好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! - 2016年1月


2016 1 3

講談社 講談社ラノベ文庫
彼女がフラグをおられたら ちがう水泳大会で出会えていたら、私達親友になれたかもね…… /竹井10日

凛くんの扱いがあまりに雑すぎる件。雑すぎるといえば、天界との戦いも酷いなぁ。……いや、読者もイチャラブ目当てだし、イチャラブしてればいいというのは確かに正解かもしれないけれど、一応、メインストーリーである颯太の運命や天界とのあれこれが、あまりにおざなりだろ。

じゃあ、肝心のイチャラブがおもしろいかというと、深雪先生はなかなか美味し、菜波も良かったけれど、すでに恋愛モノとしてはドキドキもなにもなく旬は終わった感あるし、全体にマンネリ気味で、今一つなんだよなぁ。このままだらだら続けても、まあ、竹井10日の独特の文章だけでもそれなりにおもしろくはあるんだけど、それだけだともったいないなー。

[ 彼女がフラグをおられたら ]


あけおめ。


2016 1 7

宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
スクールライブ・オンライン7 ラストマン・スタンディング(前) /木野裕喜

木野裕喜の無垢で純真なセンスはやっぱ素晴らしいわ。はじめのキス対決も素晴らしいのだけど、中盤の谷本のやり取りも最高っ!! 木野裕喜の最大の魅力は、恋愛にしろ友情にしろ、小学生のようなピュアな感覚で書ける部分だと思うのだけど、今回のエピソードはそれらがいかんなく発揮されていて素晴らしかった。この稀有なセンスは、ほんとに最高すぎるっっっ!! もちろん、いよいよ物語完結に向けてはじまった、攻城戦からのラスト展開も、熱く次巻を期待させる展開で良かったわ~~。

そゆわけで、最終巻を予告しながら、結局、一冊で纏まらず最終章の“前”巻となりました、と。いや、初っ端からキス対決とか本筋と関係ないような桃色な展開を書き始めたら、そりゃ一冊で収まらないだろ(笑)。そもそもクライマックスといいつつ、≪高天原≫と戦うまでは距離ありそうなんだけど、ほんとに次で終わるのか!? まだ、前哨戦でラストに向けての舞台づくりという感じ。その舞台づくりは、……やっぱ、<ART>絡みの設定は、突っ込みどころが多くて酷すぎるな。どこの世界にそんな稚拙な運営をする企業がいるのか、って話ですよ。木野裕喜は良くも悪くも小学生なセンスなのだけど、<ART>絡みは、ほんと悪い意味で小学生の知識で考えた会社というレベルでしかなく、せっかくいいところも多い作品なのに、この設定に関しては、マジ何とかしてほしかったわ。

……なにはともあれ、次回、最終巻が楽しみですっ!!

[ スクールライブ・オンライン ]


年が明けてからずっと体調が悪いんですが、世界を見渡しても、イランとサウジは喧嘩を始めるし、北朝鮮は人工地震起こすし、株価は急落するしで、幸先悪すぎじゃないですかね? 今年。

業界の常識?『ラノベ作家の寿命は3年』説って聞いたことある? - Togetterまとめ
この世の全てはこともなし : ラノベ作家の寿命は3年、というのは本当か? 調べてみました。
2012年デビュー作家の71人は、半分は作家活動を続けていて、アニメ化が5人。3年だと、そこそこ生き残ってる感じか。

[2016年ラノベ市場展望]ネット発小説の拡大続く 紙書籍と「住み分け」 | マイナビニュース
“作品を発表するネットは「試し読み」の役割を果たし、お気に入りの作品を紙媒体で購入して楽しむ” そういう傾向はあると思うのだけど、ただ、ネットで試し読みをする層と実際に購入してる層って、重なってるんだろうか?


2016 1 9

KADOKAWA スニーカー文庫
転生従者の悪政改革録 /語部マサユキ

めちゃくちゃおもしろいっっっ!! 素晴らしい学園ラブコメ。いや、最近よくある異世界転生ものなんだけど、憧れの先輩と二人で転生してラブコメ中心に展開するのがいいねっ!! もちろん、現代日本のチート知識で無双する展開も楽しい。いやまあ、だいたい先輩が素晴らしいのだけどっ!!

