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集英社 スーパーダッシュ文庫
鉄球王エミリー 鉄球姫エミリー第五幕 /八薙玉造 -
疾風怒濤に駆け抜けた最終巻。いやぁ、無駄も遊びも少なく一気に終わってしまったのは残念だったけれど、その代わりに密度の濃い展開が、凄い凄い。綺麗に纏められたラストも素晴らしかったですっ!!
内乱に続くヴィルヘルミーネの侵攻によって存亡の危機にあるラゲーネン王国とエミリーの行く末は……。というわけで、最終巻。うわぁ、グレンの成長がすさまじいなぁ。開眼するグレンと、そして、最終バトルのエミリーとグレンの連携プレイが、もう、圧巻で素晴らしいっ!! とにかく手に汗握る熱いバトルの連続が素晴らしい最終巻でした。……まあ、あまりに凝縮された怒涛の展開だったので、シリーズ当初の魅力だった、容赦のない展開を下品で個性的なキャラで彩る内容は、ちょっと弱まってしまった印象でそこは残念。や、もう一人二人は死ぬと思ったんだけどなぁ。<をい
[ 2009.05.27 ]