2015年 2月 2日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #02 /枯野瑛 -
クトリの代償、地上の事実、ぐあああぁぁぁぁっっっ!! あとがきによると、2巻で打ち切りの可能性があるとのことだけど、これだけ気になる終わり方をして、続きが出ないとかありえないだろっ!! ぜひに続きを出してほしいなぁ。
儚い生命の妖精兵の少女たちと、それを見守る元準勇者の青年・ヴィレムの物語の第二巻。うわぁ、もともと儚い生命の妖精設定に、さらに追い込むような切ない設定を重ねてくるのんな。日常シーンは楽しくて、妖精の女の子たちはいい娘すぎるだけに、泣ける(T-T)。一方、大賢者。ヴィレムの救いになるような奴でほっとするような展開になるのかと思ったら、こっちでもしんみりするようなシーンを入れ込んでくるかっ、くそう。ほんと、雰囲気がよくて、泣ける話だな、この作品。
人類が滅び、わずかに残った亜人たちが空に浮かぶ島で生き延び戦う世界。設定も雰囲気も展開も素晴らしいので、ほんと、きちんと最後まで続けてほしいところ。
▽ [Game]『艦これ』。戦艦、航空戦艦が、全員Lv99になった。嫁は巻雲ひとりに決めているので、戦艦で育てる娘がいなくなると、せつない。新しい戦艦が追加されないものかしらん?
▽ なぜラノベは馬鹿にされがちなのか
▽ まー、なんか答え出てしまっているけど、なぜ、と問うた増田自身がもう自..
▽ ライトノベルが馬鹿にされがちな三つの理由 - WINDBIRD
▽ ラノベがバカにされる理由はジャンル分けが雑ゆえに、低俗なものが悪目立ちしてしまうから - かくいう私も青二才でね
▽ ラノベは、バカにされていると考えるより自分がバカにされるポジションに身を置いてるって思ってたほうがいいよね
▽ ライトノベルが馬鹿にされがちな本当の理由 - 文章生成ファクトリー
▽ ライトノベルもケータイ小説も太宰治も、文学として馬鹿にはできない。 - ときまき!
▽ 私がラノベをバカにしている唯一の理由 - 360万パワー
▽ 「ラノベが批判される理由」なんて心の底からどうでもいい
▽ ラノベ語りをめぐる殴りあい - Togetterまとめ
▽ ラノベを馬鹿にしているのは誰なのか - 主ラノ^0^/ ライトノベル専門情報サイト
ライトノベルが純文学に比べて特にエンタメである以上、低俗なのは当たり前だと思うけど、問題は、「低俗=劣っている」と思い込んでいるバカが多いということじゃないかしらん? あと、硬派が偉い的な価値観も、所詮、中二病的なモノだしなぁ。……まあ、ラノベそのものではなく、ラノベ原作のアニメに安易にハーレム的な作りの微妙なのが多いという問題はある気もするのだけど、そこはラノベの問題というよりアニメ業界側の問題として論ずるべきだよね。低予算でそこそこ売れるアニメを作るのに、原作をラノベから引っ張ってくるのが手っ取り早い、とかいうのはありそう。
2015年 2月 6日
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メディアファクトリー MF文庫J
◆ 変態王子と笑わない猫。9 /さがら総 -
楽しいラブコメ作品だったハズが、いつの間にか、せつなさと哀しさしかない……。
横寺の自己犠牲精神が極まりすぎて、楽しいはずのシーンも哀しさしが感じない件。まあ、それに反発する月子がいるからこそ、今巻のループ展開に繋がり、そして、そこから先に進んでいくわけなんだけど、いやぁほんと、ただの萌え系ラブコメが凄いところまで来たなぁ。表面的な軽いノリに反して、シリアスで非常に重い。楽しいラブコメしてりゃ、それでよかったんだけど(^^;。
正直、萌え系ラブコメがここまで化けたというべきか、単に方向性を見失っておかしなところにたどり着いてしまったのかわからないけれど、そろそろ終盤なのかなぁ。いい加減、どん詰まりな感じがして、ここら辺で終わらないといろいろツライような。……というか、特に盛り上がりもなく、小豆梓方面が決着ついちゃった感があるのだけど、これはいったい。ほんとにそろそろラストなのかなー。
[ 変態王子と笑わない猫。 ]
▽ 最近、不眠症気味で、夜、眠れないんですけど。まいっちんぐ。
▽ 「のうりん」作者の白鳥さん、美濃加茂市でファンと交流 - 岐阜新聞 Web
みのかも観光案内所の一日所長に就任してファン交流。美濃加茂市の『のうりん』推しが怖い。あ、『のうりん』のスタンプラリーとかもやってたのか。→ のうりん「みのかもまるっとスタンプラリー」|MOERAIL、「のうりん」スタンプラリー: Drill de くくるん
