好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! - 2015年5月


2015 5 1

[ブラウザゲーム] 艦隊これくしょん―艦これ― /DMM.com・角川ゲームス

二周年春イベント「発令!第十一号作戦」。甲で進めてマップ全攻略&高波、Romaも無事入手して完了。今回の春イベントは、やっぱ難易度低いよねー。

E-1/E-2

遠征チームを除いたレベル低い娘から順に選んで適当にクリア。考えなしでもクリアできるっぽい。

E-3

E-3からはお札がつくので編成は固定して、五十鈴改二(84)、金剛改二(99)、摩耶改二(91)、古鷹改二(92)、愛宕改(92)、祥鳳改(82)。って、Dマスの軽巡棲姫で一発大破祭りなんですが(T-T)。あまりに大破撤退が多いので、道中支援を出して多少安定させたり。いや、大破撤退するか否かは、道中支援よりもDマスで軽巡棲姫を引かない運のほうが大きかったような。今回のイベントでいちばん厄介だったのは、この軽巡棲姫だろっ!!

E-4

睦月、如月のレベリングも兼ねて<をい、第一艦隊:飛龍改二(91)、瑞鶴改(90)、天城改(90)、比叡改二(99)、伊勢改(99)、衣笠改二(91)、第二艦隊:阿武隈改(79)、睦月改(62)、如月改(62)、高雄改(92)、三隈改(91)、木曾改二(96)。はじめは木曾の代わりに望月を入れてたのだけど、やっぱ、雷巡がいないと安定しない感じ。道中で高波も無事げっと。

E-5

熊野&鈴谷でルート固定できるということなので、霧島改二(99)、榛名改二(99)、熊野改(91)、鈴谷改(91)、翔鶴改(91)、呂500(89)。ろーちゃんはデコイ役でダメコンも積んでたのだけど、ダメコン消費はなかったなー。

E-6

ラストなので、うちのほぼ全力を投入してみた。第一艦隊:大和改(99)、武蔵改(99)、長門改(99)、陸奥改(99)、千歳航改二(91)、千代田航改二(91)、第二艦隊:妙高改二(92)、神通改二(97)、雪風改(96)、夕立改二(96)、大井改二(97)、北上改二(98)。ラストダンスも、支援なし&キラ付けなしで一発でクリアできたり。その後、Roma掘りのときは戦力を抑えてみたけど、大和型を投入しなくても、ぜんぜん問題なかった(^^;。

今までのイベントと比べて格段に優しく、毎月の5-5と比べてもかなり優しかった印象。資材も掘りを含めなければ2万もあれば十分。正直、ちと拍子抜けという感じが。

[ 『艦これ』発令!第十一号作戦の感想 ]


2015 5 2

ポニーキャニオン ぽにきゃんBOOKS
星くず英雄伝(11) 鏡像宇宙の英雄達(中) /新木伸

いきなり別の世界で生活してたりするのは、『星くず英雄伝』の懐かしいパターンだな。猥雑な世界も、それに適応するジークたちのたくましさも、『星くず英雄伝』らしくて懐かしいなぁん。ただ、『星くず英雄伝』らしい展開と描写は悪くないけど、でも、相変わらずぐだぐだで進展しなさすぎだろ。もっと、シーンを取捨選択して削るべきなんじゃね(^^;。

10年以上待たされて、再始動した二冊目だけど、ほんと進まない。8巻から続く「鏡像宇宙編」だけど、当初3巻予定だったのに、この4冊目までで全くラストに近づいている感じがしないのなー。一応、そろそろ、鏡像宇宙側のジークたちと対峙しそうな感じではあるけど。ただ、鏡像宇宙側のジークたちって、格闘ゲームの2Pみたいな色違いなイメージで描かれるのかと思ってたのだけど、今のところ、単なる劣化コピーにしかならないような。単に、ジークが力を取り戻すためのかませ犬にしかならないとしたら、それはちょっとがっかりだ。せっかくこれだけページを重ねるんだから、きちんと期待も予想もいい意味で裏切ってほしいなぁん。

[ 星くず英雄伝 ]


