好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! - 2018年5月


2018 5 3

SBクリエイティブ GA文庫
ゴブリンスレイヤー7 /蝸牛くも

巻頭のカラーイラストを見て、「とうとうゴブリン以外のモンスター退治をするのか!?」と思ったのだけど、やっぱりゴブリンでした。……変わり種のゴブリンを出して変化をつけるわけだけど、それだけだとやっぱりマンネリ感が強いなぁ。

そゆわけで今回は、結婚式で招待された森人の里でのゴブリン退治。敵はゴブリンライダー。わざわざ受付嬢も加えての森人の里行きということで、もうちょっといろいろ変化をつけてくるのかと思ったのだけど、結局、いつも通りの内容で期待ハズレ。うーん。つまりは一巻の劣化コピーを量産してるだけなんだよなー。いつまでこれを続けるんだ?

[ ゴブリンスレイヤー ]


2018 5 4

KADOKAWA 電撃文庫
ブギーポップ・ビューティフル パニックキュート帝王学 /上遠野浩平

末真和子、大・活・躍っ!!

魅力的なキャラが多いブギーポップのシリーズで、末真さんも凄く好きなキャラの一人なのだけど、その博士こと眼鏡っ娘の末真さんが大活躍するの巻。目に見える特殊能力があるわけでもないのに、頭脳と度胸で統和機構の合成人間と対峙する展開。素晴らしいっっっ!! ……そいえば、末真さんってまだ候補扱いだったと思ったのだけど、統和機構の中枢になるのって、もう確定でしたっけ??? ブギーポップシリーズは、毎回読むたびに、キャラやら細かい設定を忘れてる(汗;。

末真和子メイン回なので宮下藤花も出番が多いのだけど、ブギーポップさん、今回、やたら積極的に出てきてませんか? いやぁ~、親友設定とはいえ、末真さんのこと好きすぎだろっ。やっぱりブギーポップシリーズは、主役級の女子高生勢が活躍する回のほうがめちゃくちゃおもしろいな。

[ ブギーポップ ]


2018 5 7

KADOKAWA 角川スニーカー文庫
回復術士のやり直し3 ~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~ /月夜涙

スニーカー文庫にも関わらず、やたらエロシーン満載の本シリーズ。今回は、第二王女ノルン姫が犠牲になる話なのだけど、……しかし、13歳が性欲に負けるんだろうか? というか、13歳のエロシーンとか普通にいいんだっけか?<をい(笑)

というわけでこの三巻は、人間と魔族が共存する街ブラニッカを舞台に、一周目で魔王だった少女と出会いつつ、【剣】の勇者とノルン姫に復讐する展開。といっても、結局、エロシーンしか印象にないんだけど(^^;。いや、精神が壊れ復讐を口にしつつも、本来の優しさを感じさせる露悪的な主人公のケヤルガの描写は、なかなか楽しいというのはあるね。

それにしても、記憶をいぢられているとはいえたびたび姫を演じていると、さすがにフレイアもおかしいと気づくと思うのだけど、うーん、後々の伏線なのか、それとも気にしちゃいけない部分なのか、どっちなんだろ? いつフレイヤが正気に戻って逆襲しても不思議ではないというか、そうならないとむしろ不自然なんだけど、そういう仕込みを感じさせる描写は全くないんだよなぁ。

[ 回復術士のやり直し ]


2018 5 8

一二三書房 サーガフォレスト
転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒~(2) /夜州

やっぱすげー好きだわ。「小説家になろう」発のオーソドックスな異世界転生、俺TUEEEEEEEE。自重知らずの能力で、さくさくとイベントをこなしていくのは、ほんと楽しい。適度に黒くて抜けてる主人公の性格も、めちゃ好みだわっ。

この二巻は、なろう系のお約束としてギルドに冒険者登録&学園に入学する展開。つまらない実績作りや授業風景はさくさく飛ばして、あっという間にAランクの冒険者になり学園主席、ほんと素晴らしいね。いやぁ、世界を牛耳れるだけのチート能力があるにも関わらずだらだらと学園生活をはじめる作品が多いのだけど、あれって、つまらないと思うんだよね。その点、この作品は、学生身分と冒険者身分と貴族身分のおいしいところだけ摘まんでいくストーリー進行で、ほんとよくわかってる。てか、せっかく入学したのにまともに授業に出席してねぇ(笑)。

貴族の爵位も順調に伸ばしていて、次は、領地経営で街づくりかしら? オーソドックスな異世界転生なのだけど、押さえるべきポイントが的確過ぎるほど的確で、ほんと、めちゃ好きだわ。最高っ!!