▽ 第21回電撃小説大賞受賞作特設サイト
今月、来月にかけて、電撃小説大賞受賞作が、電撃文庫、メディアワークス文庫でデビュー。やはり、大賞、金賞より、来月の銀賞あたりがおもしろそう。<をい
2015年 2月 9日
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宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
◆ スクールライブ・オンライン4 /木野裕喜 -
うわぁ、《高天原》強すぎるだろ……。おそらくこいつらを倒すのが最終目標になると思うのだけど、それにしたって、ここまで圧倒的なのはヤバすぎるだろっ!!
そゆわけで、授業がすべてMMORPGという学園を舞台にしたシリーズの第4弾。今回は、残る城主ギルド《陽炎騎士団》の顔見せ。リーダーの火西先輩とその妹・穂香登場というわけだけど、穂香のその設定なら、そりゃそうなるわなー。火西先輩のシスコンぶりといい、穂香の性格といい、ほのぼのとしていいねぇ。清く正しく妹していて穂香ちゃんマジ可愛い(*^^*)。
そしてそこからの後半の展開が、うわぁ、マジに《高天原》強ぇ~。ゲームバランス酷すぎだろ。<をい。会長の異常さが突き抜けてるのだけど、頭いぢられてるのかしら? なんでこんな奴が人望集めて、生徒会長になれたんだ? というか、黒幕の<ART>から見たら、こんな異常者を協力者に仕立てるとか、リスク以外のなにものでもないよな。そもそも、協力者といってもたかだか外部の被験者の一人に、組織の存続に係わるクリティカルな情報と権限を渡してるんだろ。ぜひとも、<ART>側の担当の意見が聞きたいところだ。
うーん、前巻ラストで、いきなり凄い設定をぶち込んできたのだけど、懸念していたとおり、力量不足で、説得力がなさすぎる……。えっと、外部に情報が漏れたら確実にアウトな案件なのに、ここまで情報が駄々漏れなのは、情報管理どーなってるのよ。<ART>が無茶してるのは、実験の影響が出る頃には撤退済みでばれないハズ、というのが前提なのに、情報は漏れ漏れだわ、実験中にこんなに影響をばら撒いているわ、マズイどころの話じゃない。ヤバイ実験してるのバレバレすぎて、<ART>の幹部は大慌てな状況だと思うのけど、実験計画の立案者はバカなの? 死ぬの? <ART>の違法行為が表に出る/出ない以前に、生徒の記憶障害や多数の精神的な問題が発生してるだけで、事業主体の<GS>が慌てて介入してくる状況だよね。<ART>が反社会的な組織で法律はじめ社会的な制裁が関係ないというなら、なおさら、みんな警察に相談しようよ。ゲームやってる場合じゃないっ!!<をい。いや、こういう突っ込みが野暮なのは承知してるのだけど、それにしたって、普通に考えたらゲーム内でいくら頑張っても根本的な解決にならない&外部を巻き込めば簡単に解決する問題設定なので、もっと上手く設定なり物語なりを組み立てないとイカンよなー。
[ スクールライブ・オンライン ]
▽ [Game]『艦これ』。先週末から始まった冬イベ「迎撃!トラック伯地強襲」ですが、とりあえず、E-4までクリア。E-4報酬の香取さんが素敵すぎるだろっ!! ……攻略情報がまだ出揃っていなかったので、ちょっとボス到達率が悪かった以外は、難易度甲でも、E-4まではキラ付けなし&装備てきとーでも気楽にクリアできる感じ。装備はまったく鍛えてないし、結婚してるのも巻雲だけなので、ちょっと不安だったんですけどね。司令部レベルは108になります。……E-5はキラ付けしないと道中で大破撤退する感じなのでやる気減退中。最終形態も半端なく強いみたいなので、難易度落とすのもありかなー。ただ、やり直すには、燃料が6万きっているのが、ちょっと気がかり。
2015年 2月 12日
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宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
◆ スクールライブ・オンライン5 /木野裕喜 -
巻末短編の「Episode沙耶」がいいっ!! 小学生の頃の沙耶と零央の話で、沙耶の想いの原点を描いたもの。相手の機微がわからず人付き合いが苦手な沙耶の、クラスメイトに対する一生懸命な純粋さがいいわぁ~。もちろん、零央への想いもほほえましくて、素晴らしいっ!! ……でも、ええっと、その後親友の位置を占める感じの真理って本編で出てきたっけ??
