転生貴族の異世界冒険録
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一二三書房 サーガフォレスト
転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒~(1) /夜州 -
「小説家になろう」発の異世界転生。特に捻りもないオーソドックスな異世界転生なのだけど、主人公の性格やチートの使い方、国やヒロインとのかかわり方など、めちゃくちゃ好みで好きだわ。同じ異世界転生で同じようなストーリーでも、好みの味付けでここまでおもしろくなるのかっ!!
いやー、俺TUEEEEEEなら下手な苦戦は描くべきではないし、主人公の性格は多少腹黒のほうが絶対おもしろいし、異世界転生ならチート能力だけでなく現代日本の知識も生かして欲しいし、そこまでの才能があるなら冒険者として活躍するだけでなく国の中でも出世して欲しいし、そこまで凄ければもちろん女の子もほっとかないでしょ、と、そういうところが好みどおりの味付けで、すげー好みで凄く好き。物語のちゃんと書くべきところとさくっと流すところの取捨選択も上手く、むしろオーソドックス内容なだけに、好みと上手さがめちゃくちゃ際立ってる感。
まあ、内容的にはタイトルのまま。異世界世界で貴族の三男に転生、神様のせいで人を超えた才能をもって生まれて活躍する話。ん? 冒険録というけれど、ダンジョン攻略や旅をはじめたりするわけではないので、冒険要素はそんなに多い気はしないかな。や、目的もなくダンジョン攻略や旅を始めたりすると大抵つまらなくなるので、そういう部分が少ないのもむしろ素晴らしい。とにかく、マジ好みの異世界転生だわ。
[ 2018.02.20 ]
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一二三書房 サーガフォレスト
転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒~(2) /夜州 -
やっぱすげー好きだわ。「小説家になろう」発のオーソドックスな異世界転生、俺TUEEEEEEEE。自重知らずの能力で、さくさくとイベントをこなしていくのは、ほんと楽しい。適度に黒くて抜けてる主人公の性格も、めちゃ好みだわっ。
この二巻は、なろう系のお約束としてギルドに冒険者登録&学園に入学する展開。つまらない実績作りや授業風景はさくさく飛ばして、あっという間にAランクの冒険者になり学園主席、ほんと素晴らしいね。いやぁ、世界を牛耳れるだけのチート能力があるにも関わらずだらだらと学園生活をはじめる作品が多いのだけど、あれって、つまらないと思うんだよね。その点、この作品は、学生身分と冒険者身分と貴族身分のおいしいところだけ摘まんでいくストーリー進行で、ほんとよくわかってる。てか、せっかく入学したのにまともに授業に出席してねぇ(笑)。
貴族の爵位も順調に伸ばしていて、次は、領地経営で街づくりかしら? オーソドックスな異世界転生なのだけど、押さえるべきポイントが的確過ぎるほど的確で、ほんと、めちゃ好きだわ。最高っ!!
[ 2018.05.08 ]
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一二三書房 サーガフォレスト
転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒~(3) /夜州 -
今、いちばん好きな小説。貴族に転生した少年が俺TUEEEEEEする話。って、つまり、なろう系小説のテンプレなんだけど、主人公の行動パターンやなにを描いて描かないかの軽重の置き方など、バランスがすげー好み。
この三巻は、領主となったドリントルの街で、それまで街を牛耳っていた悪い有力者を次々に倒していく展開。いやー、身分を明かしたり明かさなかったりしながら、やっぱテンポよく問題を解決していく展開はすげー楽しい。単に“良い子”なわけでなく、時に、残酷になれるカインの性格は、ほんといいよね。
邪神アーロンが出てこない限りほぼ無敵だと思うのだけど、しばらくはこのままなのかしらん? 邪神アーロンと沙織さんが絡んでくると物語も大きく動くと思うのだけど、わりとそちらの物語の進展は遅いんだよなぁ。まあ、このままの状態が続く分には、むしろ願ったりなのだけど。
[ 2018.05.20 ]
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一二三書房 サーガフォレスト
転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒~(4) /夜州 -
やっぱすげー好きだわ。異世界転生&俺TUEEEEEEEな作品はたくさんありますが、主人公の性格といい世界観といい、とにかく好きです。俺TUEEEEEEEするなら、この作品のようにサクサク問題を解決しつつ敵には容赦ないほうが好み。もちろん筆致やノリもめちゃくちゃ好きです。
で、この四巻は、隣国から聖女ヒナタが来て主人公カインのハーレムに加わるというもの。<をい(^^;。いや、婚約披露会でやらかす聖女様が素晴らしい。あとは新人ギルド職員ネスさん。いや、ネスさん普通に親切なのにいろいろ酷いな(笑)。
しかし、邪神アーロンさんが出てこないと、物語の大きなストーリーが動かないように思うのだけど、そちらはぜんぜん進展がないな。あと、遊戯の神というと『ノゲノラ』のテトさんしか思い浮かばない件(^^;。
[ 2018.11.19 ]
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一二三書房 サーガフォレスト
転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒~(5) /夜州 -
うわぁ、マジえげつないわー。この作品、主人公が聖人君子ではなく適度に黒いのが魅力なんだけど、うわー、実質的に被害がなかったのにそこまで突き落とすのか。どう見ても自業自得の枠を超えてるよなー。や、今回のイルスティン共和国でのアレは、カインの性格の悪さというより他者への無関心さが際立っていて、ちょっとどうよ?という気がしなくもない。
そゆわけで、貴族に転生した少年が俺TUEEEEEEするシリーズ5冊目。今回は、バイサス帝国皇女・リル登場&隣国への修学旅行。そして、コルジーノ侯爵(^^;。いや、コルジーノ侯爵の扱いは、正直、予想外。あえてああいうポジションで、生かさず殺さずにしてたのかと思ってたよ……。ラスボスっぽい邪神の扱いもわりと雑なんだけど、うーん、この物語は、どこにに進んでいくんだ? 次は魔族国なんだろうけど、ちょっと悪役の不足感が否めないなぁ。
[ 2019.05.20 ]