思いの外、あっけなく『艦これ』イベントをクリアしてしまい、GW、何して過ごそう状態。

柊あおい「星の瞳のシルエット」新作が次号りぼんに、“250万乙女のバイブル”復活 - コミックナタリー
マジかっ!! 『星の瞳』の続編には、大学生になった香澄を描いた『ENGAGE』があるけれど、さらにその先なのかなぁ。正直、イメージがわかない。

そいえば、柊あおいファンページ とか作ってて、柊あおい系ファンサイトではメジャーどころのひとつのつもりだったのだけど、もう、10年ぐらい放置している……。

ひィ~~! 岡田あーみん「ルナティック雑技団」未収録作含めた新装版に - コミックナタリー
未収録作収録ってのが凄いな。80年代90年代と雑誌『りぼん』を買ってた人なので、なにもかもが懐かしすぎる。


2015 5 3

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
王手桂香取り! 3 /青葉優一

綺麗に終わってた2巻のラストから、続きが出たと思ったら第一部完って。うーん、売れておまけの3巻が出たのか、売れなくて3巻で打ち切りなのか、大人の事情はよくわからんけど、この3巻ってちょっと違和感あるよなー。もし、大人の事情なしに、はじめからこの3巻を予定していたとしたら、正直、シリーズ全体で構成ひどすぎだろ。まあ、駒娘のつくりなんかを見ていても、作者の人もデビューしたてで、単巻は書けるけど、シリーズは苦手としてるような気もしなくはないけど。

それはともかく、将棋ラノベの第三巻は、桂香先輩とのペアマッチから遊園地デート、そして、弟子入りをかけての大橋名人との対局と。まあ、この一冊だけみれば、ふつーに面白い。相変わらず、女王は楽しいし、ペアマッチや名人との対局も手に汗握る展開で読み応えがあるしなー。ただ、あの2巻のラストから続けるなら奨励会編とかにすべきだったと思うし、なにより蛇足感が否めないんだよねぇ。てか、2巻はあれだけ詰め込んでたのに、3巻はなんで蛇足のような話なんだと。やっぱ、大人の事情なのかしらん。

[ 王手桂香取り! ]


2015 5 5

一迅社 一迅社文庫
究極残念奥義―賢者無双― ~俺が悪いんじゃない、俺のことを無視するおまえらが悪いのだ~ /松山剛

電撃文庫では『雨の日のアイリス』みたいな感動的に泣けるファンタジーを書いてるのに、一迅社文庫では、こんな下らなくて頭が悪い系のラブコメを書いてたのか。まるで別人みたいな作風で、その点では器用で巧いということなんだろうけど、えっと、面白いのか、これ?

うーん、[漫画]『咲-Saki-』のステルスモモと、えっち後の「賢者タイム」から発想したようなコメディなのだけど、底が浅くて、やっつけ感が半端ない。一発ネタみたいなコメディなので、そりゃ深く考えて書くような内容ではないとは思うのだけど、でも、さすがに限度があるよなぁ。お題を決めて書いた即興小説、あくまで習作という印象。ある意味、一迅社文庫らしいと思うのだけど、てきとーにえっちな萌え系ラブコメだったら読者は喜ぶんだろ、みたいな風に感じる。読者を舐めすぎじゃね?

[ 究極残念奥義―賢者無双― ]


駆逐艦・高波の声を聞いていたら、[TVA]『ログホライズン』が見たくなったので見直してたのだけど、やっぱ、二期10話のウィリアムの演説が泣けるんだよな。胸を打ちまくることハンパない~。……しかし、『ログホライズン』って、高レベルの大人たちが低レベルの子供たちを見守る的な構図が多くて、低レベル初心者の大人はどこにも居場所がなさそうなのが見ててツライ。『SAO』世界だと、そういう大人でも、釣りとかやって楽しんでたりするのだけど。

Chosun Online | 朝鮮日報e | 朝鮮王朝は「乳学の国」? 歴史歪曲ラノベに憂慮の声
日本だと女体化はじめたくさんあるのだけど、海の向こうは大変だ。