本編のほうも、沙耶の記憶奪回編ということで、期待と予定通りに盛り上がる展開。剛田先輩にはちょっとびっくりしたけど、悪くはない。しかし、悪役の会堂は、やっぱりイカレてるなぁ。マジに、頭いぢられてしまってるんじゃなかろうか?
あとがきによると、ここで一区切りでシリアス終了、次回はコメディ寄りということのようだけど、<ART>の人体実験目的のアップデートの話はどうなったんだ? いっそ、このままなかったことにしてくれないかなー。や、木野裕喜の作風は良くも悪くも「小学生の考えるようなリアリティレベルの夢物語」というところで、学校の枠を超えたような話はどだい無理、実際、<ART>絡みの話はあまりに出来が酷いのに、なんで、こんな設定を突っ込んできたんだ? 書く前から無理なのわかるだろ。
[ スクールライブ・オンライン ]
▽ [Game]『艦これ』、冬イベE-5甲。ゲージを削りきってから10数回チャレンジしてるけど倒せねぇ。1度、雪風、北上様のカットインがボス直撃したことがあったのだけど、それでも倒し損ねたりして、こう、絶望感がひしひしと。北上様のカットインを祈るゲームじゃなかったのか。残り燃料が3万……。
▽ ネットゲーム遍歴から最新VR論まで。『ソードアート・オンライン』の作者・川原礫氏スペシャル・インタビュー! - 週アスPLUS
マジに筋金入りのネトゲのゲーマだったのか。すごいな。
▽ 2014年年間 ライトノベルランキング | ネットオフ
『ビブリア古書堂の事件手帖』『とある魔術の禁書目録』『物語シリーズ』以下も順当すぎるほどのランキング。購入者の男女比つきなのが興味深い。女性比率が高いのが、『デュラララ!』『はたらく魔王さま!』『魔法科高校の劣等生』あたりか。『魔法科高校の劣等生』、女性のほうが買ってる人が多いのはちょっと意外。
2015年 2月 16日
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メディアファクトリー MF文庫J
◆ エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ /東龍乃助 -
最高傑作級。悲愴的な世界観で主人公が全てをかけてヒロインを守るというロボットもの。「アニメのキャラが現実に」という話で、こういう設定だとふつーコミカルな雰囲気にすると思うのだけど、これが、めちゃくちゃシリアス。シリアスな世界観に大人気アニメがどーこーという設定が出てきて、はじめは不安しかなかったのだけど、でも、この設定をもの凄く上手く料理をしていて、この着想は素晴らしいや。傑作間違いなし。
そゆわけで、人間を捕食する謎の巨大生物マルス。そんな怪物に唯一対抗できる兵器の生贄にされた少女の前に“彼”が現れた……。という感じの内容で、序盤は捕食シーン入りまくりで、『進撃の巨人』の影響だよね(^^;。や、自衛隊が存在するような近未来が舞台なんだけど。そんな人間がゴミのように怪物に食われる世界の中で、さらに、怪物の好物である中高生を中心とした生贄部隊といった悪意の塊のような設定が、全くえげつない。そんな悲愴感あふれまくりな世界に、光り輝く希望としてアニメキャラが出現するとか、マジにどういうストーリー展開だよっ!! そのアニメキャラのエイルン・バザット、氷室夏樹も、悩みに悩む人間味あふれるキャラなので、いい感じに重くシリアスな展開になっているのんな。それでいて、きちんとロボットものらしい熱い展開とカタルシスも用意されていて、ホント、素晴らしい素晴らしい。
しかし、アニメ世界のスーパーロボットは現実世界ではさすがに強すぎなんだけど、これ、今後どうストーリーを転がしていくつもりなんだろ? あと、戦闘シーンが漫画なのは新しい試みだと思うのだけど、表現方法としてちょっと微妙。いきなりそこで漫画にするのではなく、もっと戦闘以外の部分もロボット多目に挿絵入れていく感じじゃないと違和感あるよね。てか、はじめからメディア展開の企画として動いてるみたいなのだけど、それなら、さっさとアニメ化にでもすればいいんじゃないですかね?
