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メディアファクトリー MF文庫J
焦焔の街の英雄少女 /八薙玉造 -
うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! ……いや、ラストのヒキがあまりにエゲツなくて、どうなるんだ、これっ!!
スーパーダッシュ文庫中心に活躍していた八薙玉造のMF文庫Jでの初作品。巻末に八薙玉造のスーパーダッシュ文庫とスニーカー文庫での新作の広告が載っているのだけど、ここまで関係が良好なら、なんでわざわざ出版社変えて出してるんだ? ……それはともかく、この新作は、異世界からの敵により品川が壊滅した世界で、唯一、その敵に対抗できる烈火の剣皇・紅地杏と、その幼なじみの少年・黄塚光義の物語。外見は完璧超人なのだけど、幼なじみの前でだけは本来の気弱な姿を見せる杏と、それを優しく見守る光義という、二人の会話主体で進む展開と二人の関係がすげー良いっ!! それだけに、光義が戦いに巻き込まれてからの後半の展開は、正直、かなり残念に思いながら読み進めていたのだけど、ラストでまさか、そう来るかー。どうなっちゃうんだよ……。
八薙玉造は、容赦ない展開の一方で、愉快な会話が楽しく、この一巻もまさに、八薙玉造らしく楽しい作品なのだけど、ほんとマジに続きの展開がわからん(^^;。続きはどうなるのー。
[ 2014.09.08 ]