まわせっ!課金戦乙女のヒルデさん|富士見書房
日の原裕光の今月発売の新シリーズの特設サイトだけど、いろいろと面白い。


2015 5 7

宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
戦塵の魔弾少女 魔法強化兵部隊戦争記 /雨澄碧

うわぁ、凄く鬱い話だ。身寄りのない少女たちが、洗脳のうえ人体改造されて、そして戦場に投入されて死んでいくという、そんな救いのない内容。とにかく読んでてツライ展開で、にもかかわらず、イラストが可愛くて、このギャップが非常に素晴らしい。この内容で、このイラストのチョイス、よくわかっているわ~~。

ただ、切れ味は、正直、悪いかなー。いや、こういう作品は、キャラへの愛着を十分に読者に持たせた上で、そのキャラを殺していくのが肝だと思うのだけど、キャラへ愛着を持たせるには、描写がぜんぜん足りてない。その上で、無駄なシーンが削りきれていないのも気になるなー。コンセプトがはっきりしてるので、なにを書いてなにを省けばいいか、凄くわかりやすいと思うのだけど、にもかかわらず、その取捨選択がぜんぜん甘い。新人賞落選組からの拾い上げということなのだけど、こういうわかりやすいコンセプトの素直な作品だと、ちと力量不足な部分が見えてしまった感がするなぁ。

[ 戦塵の魔弾少女 ]


GW。結局、[Game]『艦これ』イベントと、[TVA]『ログホライズン』を見直して、撮り貯めてた[TVA]『グリザイアの果実/迷宮/楽園』を消化してたぐらいしかしてない……。そいえば、[Game]『古の女神と宝石の射手』のGWイベントもあったけど、ミスしまくりで、まともにポイントを収集できてなくて、がっくりだ。

日本の「少女小説」のすべてがわかる! 『少女小説辞典』であの感動やドキドキをもう一度 | ダ・ヴィンチニュース
1895年?の『着物の生る木』から最近の少女向けライトノベルまで、100年以上の少女小説を纏めた資料的な一冊か。凄い。

本屋大賞『鹿の王』が、285円の投げ売りに! 作家への謝罪騒動に発展した角川の大失態|サイゾーウーマン
10月1日から行われたカドカワとドワンゴの合併に伴うKindleセールはカドカワ側のミスで、作家側とトラブルを起こし、リストラの遠因にもなったという話。……えっと、そもそも電子書籍の印税は、%ではなく定額が多いという話じゃなかったけ???


2015 5 9

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
魔法科高校の劣等生(16) 四葉継承編 /佐島勤

最高傑作級ぅぅぅっっ!! 四葉の後継者指名が、こんな愉快な話になるとはっ!! 後継者指名以降の達也、深雪、真夜のやり取りが、もう楽しくて楽しくて、めちゃくちゃ面白いわ。そして次回が「師族会議編」って、もう、笑い殺すような展開しか見えなくて、今から楽しみすぎるだろっ!!

そゆわけで、四葉の後継者指名のために本家に召喚された深雪と達也。しかし、後継者指名を快く思わない分家たちの妨害工作が……。と、分家の妨害は、例によってなんの邪魔にもならないわけだけど、まあ、もっと秒殺するような達也無双を見せてもよかったんじゃないかしらん。といっても、分家の妨害はあくまで前座で、本番は、後継指名からのアレコレですよ。まさか、婚約者がそうきて、布団がまさかのとかっ!! 真夜の発言の一言一言も楽しすぎるっ!! いやぁ、マジ素晴らしい、素晴らしい。達也に関する秘密も、えっと、分家はたかがそんな理由で、達也にそういう態度を取ってたのか。てか、そういう理由なら、達也に関する態度は、まったく違くなるんじゃね?

そして、次回が「師族会議編」って、世界を牛耳る十師族同士の話し合いが、どう考えても、愛情と友情の爆笑の連続にしかならなさそうで、いまから楽しみでしかたないっ!! 次は今夏予定なのかっ、待ち遠しすぎる~~。

[ 魔法科高校の劣等生 ]


小説とラノベを分けるのはナンセンス!? 人気の「キャラ文芸」とは何か?【識者解説】 | ダ・ヴィンチニュース
いろいろなインタビュー記事を見てると、「ライト文芸」は、30代以上をターゲットにしてることが多いので、20~30代と認識されてるあたりで、微妙にピントをはずしてる感じ。「ライト文芸」というよりも、「T-LINEノベルズ」の狙いという感じじゃないかしらん? 「T-LINEノベルズ」自体が微妙な感じもするけれど。