[ エイルン・ラストコード ]
▽ 洗濯物を取り込もうとベランダに出たら風で飛ばされたらしく姿が見えず、着替えがなくなりました……。
▽ [Game]『艦これ』。E-5甲を30回ほど回ったけれど燃料切れで断念orz。Lv95以上の大和、武蔵、長門、陸奥、加賀、北上、大井、雪風、夕立、神通に、改造したての香取さんでルート固定して、さらに、道中、決戦支援もきちんとキラ付けて回していたのだけど、ここまでやってダメだったら、もう諦めるしかないかな、という感じ。ほぼ、ボス戦まで行くのだけど、どうしても夜戦開始時に三隻残ってしまい、そこから、運に勝てない。……しばらく、資源回復に努めたあと、乙に落としてやり直しかなぁ。
▽ TVアニメ「聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク>」|OTHERS
何に使うかわからないけど、わざわざフォントを作って、さらに配布しちゃうとか凄いな。
2015年 2月 18日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ 問題児たちが異世界から来るそうですよ? 暴虐の三頭龍 /竜ノ湖太郎 -
少し長いこと積んでたので半分忘れていたのだけど(汗;、えっと、無双していた十六夜がぼろぼろで死に掛けているんですが。<をい そうか、魔王連盟ウロボロスとの戦いも終わりかけていたところで、十六夜を一撃で屠るような想定外の災厄・魔王アジ=ダカーハが復活したところで、前巻終わっていたんだっけか。
そゆわけで、魔王アジ=ダカーハこと人類最終試練との戦い。俺THEEEEEの代表格で圧倒的なまでに無双していた十六夜がぼろ負けして死を覚悟する展開っ!! や、“Last future of Embryo”と十六夜を呼ぶ金糸雀の言葉からすると、この試練は乗り越えていくのが確定的なんだろうけど、あそこまで絶望的な力量差から、どうやって逆転していくんだ? 耀や飛鳥の成長も目覚しく三人で力を合わせる的な展開かと思うのだけど、耀や飛鳥側もまだ一波乱二波乱ありそうだしなぁ。マジ、どうなるんだろ。続きが気になる~。
後半には短編が収録されているのだけど、「暴れ牛/馬」って。それだけで大笑いですよ。箱庭世界に来る前の話は、飛鳥は敗戦直後、十六夜は現代出身だからよく書かれるけれど、未来世界の耀は明らかに描写が少ないよな。さすがに、SFはやらないか(笑)。
▽ 魔法科高校の劣等生の作者が度を超えた批判をされるのはネトウヨ的作品だからである。 - ぐ~たらオタクの似非考察日記
2chのアンチスレをテキストマイニングを用いて分析するとか凄いな。ただ、その結果からは、後半の“「政治的」な内容を絡めた作品はほぼ確実に人格批判・誹謗中傷とセットになる”という主張にきちんと繋げられていないのが、ちと残念か。まあ、『魔法科高校の劣等生』にしろ『SAO』にしろ、批判されているのは俺THUEEEだったり、設定的な瑕疵だったりするので、政治的な内容を絡めてるのとは関係ないよなー。
▽ 小説家になろう女性向けのブーム変遷を考察してみた。 - ゆるふわ√3
「小説家になろう」のブームを女性向けの視点で纏めたものは今までなかったと思うので興味深い。
▽ 【少女小説初心者向け】最近の少女向けライトノベルレーベルの私的イメージと各レーベルのおすすめ作品 | 晴れたら読書を
最近はさっぱり少女向けレーベルには手を出せていないのだけど、やはり恋愛系のファンタジーが中心なのかしらん。