そゆわけで、観察眼が素晴らしく相談役を担うことの多い主人公・水町勇利が、憧れの先輩と謎の力に巻き込まれ、気がつけば、魔法世界で没落貴族の跡取りに転生していた、と。まあ、参謀タイプの主人公が、異世界に転生して活躍するというありがちなパターンの導入なのだけど、一緒に飛ばされた七海先輩のキャラが非常に楽しく、その七海先輩とのラブコメメインの展開が素晴らしいのよ。七海先輩、容姿端麗で才色兼備な完璧超人というキャラなのに、どう見ても残念系で愉快すぎるだろっ!! 天然で無防備で鈍感な属性持ちで、主人公へのわざととしか思えないスキンシップの数々も、ラブコメらしく最高っ!! うーん、どうせなら、七海先輩の魔法設定ももっと無双できる方向で良かったんじゃないかな? いや、ラストの対決とか、そこはもっと七海先輩に活躍させるべきところだと思う。七海先輩に比べて勇利が優秀すぎるので、この先、七海先輩がただのヒロインに成り下がりそうなのが、ちょっと不安なのよなー。

一巻は、あくまで異世界の学校が舞台だったけれど、続きはもっと大きい話になるのかしらん? タイトルからするとあくまで自国の改革までで隣国との戦争とか、さすがにそこまでは話は広がらないか。いやぁ、現代日本側の展開も楽しみで、今後も大期待ですっ!!

[ 転生従者の悪政改革録 ]


2016 1 14

エンターブレイン ファミ通文庫
碓氷と彼女とロクサンの。 /阿羅本景

「アプト式」「EF63」、[TV]『ブラタモリ』の軽井沢回 でやってた奴ですね、知ってますっ!!

「ロクサン」というのは、国鉄が碓氷峠専用に開発した電気機関車「EF63」のこと。本作は、すでに廃線となってる旧信越本線・碓氷新線に、伝説の「ロクサン」を復活させよう、という話。なんという鉄道オタク向けの話だ。や、あとがきを読むと、まず企画があって執筆依頼されたような書き方だけど、よくこんなマニアックな話を採用したな、ファミ通文庫っ!!

物語は、よくできた青春ストーリーという感じで、ネタがマニアックな部分を除けは割かし地味。正直、お姉さまがストーリーに絡んでくるまでは、ちと退屈かなぁん。まあ、マニア向けに鉄道周りをはじめべたべたに現実ベースのようなので、そこら辺は仕方ないかしらん。お姉さまが出てきてから、ストーリーが大きく動きおもしろくなってくるのだけど、逆に、いろいろとちょっと強引な印象。まあ、ファンタジー抜きな現実路線の青春ストーリーとしても悪くないかしらん。ただ、やっぱ基本、鉄向けだと思うので、そうでない自分には、ちょっと物足りないかな。

[ 碓氷と彼女とロクサンの。 ]


2016 1 15

SBクリエイティブ GA文庫
りゅうおうのおしごと! 2 /白鳥士郎

最高傑作級っ!! 2巻もすげーおもしろいなっ!! コミカルな筆致の中に、勝負の中で生きる人たち特有の「熱さ」があり、非常におもしろい。もちろん、弟子の あい を中心に、ヒロインたちの可愛らしさも絶品で、まったく、小学生は最高だぜ!!<作品が違う(^^;

プロ将棋界最高位の竜王に最年少でなった九頭竜八一と、その弟子の小学生・雛鶴あいの物語の第二弾。この二巻では、高飛車ツンデレ小学生棋士・夜叉神天衣、登場。名人からの依頼で、天衣の指導をすることに……、という感じの話。1巻でも思ったけれど、将棋の対局を文章でここまで熱く、おもしろく描くのは、ほんと凄いな。将棋に詳しくなくても、対局の凄さがビシバシ伝わる描写が、マジに上手い。あい&天衣の対局といい、八一の対局といい、熱い対局がたまらないっ!!

新キャラの天衣は、うわー、この設定はいろいろ卑怯だ。まあ、さすがにこのぐらい卑怯じゃないと、あい には対抗できないか。うん、可愛さでは あい がやっぱり最高か。そして、うわぁ、挿絵効果もあって、あの場面は、がくがくぶるぶる。<をい。……あいの可愛さも最高だけど、シャルちゃんがまた凶悪だよなぁ。舌足らずなセリフと無防備なスキンシップは、ベタなんだけど、だからこそ凶悪。そして、姉弟子の扱いはさすがにどうよ(笑)。いやー、キャラもめちゃくちゃ素晴らしくて、この作品、ほんとに素晴らしいわっ。最高っ!!