[ 転生貴族の異世界冒険録 ]


2018 5 20

一二三書房 サーガフォレスト
転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒~(3) /夜州

今、いちばん好きな小説。貴族に転生した少年が俺TUEEEEEEする話。って、つまり、なろう系小説のテンプレなんだけど、主人公の行動パターンやなにを描いて描かないかの軽重の置き方など、バランスがすげー好み。

この三巻は、領主となったドリントルの街で、それまで街を牛耳っていた悪い有力者を次々に倒していく展開。いやー、身分を明かしたり明かさなかったりしながら、やっぱテンポよく問題を解決していく展開はすげー楽しい。単に“良い子”なわけでなく、時に、残酷になれるカインの性格は、ほんといいよね。

邪神アーロンが出てこない限りほぼ無敵だと思うのだけど、しばらくはこのままなのかしらん? 邪神アーロンと沙織さんが絡んでくると物語も大きく動くと思うのだけど、わりとそちらの物語の進展は遅いんだよなぁ。まあ、このままの状態が続く分には、むしろ願ったりなのだけど。

[ 転生貴族の異世界冒険録 ]


2018 5 21

なろう書籍化作品の更新チェッカー」を作ってみました。「小説家になろう」で更新された作品の中で書籍化されたものだけを効率的に見つけることが可能になります。書籍化された作品に絞っても、日々、どんだけ更新されてるんだ、っていう話です。

それはともかく今月も、過去紹介した作品は除いて、最近、「小説家になろう」上で読んでおもしろかった作品を挙げていきます。あれ? 書籍化されていても、そのままWebで読み進めてしまうことが多くなってる気がする……。

八男って、それはないでしょう!

累計ランキング第8位。205部で完結済み。1話あたりの文章量も多く読みごたえがありすぎだっ!! 貧乏貴族の八男、家を継ぐ可能性が低いためほとんど放置されて育った少年が、やがて大貴族に成り上がる物語。意図的なものだと思うのだけど、非常に突っ込みどころが多くリアリティレベルが低いのが特徴。だが、それがいい。いかにも「小説家になろう」らしいライトで魅力的な小説です。

失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

すでにコミカライズもされている人気作。世界最強の賢者が更に強くなるために転生して最強の紋章を手に入れたものの、生まれ変わった時代では、その紋章は何故か役に立たない“失格紋”と呼ばれていた……。と、見下された状況からの圧倒的な俺TUEEEEEと人間の力を削ぐように紋章の意味を歪めた謎の存在がおもしろい。最新190話で連載中。

最強ギルドマスターの一週間建国記

『オーバーロード』をコミカルで軽くした感じの作品。<をい。ゲーム内で作った城と200人のキャラクターともに異世界転移し、瞬く間に世界を征服していく物語。数人で数万の大軍を蹂躙しながらさくさくと展開していく物語が好きならおススメ。連載中となっているけれど、一応、本編の物語は完結済み。

召喚された賢者(バーサーカー)は異世界を往く ~最強なのは不要在庫の装備でした?~

今、いちばんおもしろい『転生貴族の異世界冒険録』(→感想) の夜州先生の書籍化してない方の作品。ゲーム内から異世界転移するパターンなのだけど、たまたまレベルの低いサブキャラ使用時に転移したため、手持ちの装備でチートしていくという物語。今のところ凄い勢いでチートしてるのだけど、敵国側にレベルの高い状態で転移してきた勇者がいるので、その勇者と遭遇してからが本番かしらん? 物語はまだまだこれからで連載中。

転生勇者の成り上がり

スキルに溺れあっけなく殺された元勇者が、その前世の失敗を糧に最強を目指す物語。勇者だった前世に劣るにもかかわらず、必死に強敵に立ち向かっていく展開が素晴らしい。人生のやり直しでも数百年後の世界への転生でもなく、まだ知り合いが生きている時代での生まれ変わりというのも、人間関係に深みを演出していて、なかなかいいよね。最新109部で連載中。

[ 最近読んでおもしろかった「小説家になろう」の作品(2018年5月) ]