2015年 2月 20日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ 問題児たちが異世界から来るそうですよ? YES! 箱庭の日常ですっ! /竜ノ湖太郎 -
短編集。日々のギフトゲームをクリアする問題児三人と、なにかといぢられる黒ウサギの様子。本編のほうは十六夜が虫の息で緊迫感ハンパないけれど、ふつうの日常は、平穏の中でドタバタと楽しくていいね。短編なので、これといった大きな物語はないのだけど、飛鳥の昭和女子設定は美味しいわ~。メイド姿で恥ずかしがる姿とか。や、さまざまな時代がごった煮の箱庭世界なのに、そのメイド服、本場英国ではなく、21世紀メイド喫茶準拠かよ(笑)。
▽ ライトノベルで街おこし : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
過剰な千葉県推しを売りのひとつにしている『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』が、満を持して地元商店街と街おこしか。“専務理事の海宝周一さん(51)が「小説を商店街の仲間たちと回し読みしている」と”、……回し読みじゃなくて、そこは買うところじゃないのか(笑)。
▽ 小学館::ガガガ文庫:ガガガ編集部ログ: アニメ化決定!! 8巻発売!! 素晴らしきかな下ネタ。
▽ TVアニメ「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』ってアニメ化するのか。ガガガ文庫は、ほかにアニメ化するものなかったのか(笑)。
▽ 虚淵玄×奈須きのこ×紅玉いづき×しまどりる×成田良悟によるアニメ「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」2015年夏放送開始 - GIGAZINE
▽ 『ケイオスプロジェクト』公式サイト
虚淵玄、奈須きのこ、紅玉いづき、しまどりる、成田良悟のテーブルトークRPGのセッションが原作。シナリオ自体は、三田誠なのんね。
2015年 2月 22日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ 問題児たちが異世界から来るそうですよ? そして、兎は煉獄へ /竜ノ湖太郎 -
VS魔王アジ=ダカーハ。うわぁ、十六夜絶体絶命どころか、箱庭世界そのものの滅亡の危機まで話を広げるのか。なるほど、第一部完へ向けて、このまま一気にクライマックスに突き進んでいくのんね。熱いぜっ!!
そゆわけで、前巻、魔王アジ=ダカーハに敗れ絶対絶命に陥った十六夜からの続き。魔王アジ=ダカーハに加え、魔王マクスウェルも敵として立ちふさがる流れだけど、最終的には雑魚扱いかと思っていたマクスウェルがめちゃくちゃ強くてびっくりですよ。<をい 第一部完に向けて、ピンチの連続と思わぬ味方の登場という感じで、マジに燃える展開すぎる。そして、マジに燃えすぎな黒ウサギが、もう、熱くて泣ける素晴らしい展開っ!! 多少ご都合主義な感がしないわけでもないけれど、これはこれでいい。もうちょっと犠牲があっても良かった気もするけれど。<をい
次回、いよいよ仲間たちと逆転に向けて攻勢に出る流れかしら。いよいよ、ノーネームの真の名前も明かされるように数々の謎や伏線も終結しつつあり、いかにもクライマックスという展開で、めちゃくちゃ続きも楽しみすぎるっ!!