[ りゅうおうのおしごと! ]


好きなライトノベルを投票しよう!! - 2015年下期」、今回もたくさんのご投票ありがとうございました。今回は、『りゅうおうのおしごと!』の圧倒的な人気が目立つ結果でした。いつもなら総括の記事を書きたいところなのだけど、まとめる時間がない……。

将棋ラノベに目覚めたあなたへ #narou - Togetterまとめ
将棋ラノベは『りゅうおうのおしごと!』だけでなく、『王手桂香取り!』『ブラックランド・ファンタジア』『MA棋してる!』など、おもしろい作品がいろいろあるよというまとめ。

ライトノベルブログ初心者ガイド?これからライトノベルブログを始めたい方に? : 本達は荒野に眠る~まだ見ゆ最果てへ~
ライトノベルブログ初心者ガイド ?ネタと感想のブログリムガル? - WINDBIRD
“アクセス数を稼ぐには毎日、最低でも2日に一度は更新しないといけません”、……無理です、ごめんなさい。


2016 1 18

好きなライトノベルを投票しよう!! - 2015年下期」、今回も多数のご投票をいただきありがとうございました。少し遅くなりましたが、以下、簡単にですが総評的にまとめます~。

総合

1位(15票) りゅうおうのおしごと! /白鳥士郎
まさかここまで人気を集めてるとはっ、圧倒的ではないかっ!! 『のうりん』の白鳥士郎が贈る最新作は将棋ラノベ。熱い展開もコミカルな展開もあり、キャラも素晴らしく、もちろん将棋の対局の描写も最高で、個人的にもいま、いちばんのおススメです。この1月に出た限定特装版はドラマCD付きで、GA文庫の力の入れてることがわかります。

2位( 8票) とある飛空士への誓約(9) /犬村小六
『とある飛空士への追憶』からはじまる、戦闘機を駆る飛空士たちの物語もこれで完結。シリーズすべてが収束するグランドフィナーレは、とにかく綺麗で感動的。あの最終巻を読んだら投票したくなるのもわかります。

3位( 7票) ゲーマーズ!(3) 星ノ守千秋と初恋ニューゲーム /葵せきな
2015年上期にスタートしたこのシリーズも、前回に引き続きランクイン。ゲーム同好会を中心としたクオリティの高いラブコメは、2巻、3巻として継続した人気を得ているようです。

3位( 7票) 碓氷と彼女とロクサンの。 /阿羅本景
鉄ラノベ。よくできた青春ストーリーなのだけど、よくできた青春ストーリーではあるけれどっ、この鉄道マニア向けの内容で、なぜ、ここまでの人気にっ!?

3位( 7票) ざるそば(かわいい) /つちせ八十八
第11回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>受賞作。ヒロインが ざるそば というわけがわからない設定で、こういうぶっ飛んだ作品が出てくるのが、ライトノベルの新人賞だよね。

続いて、新規/既存でシリーズ毎に再集計。

新規

  • 15票: りゅうおうのおしごと! /白鳥士郎
  • 7票: 碓氷と彼女とロクサンの。 /阿羅本景
  • 7票: ざるそば(かわいい) /つちせ八十八
  • 6票: ラン・オーバー /稲庭淳

やはり、『りゅうおうのおしごと!』の強さが目立つ結果。『ラン・オーバー』は、講談社ラノベ文庫の新人賞作品なのだけど、審査員の榊一郎にして“激しくカテゴリー・エラー”と言わしめた話題作。カテゴリーエラーにも関わらず受賞作に選ばれただけあって、読んだ人の評価も高いですね。

既存

  • 9票: 妹さえいればいい。 /平坂読
  • 8票: クオリディア・コード /橘公司、さがら総
  • 8票: とある飛空士への誓約 /犬村小六
  • 8票: ゲーマーズ! /葵せきな
  • 6票: 六花の勇者 /山形石雄
  • 6票: ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 /野村美月

