好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! - 2019年2月


2019 2 9

会社が法人契約をしているためレオパレスに住んでいるのですが、今、報道されている違法建築問題で、引っ越し要請がきました。該当の7700人余に当たったようです。

ただ、連絡はあったものの一報だけで、詳細は来週以降とのこと。引っ越し先は近くのレオパレスになるという話だけど、レオパレスのサイトで空室状況を見ると、近くのレオパレスには空室がないんですよねぇ。うちのアパートの住人全員分の移動先をレオパレスだけで用意するのは不可能だと思うのですが、今後どういう展開になるのか、楽しみで仕方ありません。<をい

レオパレスには、地方に転勤になるたびに延べ4年ほど住んでいるので、せっかくなのでレオパレスの住み心地を纏めてみようと思います。

レオパレスのいいところ

家具家電付きで風呂トイレ別、ネット環境完備で、浴室乾燥機、ウォシュレット、ドアモニターなどがついている物件も多く、設備面は非常に充実しています。転勤が決まったら、布団と着替えを入居日に届くようにネット通販で注文すれば、身一つで、すぐに生活がはじめられる。間取りもほぼ統一されているので、全国どこでも似たような生活ができるのもポイント。急な転勤で単身赴任の用途であれば、非常に有用だと思います。なるほど、社宅代わりの法人契約が多いわけだ。

レオパレスのダメなところ

「壁が薄い」「ネットが遅い」「狭い」の三点に集約されると思います。

壁が薄い かどうかはともかく、隣の音がよく聞こえるのは本当です。先週は、隣の部屋の人の咳が酷かったです。インフルだったのかな? ただ、住民はほとんどが近くの職場の単身赴任勢で、夜は寝に帰るだけで土日は帰省という人が多く、あまり困る感覚はありません。まあ、学生や外国人で友達を呼ぶ人が住民の中にいると隣室でなくても声が聞こえてきたりするので、ちょっとキツイと思いますが。

壁が薄くて困るのは、騒音より寒さで、個人的にはこっちを何とかして欲しい。今日とかすげー寒い(T-T)。

ネットが遅い のは、1つの回線を住民全員で共有する形なので仕方ない面もあります。だって、みんな職場一緒で生活パターンが同じなので、ネット使う時間も被るんですもの。平日夜に動画コンテンツの視聴はほぼ不可能です。単身赴任勢は家に持ち帰って仕事する人も多いので、これ、わりと困ることが多いです。

狭い ってのは、同僚からは割とよく聞くんですが、そりゃ持ち家と比べたらそうだろうよ!! 独身向けアパート歴が長いと特段狭いとは思いません。ただ、家具が壁に固定されて移動不可能な物件が多く、そのせいでデッドスペースが生じやすいんですよね。備え付きの家具家電はやっぱり不便なので自分で買い足したりするのですが、その時、壁固定の家具はマジ邪魔です。

[ レオパレスから引っ越し要請がきました ]


2019 2 11

KADOKAWA MF文庫J
クロス・コネクト あるいは垂水夕凪の入れ替わり完全ゲーム攻略 /久追遥希

ラノベ人気投票「好きラノ」の上位常連にもかかわらず読んでいなかったので購入。うーん、どうにも主人公・垂水夕凪の性格が好みではなく、俺には合わないなぁ。いや、過去にいろいろあったとはいえ、こういうウジウジと卑屈な主人公って嫌いなのよ。

内容は、謎のVRゲームにログインしてしまい、何もわからないところから攻略していくストーリー。頭のおかしい天才エンジニアの作ったゲームだったり、そのゲームが現実の街並みを流用した舞台だったり、川原礫の『ソードアート・オンライン』と『アクセル・ワールド』のいいとこどりをしたような設定。ただ、川原礫の作品のような近未来SFっぽさはなくて、あまりに謎技術すぎてファンタジーにしか見えないのが残念。いや、物理学者が解説を放棄するほどの技術という説明で押し切るのは凄いけど、それなら、はじめからファンタジーでいいんじゃね?と思ってしまう。

幼なじみの雪菜といい、ヒロインの春風といい、キャラは魅力的だし、謎のTS展開も楽しいのだけど、やっぱ、主人公の性格が嫌いなんだよなー。天才ゲーマーなら、変に挫折展開とか入れずに、素直に俺TUEEEEEEEで押し切ればよかったと思うんだけど。

[ クロス・コネクト ]


2019 2 17

SBクリエイティブ GA文庫
りゅうおうのおしごと! 10 /白鳥士郎

相変わらず泣かせにくるな。最強傑作級。……今回はJS研のなにわ王将戦と あい の女流名跡戦予選決勝。シャルちゃぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっ!!<をい

ほんと、シャルちゃんかわいいよシャルちゃん。それはともかく、今回、あいに立ちはだかるのは、かつての小学生名人、あいや銀子のように小学生時代は騒がれていた天才にもかかわらずプロ棋士になれずに女流棋士に転身した人。と、このタイミングでこれ以上ない強敵出してくるよなぁ。そして、それに立ち向かう あい の才能が怖い。あいにとっては、どう見ても女流タイトルは通過点にしか見えないのだけど、「どこまで行ける」って、いったい、このシリーズをどんだけ続けるつもりなんだ?(^^;。

一方、《浪速の白雪姫》は、……わかっていた展開だけど、うわぁ、これはシンドイ。いや、このメンタルでプロ棋士になるのもなかなかツライと思うのだけど、このあと、どうするんだろう。出てきた規制も明らかにそういう伏線で、いろいろと怖すぎる。

[ りゅうおうのおしごと! ]


2019 2 25

早川書房 ハヤカワ文庫JA
天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3 /小川一水

このやたらスケールのでかい長編SFシリーズも、いよいよ完結。この最終巻は、作品のメインテーマだけあってエッチしまくるのだけど、うーん、もっと羞恥プレイに振るのかと思ったら、わりとふつーでがっかりだっ!!<をい

なにより壮大な物語だったので、読み終えて、感無量でなかなか言葉が出てこないけれど、ただ、微妙な物足りなさはやっぱり感じてしまう。カドムとイサリとアクリラの3Pは、もうちょっとなんとかならなかったのか、とか、ミスチフとノルルスカインも、もうちょっと、こうね。あとは、やっぱり、進化と繁殖に関しての誤謬は、物語の根幹に近いので、気になっちゃうよねぇ。素晴らしい作品だっただけに、何か書こうとすると、どうにも些末なところが気になってしまうなぁ。

何はともあれ、1巻と2巻で「現代から西暦2800年まで描く」と示され、その時点でもスケールの大きさに度肝を抜かれたのだけど、それが、まさか数百年どころか数千万年の時を超え、多数の異星生命体を加えた、これほどの壮大な物語に化けるとは。巻が進むに従いがんがん広がっていくこのスケールのでかさは、マジに素晴らしいシリーズでした。読み終えて、とにかく感無量だ。

[ 天冥の標 ]