▽ 2月22日といえば、館林見晴……。
▽ [Game]『艦これ』。E-5は、甲→乙にレベルを下げたらあっけなくクリア。乙で苦戦したら洒落にならないので当然の難易度だとは思うのだけど、うーん、これはこれで物足りなさが残るなぁ。まあ、天城さんを入手できたので良しとしよう。
▽ E-5甲はクリアできなかったのでアレだけど、それでも、夏イベントのE-6に比べれば、まだ優しかった印象。ボス到達率の高さに甘えて、キラ三重を徹底しなかったのが敗因かしらん。でも、間宮&伊良湖によるキラ付けができるようになったとはいえ、連合艦隊のキラ三重はさすがになぁ。道中&決戦支援のキラづけもめんどい。あとは、重婚も検討しないとそろそろツライのかなぁ。嫁の巻雲は、イベントでは戦力にならないのよ(苦笑)。
▽ 【遂に完結!】 あそびにいくヨ!20 発売!【12年間ありがとう!】 | MF文庫J編集部ブログ
『あそびにいくヨ!』がいよいよ完結なのか。えっと、17巻までしか読んでない……。
2015年 2月 24日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ 問題児たちが異世界から来るそうですよ? 撃て、星の光より速く! /竜ノ湖太郎 -
うあああああぁぁぁぁ、サラマンドラの覚悟、そして、ジャック、耀の限界を超えた戦いが熱すぎて凄いわ。泣ける~~。
第一部もクライマックスということで、ほんと盛り上がる盛り上がる。今回の最大の見せ場は、耀だと思うのだけど、アジ=ダカーハとの真っ向勝負、力と力のぶつかり合い。すげぇぇぇっっっ!! そこからのジャックと、蛟劉&レティシアに、黒ウサギと、そこからの十六夜も、さすがラストバトルの貫禄という感じで、とにかく熱いっ!! 凄いっ!! 一方、飛鳥嬢は、気持ち的にはめちゃツライのだけど、立ち位置としてはちょっと地味だな。<をい。ラストの十六夜は、ウロボロスの殿下にしてやられたのかしら? まあ、あと一冊残っていて、白夜叉とか孫悟空の出番もまだだしな。次回は、ウロボロスが真の敵として立ちふさがる展開かしら。いよいよ第一部も完結ということで、楽しみすぎるっ!!
▽ 最近、さおりなアンテナ改め、ライトノベルあんてな をいろいろいぢっています。ブログのRSSをチェックするだけでなく、togetterやはてなブックマーク、明日/本日/昨日発売のライトノベルの情報や、Amazonベストセラーも載せるようにして、ライトノベルに関して欲しい情報はこのページだけでできるだけ完結させるのが目標。ライトノベル情報を集めたニュースサイトのようなものでもあれば、そこからも情報をもらってこようと思ったのだけど、そういうサイトはないのんね。ラノベニュースオンライン とか、昔はインタビューとかやってたと思うのだけど、今は単に、編集部のブログと感想サイトのRSSを表示するだけのサイトになってるし。
▽ しかし、明日発売のライトノベルの書影を並べると、ほんとに一月にどんだけライトノベル発売されてるんだって話ですよ。メディアワークス文庫やMFブックスとかは除いてるのに、それでも、25日発売のタイトルが 25冊。しかも、各レーベルでわざわざ発売日を重ねてることが多いのだけど、それは、かつて富士見ミステリー文庫が電撃文庫の発売日に重ねて失敗した商法ではないのかー。
2015年 2月 25日
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笠間書院
◆ ライトノベルから見た少年/少女小説史 /大橋崇行 -
「無知な大森望や大塚英志、早見裕司の代わりに、正しいライトノベルの起源について教えてやんよ」というのが、この本の趣旨なのだけど、えっと、まるでライトノベルの起源が明治初期や江戸時代にあるような言いようは、どういう冗談だ(笑)。いや、文献による事実の積み重ねは悪くないのだけど、そこから導かれる作者の主張がどうにも捻じ曲がっている。作者の大橋崇行は、「ライトノベルの起源は1970年代ではなく、もっと昔にまで遡れる」と主張するのだけど、丁寧に積み重ねられた資料は、1950年代までの特に少年小説は1970年以降のそれとは明らかな断絶があることを示していて、また、文化的背景にも差異が認められるようにしか読み取れないんだよなー。纏められた資料を普通に読めば、「明治期からの少年小説は漫画に影響を与えながらも衰退。その後、漫画やアニメの影響を受けたライトノベルが1970年代に生まれた」という結論にしかならんだろ。