シリーズにまとめると『妹さえいればいい。』が1位になるのか。『クオリディア・コード』は、すでにアニメ化も決まったシュアワールドプロジェクト。橘公司、さがら総と別々に書いているので合算するかは迷いましたが、どちらにしろ人気なのは間違いなし。平坂読、山形石雄、野村美月と、ここら辺は、いつもの作家さんが上位にきますねー。

[ 好きラノ2015下、投票結果のまとめ ]


2016 1 22

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ロウきゅーぶ!(14) /蒼山サグ

ラストの大ピンチな事態は、結局、どうなったんだぁ~~~。

本編はすでに終わっていますが、『電撃文庫MAGAZINE』掲載分を纏めた短編集。次の15巻が最終巻だったはずなので、さらにまだ、文庫一冊分の短編のストックがあるということか。短編といっても、やってることはいつもと一緒。まあ、違いがあるとすれば、女の子たちの親御さんたちが絡んできたり、あとは、万里にわりと焦点当ててんのんな。万里のシスコンぶりは、無自覚な昴に比べてヤバいんだけど、そこがコミカルでなかなか美味しい。今回書き下ろしの「温泉決戦大作戦!」での昴との対決も、盛り上がる盛り上がる。おもしろいっ!!

まあ、本編は終わっているし短編集だしで、消化試合的な感じがするのも、正直否めないけれど、とにもかくにも、残り一冊か。最終巻も、基本、短編集だと思うのだけど、ラストエピソードはなにか入れてくるのかしらん?

[ ロウきゅーぶ! ]


[漫画]『修羅の刻(16) /川原正敏』(→Amazon)、読了。昭和編って、昭和30~40年代ぐらい? 九十九の親世代の話なのだけど、むしろ、『修羅の門』の時代設定が、私、気になります。しかし、静流さんがああいうキャラだったとは、もっと病弱かと思ってたのでビックリしたなー。

東京証券取引所マザーズ市場への新規上場承認に関するお知らせ - プレスリリース - 株式会社はてな
はてなは上場するような方向性を目指してるとは思わなかったので、ちとビックリ。や、お金集めて、なにするんだ?

オタク市場、1人あたり平均消費額は「アイドル」最高--年収最高は「鉄道模型」 | マイナビニュース
ライトノベルは、年間消費額が1万2,783円、平均年収が473万3,000円。他のオタクと比べて、年収が少なくて年に20冊程度しか買えないということか……。


2016 1 24

KADOKAWA 富士見ファンタジア文庫
織田信奈の野望 全国版14 /春日みかげ

最高傑作級っ!! 島津vs大友、総勢10万近い兵力を動員した、九州最大の「耳川の合戦」。良晴、義陽、官兵衛、近衛前久、大友宗麟、立花宗茂、立花道雪、高橋紹運、そして、島津四姉妹。それぞれの思惑がぶつかり合い、すれ違う戦場。鬼島津・島津義弘と西国無双・立花宗茂の一騎打ちをはじめ、生命を燃やすぎりぎりの死闘が凄まじいっ!! 良晴を裏切った官兵衛の計略と、官兵衛の思惑を超えて進む戦況が凄いな。熱すぎるっ!!

危機に陥っている信奈や十兵衛ちゃんをそっちのけでの九州編だったので、読んでてどうにも引っかかってしょうがなかったのだけど、この「耳川の合戦」は、ほんと凄かった。ここまでくると、もちろん龍造寺とも決着をつけないといけないのだけど、うわー、まだ九州編が続くのか。えっと、一応、次こそは、信奈の戦いに戻っていくのかしらん?

それにしても、確かに、素晴らしい一冊だったけれど、……前半、やたら冗長で文章も堅くて、お世辞にもうまいとは思えなかったのだけど、もうちょっとなんとかならなかったのかしらん。信奈と十兵衛ちゃんをほったらかしで、さすがに、アレはないと思うんだがなー。

[ 織田信奈の野望 ]


2016 1 28

メディアファクトリー MF文庫J
勇者と魔王が電撃同盟! キッカケは、お互いの恋を応援するため!? /あごバリア

美少女ゲームで活躍してる あごバリア が、ライトノベルに参戦。あごバリアといえば、『BLESS』(→感想)とか、『それ散る』(→感想)とか、『SHUFFLE!』(→感想)とか、でしたっけ? ……あ、シナリオの評価、めちゃくちゃ低いな(汗;。

