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小学館 ガガガ文庫
妹さえいればいい。14 /平坂読 -
シリーズ完結。
伊月ラストの語りは、作者の平坂読自身が、もともと奇抜な作風で最近丸くなった作家なので、いろいろと考えてしまうな。あの熱い演出をはじめ、作者の想いは感じるのだけど、かつてほど尖っているわけではないので、今一つ刺さらない感。<をい。編集長どうしの最近の業界に対する議論や、伊月の語り、そして、番外編など、最終巻らしく見どころも多いのだけど、うーん、ただ、最終巻として期待してたものに比べて、ちょっと物足りなさが否めない。まあ、物語としては12巻で終わってるので、長いエピローグなんだけどさ。
[ 2020.03.17 ]