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小学館 ガガガ文庫
とある飛空士への誓約6 /犬村小六 -
――ここで待とう。イリアが来るのを。
とゆわけで、清顕とイリアの殺し合いがついに。この物語は、心を通わせた清顕とイリアが、やがて敵味方に分かれて、互いを敵として殺し合うことが運命付けられていたのだけど、とうとうその時が来たか。互いに両軍のエースとなり、戦況の重大な局面で、自分以外に相手を撃ち落とすことができない状況。いやぁ、追い込む追い込む。清顕の葛藤と、そして、清顕とイリア、二人の輪舞。期待に違わぬ展開が、もう、素晴らしいなぁ。
そして、そこからのラスト。ちょっ、いままでのシリアスな内容が、いろいろと台無しになるぐらいに、もの凄く明るい未来を感じさせる展開になっちまったな、をいっ(^^;。ニナというかクレア側の話は、まだ、一波乱も二波乱もありそうなのに、もう、ハッピーエンドしか感じさせない雰囲気になっちゃたような気がするのだけど、続き、大丈夫なのか?
[ 2015.01.19 ]