で、内容は、まー、タイトル通り、勇者と魔王(ロリ美少女)が、戦闘中に意気投合し、互いの恋愛事情のために、対立してるように見せかけて裏で同盟を組むというもの。……うーん、さすがに文章はこなれてるものの、シナリオ構成が酷くないか? いや、各シーンはよく書けてるんだけど、このシーンを魅力的にみせるために事前にこういうシーンを配置して、みたいなことが、まったく考えられていないのよ。ようは、シーンを並べてるだけで、ストーリーになってない。メインは日常のドタバタラブコメなので、勇者と魔王の同盟という設定も、あまり生かせてないよなー。

軽いノリのドタバタラブコメとしては、単なるシーンの羅列でも、そう悪いわけではないようにも思えるのだけど、それならいっそ、勇者とか魔王とかは止めて、ストーリーのいらない、単なる日常系のドタバタラブコメにすれば良かったのに。

[ 勇者と魔王が電撃同盟! ]


2016 1 30

一迅社 一迅社文庫
ドラゴンライブ・オンライン /稲葉洋樹

いまさらMMORPGからの異世界転生かよっ!! むしろ、なろう系中心に流行のジャンルなんでしたっけ? や、サービス終了を控えたクソゲー「ドラゴンライブ・オンライン」の重度のユーザー・樋口向陽は、最終イベント中にログアウトできない異常に見舞われ、気が付けば異世界へ。と、凄くテンプレな導入です……。

いやもう、意図的だとは思うのだけど、いろいろと突っ込みどころ満載な展開だなー。でも、恋あり、将来への悩みありと、ベースはいい感じの青春ラブコメ。高レベルだけど偏ったプレイスタイルで有名だったソロプレイヤーたちが、現実世界に戻るためにパーティを組んで竜退治という展開で、各キャラの特徴の見せ方も上手く、そのキャラ同士のやり取りも楽しいっ!! いや、そこまで偏ったパラメータの高レベルプレイヤーだったら、もっと愉快な戦闘シーンが工夫できそうで、そこはちょっと残念かな。あとは、一冊で綺麗にまとめてしまっていて、そこももったいない。1冊でまとめられているので設定が浅いのだけど、そこもちゃんと作りこめば、いろいろと広げられそうなネタのになー。

まあ、自己中心的なヒロインの伊草と、そんな伊草に惹かれていく向陽の描写は、きちんとポイントを押さえて描かれていて、いいなぁ。玲とサンドラのイベントも楽しい。やっぱり、青春ラブコメとしては、よかったなー。

[ ドラゴンライブ・オンライン ]


『WebマガジンCobalt』のおしらせ
雑誌『Cobalt』がWebマガジン化。コバルト文庫といえば、創刊40年の老舗ライトノベルレーベルだけど、最近、いまいちパッとしないからなぁ。……しかし、いまだに、コバルトの看板作家が赤川次郎というのは、凄いな。

大藪春彦賞に須賀しのぶさん (時事通信) - Yahoo!ニュース
一方、元コバルト作家の須賀しのぶは、大藪春彦賞を受賞してた。

「この素晴らしい世界に祝福を!」はコンプレックスまみれの視聴者を徹底的にいたわった作品? - Togetterまとめ
『ロケットガール』の野尻抱介と『星くず英雄伝』の新木伸が、『この素晴らしい世界に祝福を!』で対立してる!?


2016 1 31

来月の新刊チェック。ラノベの杜 から。
  • 02/25 [文庫] ゼロの使い魔(21) 六千年の真実 /原案:ヤマグチノボル
『ゼロの使い魔』の最終巻は、まだ、作者非公開でしたっけ?
しかし、来月の購入予定が一冊しかないとか、ラノベ読みとしては、もうダメだー。

【雑記】2016.1.30 雑誌Cobaltが刊行終了し、WebマガジンCobaltへ | 晴れたら読書を
[雑誌]『Cobalt』のWeb化に関するコバルト作家のコメントまとめ。

1999年から続けた参りました「バースライブ」ですが、今回2016年3月13日の『TURNING POINT』をもちまして一旦最後にしたいと思います”(奥井雅美から大切なお知らせ | makusonia)
あー、初回、行くつもりだったのに、風邪で行けなかった んだよなー。今回でいったん仕切り直しとはいえ、当時から、ずっと続けていたとか凄いな。