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早川書房 ハヤカワ文庫JA
天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART2 /小川一水 -
うわっ、マジにセックスが宇宙を救うのか。『超時空要塞マクロス』で歌の代わりにセックス、一条輝と早瀬未沙がゼントラーディ軍の前でキスの代わりにセックスしちゃうパターンのヤツだっっっ!!
や、前回の流れで「セックスが世界を救う話かしらん」と思ったら、思った以上にストレートにそういう展開になっていて、もうびっくりですよ。このままだと、カドムとイサリが全宇宙生物の見てる前で公開セックスですよ、やべぇぇぇぇぇっっっ!! いよいよ次巻・最終巻、最終巻ですよね? に大期待ですっ!!
ただ、そんな中、気になったのは、ラスボス・ミスチフの説明で、肝心のところが生物学的に間違ってるorz。作中の説明だと「生殖せず進化もしてないから全宇宙の敵」ということになってるのだけど、どう解釈しても、進化も繁殖も生殖もしてるんですよね。例えば、一部分からでも再生可能なのは、全ての細胞に完全な遺伝情報が転写されている=進化しているということになるし、株分けによる拡大も植物では比較的一般的な繁殖&生殖の形態なんですよね。物語の根幹にかかわる部分なのに、なんでそんなとこ間違えるかなー。
[ 2019.01.28 ]