2020年 2月 12日
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小学館 ガガガ文庫
◆ やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(14) /渡航 -
大ヒット青春ラブコメシリーズが堂々完結!! えっ、まさかのハーレムエンド!? リア充爆発しろー!
後半、『俺ガイル』らしからぬ展開だった気がするのだけど、いやー、びっくりしたよ(^^;。正直、違和感は拭えないかなぁ。……何はともあれ、めんどくさい比企谷八幡と雪ノ下雪乃、由比ガ浜結衣の青春ラブコメもこれで完結。まあ、今後も三人の物語が続いていくようなラストだったけどな。その続いていく感じが良かった。
この最終巻は、奉仕部の解散を控えつつ、ラストエピソードであるプロム開催に挑む展開。まあ、奉仕部の三人についてはともかく、平塚先生がいい味出してるね。そして、シーン的にお気に入りだったのは、小町vsいろはすだけど、そうか、この二人初見だったっけか。それにしても、「リア充爆発しろ」はもう十年前か……。
2020年 2月 17日
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KADOKAWA 電撃文庫
◆ 創約 とある魔術の禁書目録 /鎌池和馬 -
新シリーズ「創約」編スタート。『禁書目録』では46冊目。ライトノベルの中では稀にみる長期シリーズになってるのだけど、「創約」も22冊ぐらい続けるつもりなんだろうか。
それはともかく、新シリーズ。シリーズ初っ端から、当麻と美琴でクリスマスの夜を大乱闘という感じなんだけど、おおいっ、食蜂はなんのために出てきた!? そして、当麻サイドのこのメンバーでどうして苦戦してるだ? 新章の導入なんだし、そこは楽勝で俺TUEEEEEEEEするところじゃないの??? 導入だから当麻らしい展開を派手で盛り上がるバトルで魅せたいのはわかるんだけど、今更この程度の敵にピンチを演出したらダメだろ……。
なにはともあれ、この巻は導入なので本格的に物語が動き出すのは次からかしら? いやぁ、全世界の在り方を変えるような、大きなスケールを予感させる導入になって、めちゃくちゃ楽しみ!! この新シリーズもマジ期待だわ!!!!
[ とある魔術の禁書目録 ]
2020年 2月 23日
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バンブーコミックス タタン
◆ 星屑セレナーデ 星の瞳のシルエット another story (2) /柊あおい -
第二巻。泉沙樹登場っ!!
沙樹の姓が変わってなかったり、息子の名前が昴司だったり、いろいろ想像を掻き立てるんだけど、それはともかく、柚希の創造する久住くん×沙樹がエグイ(笑)。まあ、沙樹は年相応の容姿になってるけどな。……久住も普通に年相応に老けて描かれてるわけで、柚希が大学院生ぐらいと勘違いして一目惚れするのは、やっぱ無理があると思うんだよなぁ。
柚希は柊あおいらしい性格の主人公ではあるのだけど、大学生で百面相はちょっとキツイ。ここら辺も読んでてひっかかる。『星の瞳のシルエット』のファンとしては、コージの正体を匂わせつつ成長した旧キャラをチラ見せしながら進む展開はコミカルで楽しいのだけど、物語のベースストーリーになってる柚希の恋模様はいまいち面白くないんだよなー。
学生生活の小ネタも、東北大学らしさも仙台らしさもなくて、いちいちガッカリ。これはもう、引きで登場した謎の女性(笑)に期待するしかないなー。
[ 『星屑セレナーデ(2)』感想 ]
2020年 2月 25日
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SBクリエイティブ GA文庫
◆ りゅうおうのおしごと! 12 /白鳥士郎 -
表紙は銀子だけど、後部座席の天衣、最高だろっっっ!!(*^^*)。
いや、メインはあくまで銀子の三段リーグ、生命を賭けた最終戦。すべてのエピソードが素晴らしいのだけど、印象に残ったのは銀子よりも史上最年少の小学生・椚創多周りのエピソードかな。特に、鏡洲との絡みが泣ける。むしろ鏡洲がメインと言ってもよい。奨励会在籍最期の戦いが凄く熱く、そして、マジに涙なしには読めない(T-T)。
対局に関しては、八一の帝位戦のほうが凄かった。ソフトを極めた於鬼頭との対局。対局後のインタビューを見てから読み返すと、これがまためちゃ怖い。こんな世界で、天才のあいと天衣はともかく、銀子や銀子に負けるレベルの創多は大丈夫なの!? ラストページを見ると絶望しか感じない……。
しかし、あいは最近、ほんと存在感がないな。生霊シーンがなかったら、完全にコメディ要員になりつつある予感。才能という点では、八一や創多を軽く超える逸材なので、さっさと女流タイトル取って、四段昇格するぐらいしないと、特に対局という面では、なかなか見せ場を作りづらいよなー。
[ りゅうおうのおしごと! ]