好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!

小学館 ガガガ文庫
とある飛空士への誓約4 /犬村小六

「肉体が童貞っぽくない」って、生々しいな(^^;。……ミオがウラノスに行って、どんなエロい女スパイ教育が行われるのかと期待してたのだけど<をい、そういう悲惨な展開はなく、うわっ、ここでそういう展開か!? まさか、『恋歌』と合流するのか!!

ミオとの別れから一年、清顕たちはセントヴォルトの最前線の精鋭部隊「ヴォルテック航空隊」で軍務に当たっていた……。と、前巻のラストから悲痛な展開しか想像できず、怖くてなかなか読めずにいたのだけど、実際、読んでみると、清顕とイリア、バルタザールとかぐやがいい感じに青春ラブコメしていて、アレ? ぜんぜん痛い展開がないぞ(^^;。特に、バルタザールは愉快な展開になっていて、非常に楽しい件。バルタザールが愉快な一方、清顕は優柔不断というか踏み込みが足りず、いまいちだ(笑)。『誓約』は、イリアと清顕が、最終的に空中戦で殺しあうことになる悲哀へ向かう物語だと思っているので、イリアも清顕も、もうちょっと踏み込んでいいと思うんだ。

そして、清顕とかぐやのラストの展開は、戦況的に、もっと先になるかと思っていたのだけど、このタイミングで来るかー。次巻は、かぐやさんのエロエロなシーンに期待しています。<ひでー

[ 2014.04.22 ]