現在の「キャラノベ/ライト文芸/キャラ文芸」の立ち位置は本来「ノベルズ」が担っていた - Togetterまとめ
幻狼ファンタジアノベルスは女性&年齢高め狙いで、まさに今の「ライト文芸」と被る辺りを狙ってたと思うのだけど、やはり、本屋で置かれていた棚の問題が大きかったんじゃないかしらん。「ライト文芸」の新規性は、本屋で目立つ新刊文庫コーナーに置いてもらえるところだよね。


2015 5 12

長年、柊あおいファンを自認していたのですが、ここ10年ほど柊あおいの活動をまともにチェックできてなかったので、読めていなかった作品を買い集めてみました。Amazonのおかげで古い雑誌でも簡単に入手できます。Amazon様々です。

ちなみに、柊あおいというと、『星の瞳のシルエット』や『銀色のハーモニー』『耳をすませば』など、少女漫画雑誌「りぼん」で活動されているイメージが強いと思いますが、「りぼん」からは1990年代半ばに卒業し、ここ20年ほどは、「マーガレット」「YOU」辺りに活動の場を移しています。「りぼん」時代と比べると、大人の女性の悩みなど、恋愛色の薄い作品も増えています。そこはデビュー当時からのファンとしては、少し残念。最新作は、少女向けファッション雑誌『ピチレモン』のWebサイト 上で連載されてるのですが、さすがに、少女向けファッション雑誌とかチェックしとらんよー。

というわけで、最近10年の柊あおいの全作品を、以下に紹介。最新作の『桜坂ノスタルジア』が、ここ10数年の柊あおい作品にはなかった少女漫画らしい少女漫画になっていて、柊あおいの「りぼん」時代の作品群に勝るとも劣らない素晴らしい作品です。『星の瞳』や『銀ハモ』が好きだった、かつての250万乙女の仲間たちには、ぜひともお勧めしたいです。

ないものねだり (ザ・マーガレット 2004-2006)

更紗は中学三年。父と死別して5年、母が再婚すると言い出し、しかも、再婚相手には一歳違いの男子がいて……。と、母の再婚後、お約束的に義兄になる諒を好きになっていく話。諒が料理好きだったり、更紗の友人には、昔から諒に片想いしていたお苑ちゃんや、さっぱりした性格の祐未が出てきたり、もちろん、家族なのに好きになる悩みだったり、『星の瞳』や『銀ハモ』を連想する要素も多い。ただ、たった4話にもかかわらず、恋愛話だけでなく、親の再婚への反発や、再婚後の葛藤、将来の話など、ちょっとテーマを詰め込みすぎで、描写や深みが足りてない。柊あおいの持ち味は生かしきれてないかなー、という印象です。

天使のためいき (YOU 2007)

転勤を機に別れを告げられたOLの由梨。ショックを受ける由梨は、中学時代にファーストキスを奪われたトラウマを思い出す……。25才のOLが振られたショックから一歩踏み出すまでの話なのだけど、主人公の由梨に、感情移入も共感もできなくて、ツライ。女性が感情移入して読むタイプの話だと思うので、20代30代の女性が読むと、いろいろ共感できると思うのだけど。

光降る朝 (office YOU 2008)

3歳の娘を持つ祐美は、働きながらの育児でストレスが限界に……。育児に疲れる母親に「そんなに思い詰めないで」とメッセージを贈るような作品なのだけど、まあ、なんもかんも旦那が悪い。育児はわからんけれど、仕事はもっと雑でいいと思うのだけど、手を抜けない性格だといろいろツライよね。どうみてもメンタル発症していて、本人の気の持ちようでなんとかなる、という話ではなく、家族も職場も、もっと周りがサポートしろよ、という話だよなぁ。

夢幻時間 (YOU 2009)

はじめて化粧をした自分の姿に戻れる不思議な鏡台。その不思議な鏡台で若い姿に戻った寧子は、15年前に別れた彼氏に会いに……。これも、30代女性が読むと、共感なり反発なり、いろいろ想うところが多そうな作品。相手を想って身を引いたり、10数年越しの恋というのは柊あおいらしいモチーフだよね。

夢幻時間 -川辺の約束- (YOU 2009)

