ対決。ミミたちがどうチームに合流していくのか、一緒になったチームでどう試合するのか、今からすげー楽しみです。そして、すばるんのハーレム化はどうなっていくんだっっっ!!

[ ロウきゅーぶ! ]


パソコン新調したり。Shuttle の XS35GTV2。おおお、ファンレスで無音、素晴らしい~~。もはや、ウェブ巡回ぐらいにしかパソコンは使ってないので、Atomでもいいかと思ったんだけど、想像よりもちと重いかしらん? そして、筐体がわりと熱持ってるのだけど、大丈夫なのかしらん(^^;。とりあえず、環境移行中なので、いろいろと不便だったり。

アダルトゲームの市場規模推移をグラフにしてみた - spring efemeral
10年弱で市場規模は約半減かー。私もめっきりプレイしなくなってしまった……。


2011 7 23

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
魔法科高校の劣等生(1) 入学編<上> /佐島勤

主人公が超天才で、タイトル詐欺すぎる(^^;。いや、ダメ兄と優秀な妹ということで、べたな王道ストーリーかと思ったら、なに、この天才。一応、「実は隠れた才能が」というパターンを意識してる風ではあるけど、でも、はじめから天才を隠してないよね。そもそも、劣等生の根拠である「一科生」「二科生」に別ける高校の制度そのものも無理がありすぎて、どうにも読んでて違和感ありまくり。はじめから、達也パネェェェェェ、で良かったんじゃない?

というわけで、大人気Web小説が電撃文庫で刊行っ!! というのが売りらしい本作。魔法が科学的に解明された未来世界の高校で、主席入学の妹・深雪と補欠組の兄・達也の二人を中心とした物語。ただ実態は、やっぱり、無敵無双のお兄様とブラコンが素晴らしい妹という構図だよなぁん。兄妹はじめ魅力的なキャラと、銃と剣と魔法のバトル設定は非常に楽しみ。ただ、このバトル設定で学園モノなの? 大げさな設定のわりに、それだと物語のスケールはこじんまりしすぎな気が。や、きちんとおもしろいんだけど、一巻だけ読むと、いろいろとちぐはぐに思えて仕方ないんだよなー。今後、払拭されるのかしらん。

[ 魔法科高校の劣等生 ]


2011 7 24

ぽかいもの。ガガガとかスーパーダッシュ文庫とか。
  • [文庫] とある飛空士への夜想曲 上 /犬村小六 (→Amazon)
  • [文庫] ベン・トー7.5 箸休め ~Wolves,be ambitious!~ /アサウラ (→Amazon)
  • [文庫] テルミー2 きみをおもうきもち /滝川廉治 (→Amazon)

TVもとうとうアナログ放送終了かー。

ぶNOG ≫ erogmap/ラノベマップ等のサービス終了のお知らせ
“2010年の収集エントリ数が2009年の半分になるなど、世の中におけるブログ自体の衰退が既に起こっており、一つの役割を果たし終えたのかなと”。ブログの衰退……。やぱし、twitter と SNS があれば、十分な世界になってるのかしらん?


2011 7 28

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
神様のメモ帳7 /杉井光

うわぁ、相変わらず、切なすぎる物語だ。鏡像の奇跡とラストシーンに涙。そして、ナルミに対するアリスの態度が可愛くて可愛くて、にやにやが止まらない。前からあそこまで露骨でしたっけか(^^;。

というわけで、今回の依頼者はアイドル歌手の夏月ユイ。うわぁ、ほんと、ユイとナルミの二人にヤキモキするアルスがたまらない~~。とにかく、アリスが可愛くてしかたないのだけど(^^;、物語もせつなくて素晴らしい。鏡像の奇跡が哀しすぎる。そして、“靖国で逢おう”か。淋しくて切なくていい話でした。

[ 神様のメモ帳 ]


Togetter - 「名物編集者・太田克史氏(星海社)の、作家志望者への叱咤」
Togetter - 「作家さんを目指す皆さんは、デビューすることを夢にしないでください。イラストレーターさんなら、小説の挿絵、ゲームの原画、商業の依頼が来ることを夢にしないでください」
星海社の太田克史、電撃文庫の三木一馬それぞれの作家志望者への言葉。いわゆるワナビの人は、“作家になりたい”というわりにそもそも小説もなにも書いてない印象なので、どうなんだろう。作品を書き続けていたら、アマチュアでも作家は作家だろうとか思ったり。……それにしても、作家志望でないブロガーの立場でいえば、他人の作品の悪口を巧く書けるようになりたいよなぁ、と強く思ったり。


2011 7 31

来月の新刊チェック。ラノベの杜 と 某書籍購入支援 から。
  • 08/01 [文庫] それがるうるの支配魔術 Game2:リメンバランス・パズル /土屋つかさ
  • 08/05 [文庫] ランジーン×コード tale.3.5 コトモノたちの夏休み /大泉貴
  • 08/05 [文庫] 暴走少女と妄想少年4 海だ! 水着だ! 夏休みだ! /木野裕喜
  • 08/10 [文庫] 新約 とある魔術の禁書目録(2) /鎌池和馬
  • 08/10 [文庫] ソードアート・オンライン8 アーリー・アンド・レイト /川原礫
  • 08/10 [文庫] 魔法科高校の劣等生(2) 入学編<下> /佐島勤
  • 08/10 [文庫] 輪環の魔導師9 神界の門 /渡瀬草一郎
  • 08/10 [文庫] 嫁にしろと迫る幼馴染みのために××してみた /風見周
  • 08/20 [文庫] フルメタル・パニック! アナザー1 /大黒尚人
  • 08/20 [文庫] フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生? /賀東招二
  • 08/20 [文庫] 変態先輩と俺と彼女1 /山田有
  • 08/25 [文庫] 疾走れ、撃て! 6 /神野オキナ
  • 08/25 [文庫] 変態王子と笑わない猫。4 /さがら総
  • 08/26 [漫画] 成恵の世界(12) /丸川トモヒロ
そいえば、宝島社様から、『ランジーン×コード(3.5)』と『暴走少女と妄想少年(4)』が届いてました。早いよ(^^;。