いじめを受けていた春子は不思議な雰囲気の女性、秋子と出会い救われる。しかし、その秋子が突然いなくなり……。不思議な鏡台に纏わる短編の二作目。前作は不思議要素がなくても成立するような話だったけれど、今回は、不思議要素がより重要に、うまく使っている印象。綺麗に泣ける話に仕立ててあって素晴らしい。

ねこもーそー (まんがライフオリジナル増刊号など 2007-2010)

掲載誌が少女/女性向けでないためか、絵のタッチまで変えていて新鮮。猫がしゃべりだしたり、猫の集会に紛れ込んだりする「猫でいろいろもーそーしてみました」というコミカルな連作短編。方向としては、『バロン 猫の男爵』というか『猫の恩返し』。てか、ムタ~ルとかバロ~ンとかいうセルフパロディのような濃いキャラの猫が出てくるし(^^;。

あと、今回は手に入らなかったのだけど、「まんがくらぶオリジナル増刊2010年5月号・もふもふ」に、『たびねこ』という短編が掲載されていた模様。タイトルや掲載紙からみて、『ねこもーそー』と同系統かしらん?

桜坂ノスタルジア (ピチレモン 2014-)

夕姫が高校に入学したのは1985年。女子中出身のため、男子との出会いに憧れていたが……。と、少女向けファッション雑誌「ピチレモン」の30周年企画として、30年前の高校生の恋愛を描くというコンセプトの作品。1~4話は「プチレモン」で連載、5話以降は、Web上で連載中。柊あおい久々の少女漫画らしい恋愛モノで、主人公で感情がすぐ顔に出る夕姫に、はっきりした性格の美涼と可愛い系の綾菜、映画好きで夢を追いかける隆矢に、やさしい眼鏡男子の都築と、柊あおいらしい女子三人、男子二人のキャラ構成だったりするのも、もう、なにもかもが素晴らしい。

ただ残念なことに、Web掲載中の最新が 9話。「ピチレモン」のバックナンバーで追えるのが 1~4話。えっと、Webで掲載されていた 5~8話はすでに読めなくなっているのですが、これはいったいどうすればorz。

[ 最近10年の柊あおい作品 ]


2015 5 17

講談社 講談社コミックス
四月は君の嘘(11) /新川直司

えぐえぐ(T-T)。アニメの最終話でも思いっきり泣いたけれど、やっぱり泣ける~。

かをりの病状を知った公生は、コンクールを前に、再びピアノが弾けなくなり……。と、すでにアニメを見ているので展開は知っていたのだど、やっぱり泣ける。屋上での二人のシーンといい、演奏シーンといい、や、椿のくしゃみから弾きはじめるまでの流れが、ほんとにいいね。そして、コンクール後の最終回、かをりの手紙がほんと泣ける。アニメ版にはなかった誰もいなくなった病室とかね。マジいい話だ。

しかし、アニメは漫画をすごく丁寧に再現してたんだなぁ。演奏後の相座、絵見のシーンとかみたいにカットされたり台詞が改変されてるシーンもあるのだけど、なぜカットしたのかわかる丁寧なつくり。アニメは、BGMを使えるのがメディアとして強く、ラストで前期EDの「キラメキ」を流したりするのは卑怯すぎる演出なのだけど、一方、公生の演奏シーンとかは、漫画の描き方のほうが泣けるんだよなぁ。アニメも漫画も、ほんとに素晴らしい作品でした。

[ 四月は君の嘘 ]


[文庫]『魔法科高校の劣等生』の最新刊がすごくツボにはまって、既刊も含めて繰り返し繰り返し読んでるのだけど、やっぱ、このシリーズ好きだわ。お兄様の無双ぶりをはじめ、突っ込みどころ満載な豪快さが素晴らしい。普通に読むと粗だらけの設定も、こういう豪快な内容だと、むしろ粗があるから素晴らしいと思える。次巻のあらすじを読むと、やっぱりあらすじのレベルで突っ込みどころ満載で、ほかの作品でここまで酷いと駄作でしかないのだけど、この突っ込みどころの多さが、すごく楽しみで仕方ない。ほんと、早く新刊でないかなー。

GA文庫|GA文庫人気シリーズ バハムート・ハンドレッド アニメ化決定!!!!
『最弱無敗の神装機竜』『ハンドレッド』がアニメ化。GA文庫も攻めてきてるな。……両方とも未読だ(汗;。

はてなーの皆さんは書評ブログって読んでるの?
今の4~5倍のアクセス数があった頃はよく反応をいただいてたけれど、ほぼすべてが苦情だったしなぁ(^^;。ゲームの感想と比べても、小説の感想は、反応しづらいというのがあるな。


2015 5 18

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
白銀のソードブレイカーIV ―剣の絆、血の絆― /松山剛

最後の剣聖デュランダルの圧倒的な強さの前に絶望するレベンスたちは……。と、いよいよシリーズ最終巻なのだけど、うーん、微妙。正直、ちょっと、ぽかーんとするような展開が多いんだよなー。少なくとも、世界の謎は、的確なタイミングで少しずつ開示するから設定に深みを持たせたり物語を牽引していくのであって、最終決戦直前にYes/Noクイズで明らかにするとかダメダメだろっ。松山剛は、もっと計算して書くタイプの作家だと思っていたのだけど、この最終巻は、そこら辺の上手さが見えず、がっかりだなぁ。

でも、レベンスとエリザがイチャイチャするシーンは、好き。そこにサツキが、もうちょっと絡んできたら良かったのだけど、さすがに、そこまでの積み重ねを描くには尺が足りなかったか。ラストも幸せでいいね。花嫁姿まで見たかったような気もしますが。

[ 白銀のソードブレイカー ]


2015 5 19

ソフトバンククリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア4 /大森藤ノ

あの絶望的な場面で仲間を鼓舞するフィンの台詞が熱いなっ!! あと、熱い展開の中でのはいむらきよたかのイラストは映えるわ。熱さが迸っていて、いいねっ!! マジ、すげー熱すぎるだろっ!!

そゆわけで、本編をアイズたん視点で書き直した外伝の第四弾。今回は、本編三巻のベルくんの特訓からミノタウロス撃破、そして、未踏の59階層攻略まで。うん、59階層の攻略が、マジに熱くてすげぇ。しかし、えっと、単にアイズたん視点というだけでなく、微妙に本編と細部を変えてきてないか。やはりレフィーヤをヒロイン化する計画なのかな(^^;。……今回明らかになった地下ダンジョンの秘密は、うーん、どのくらいヤバイ話なのか、いまひとつわからん。所詮、ひとつの街の危機にすぎないような? 神々が本気にならないといけないような、もっと世界の危機のような感じかと思ってたのだけどな。

[ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ]


2015 5 24

富士見書房 富士見ファンタジア文庫
織田信奈の野望 全国版13 /春日みかげ

死亡フラグを立てて一刻の猶予もない十兵衛ちゃんを救うため、九州の大友家に援軍を請いに……。という話だったはずが、何故、十兵衛ちゃんをほったらかして九州であれこれするような話になっているんだ? いや、良晴が九州に行けば、現地でイベントが発生するのは当然なのだけど、でも、ここまで長引くような話になるとか、それはないわー。前巻までの展開で無理して織田家の危機的状況を作ったくせに、その状況をほったらかして九州編とか、プロット、ボロボロじゃないですか。しかも、その大ピンチな状況も、上杉、武田方面は、作者の都合で難易度調整して、微妙に危機的な感じではなくなっているしさー。

まあ、十兵衛ちゃんのことさえ忘れれば、この巻も、いかにも『織田信奈の野望』らしい展開で、めちゃくちゃおもしろいんだけどさー。いやー、良晴の女たらしの能力が神がかりすぎるなっ!! 家久はかわいいし、そして、麿(笑)。黒田官兵衛は相変わらずだし、そして、まさかの松平家は、そういう展開かっ!! すげーなっ!! ただ、良晴消滅の設定は、さすがに無理があるんじゃね(^^;。

うーん、ちょうど富士見ファンタジア文庫に移籍した辺りから、どうにもストーリー構成が雑になったように思えるのだけど、編集部の違いでなにか変化とかあるものなのかしらん。いよいよこれから物語も終盤だと思うのだけど、大丈夫なの?

[ 織田信奈の野望 ]


[Game]『艦これ』。3-3で山雲をゲットして、久しぶりに全ての艦娘をコンプリート。CV堀江由衣は、ちょっと違和感ある気がするなぁ。

小説家になろうにおける「星くず英雄伝」の連載を準備中です
出版済みの商業作品を、「小説家になろう」に載せていくということか。凄いな。

エリュシオンノベルコンテスト(なろうコン)
21作品を一気に書籍化するとか、もう新人は、みんな「小説家になろう」経由になってくんじゃないだろうか。


2015 5 25

メディアファクトリー MF文庫J
エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 2 /東龍乃助

うわぁ、やっぱりここ数年の新作の中では、ダントツにおもしろいっ!! 謎の巨大生物の来襲に少年少女が生命を散らしながら戦う世界。その世界に、アニメから抜け出してきた主人公が救世主のように活躍する展開と。戦争に明け暮れるアニメ世界から平和な世界に来て文化の違いにドタバタするのは、なるほど、『フルメタ』をリスペクトしすぎだろ(笑)。いや、高校を舞台にはしてるけれど、本来、この世界も、ぜんぜん平和な世界じゃないハズなんだけど。まともに説明できてない上に、穴だらけで矛盾だらけの設定のようにしか見えないのだけど、勢いで強引に納得させるスタンス。好きだわ~。ところどころにコミカルなシーンをはさみつつ、シリアスながらも勢いのある熱い展開が、爽快すぎて素晴らしいっ!! そして、【テンナンバー】とか中二心をくすぐるキーワードが出てきて、なにそれ、楽しみすぎるんですけどっ!! マジ、たまらんわ~~。

ただ、物語を読んでも設定が意味不明すぎるので、文章で説明できないなら、巻末とかに設定集とか付けてくれないものかしらん。脳内補完しようにも、補完する材料もなくて、読んでて引っかかりまくるのよ。せっかくこれだけおもしろいのに、もったいないな。

あと、戦闘シーンがいきなり漫画になるのは、やっぱ違和感があるなぁ。それをするなら、もっと、通常シーンから挿絵を多用しろよと。でも、作者の力量を見てると、戦闘シーンが漫画じゃなかったら致命的なことになる感じもしていて、編集の英断ではないか?と思わなくもない今日この頃。ぶっちゃけ、この作者って、プロどころかアマチュアと比べても、かなり文章下手だよね。や、単純に意味がとりにくい上に、必要な情報がぜんぜん書けてない。そのうえ、ふりがなを振って読みを変える手法を多用していてリーダビリティが最悪。その読みにくい文章を補ってあまりあるほど面白いんだけど、でも、もうちょっと成長してほしいなぁ。

[ エイルン・ラストコード ]


2015 5 31

来月の新刊チェック。ラノベの杜 から。
  • 06/01 [文庫] ラストエンブリオ(1) 問題児の帰還 /竜ノ湖太郎
  • 06/10 [文庫] アクセル・ワールド(18) ―黒の双剣士― /川原礫
  • 06/15 [文庫] ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(8) /大森藤ノ
  • 06/18 [文庫] とある飛空士への誓約(8) /犬村小六
  • 06/18 [文庫] やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(11) /渡航
  • 06/29 [文庫] 覇剣の皇姫アルティーナIX /むらさきゆきや
『ダンまち』はアニメ化で人気でてるところで新刊重ねてきて、ほんと、商売上手すぎるなっ!!

なんか最近、『スプラトゥーン』の実況動画がおもしろくて、そればかり見てる。もちろん、ゲームは買ってない。

[TVA]『響け♪ユーフォニアム』。第八話のあがた祭りの回が、素晴らしすぎるんですけど。特に、ラスト。二人の合奏の中、台詞なしで描かれるカトちゃんとさふぁいあの二人が最高だろ。ああいうの好きすぎる。……最近のアニメだと、あと、『シドニアの騎士』のラブコメ展開もすごく好き。

星くず英雄伝 - 小説家になろう
『星くず英雄伝』がマジに「小説家になろう」で連載をはじめたということで見てみたら、紹介文に“美女&美少女を引き連れて少年社長が俺TUEEE!”って、今風に煽りすぎだろ(笑)。一応、オーソドックスな少年の成長物語だと思うのだけど。