にもかかわらず、「大森、大塚、早見らの1970年代ライトノベル起源説は間違い。1960年前後の生まれの大森、大塚、早見らは、それ以前の作品は知らず、単に10代の頃に読んだ作品を特別視してるだけ」というのは、あまりに酷い。そもそも、大森の著作である『ライトノベル☆めった斬り!』でも、“十代の少年少女向け娯楽小説は、太古の昔からあった”“遡っちゃうとどこまでも行っちゃうよ。戦前どころか明治大正まで(笑)”“吉屋信子から始めると大変だよ(笑)”という記述があるように、過去の少年少女小説の流れを踏まえたうえで、大森らは1970年代をライトノベルの起源と位置づけているわけよ。大森らのそういう議論は無視して、「生まれる前だから知らないだけ」として片付けてしまうのは、もうむちゃくちゃだよね。
まあ、刺激的な主張をしようとしてやっちゃった感が漂う論考なのだけど、ライトノベル的なものを明治や江戸期の小説まで遡り、また、小説以外の漫画やアニメまで広げようとした試み自体は興味深い。昔、「ライトノベルの起源とその後の流れ」として、私なりにライトノベルの流れを纏めたのだけど、ちゃんと吉屋信子辺りからライトノベルに接続しようとする試みは、マジすげー。
ただ、ライトノベルに影響を与えたものといえば、まずは、テーブルトークRPG、そして、『ドラクエ』『FF』といったコンピュータRPGや、美少女ゲームだと思うのだけど、そこら辺の言説が弱いよね。確かに、1970年代より昔を語るなら、これらゲーム文化に触れなくても議論は成立するのだけど、現代ライトノベルの起源について語るなら、まずは、これらのゲームを起点にしないと話にならない。『スレイヤーズ』や『ロードス島戦記』以降のライトノベルは、1970年代ライトノベルの直系というより、RPG文化の申し子だ。もちろん、2000年以降は美少女ゲームの影響も大きい。小説にしたって、日本の明治期の小説群よりも、海外SFやファンタジーのほうが影響ありそうな気がするのだけど、そこら辺もページが薄いんだよなぁ。作者は、漫画やアニメーションなどを複合的に考察すべきといっているのだけど、結局、自分の得意分野の昔の日本の小説の話しかきちんと記述できていない。
この手の研究サイドからの言論は、だいたい現代文学史によりすぎていて、オタク論になると東浩紀を持ってこざるを得ない現状は、どうにかならないのかな。80年代90年代のゲームなんて、これからどんどんプレイ環境が失われて歴史に埋没していく一方なのに、1978年生まれのファミコン直撃の世代で、さらに現役のライトノベル作家でもある大橋ですらスルーする状況は、絶望しかない。本書では、ゲームはアニメーション文化と一緒に纏められているのだけど、そのアニメーション文化も、『宇宙戦艦ヤマト』の次は『おおかみこどもの雨と雪』で、「1970年代以降のアニメーション文化」と一緒くたに纏められてしまっている。ライトノベルを起点に現代日本文化を語ろうとする本で、これはさすがにざっくりしすぎだ。ライトノベルの源流を遡る前に、もっと足元を固めるべきじゃないの?
2015年 2月 28日
- 03/01 [文庫] 俺の教室にハルヒはいない(4) /新井輝
- 03/03 [文庫] 星くず英雄伝(11) 鏡像宇宙の英雄達(中) /新木伸
- 03/10 [文庫] 新約 とある魔術の禁書目録(12) /鎌池和馬
- 03/10 [文庫] ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンVII /宇野朴人
- 03/14 [文庫] のうりん(10) /白鳥士郎
- 03/18 [文庫] やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 10.5 /渡航
- 03/18 [文庫] 妹さえいればいい。 /平坂読
- 03/20 [文庫] 究極残念奥義 ―賢者無双― ~俺が悪いんじゃない、俺のことを無視するおまえらが悪いのだ~ /松山剛
- 03/25 [文庫] 絶深海のソラリスII /らきるち
- 03/25 [文庫] ノーゲーム・ノーライフ(7) /榎宮祐
- 03/25 [文庫] ひとりで生きるもん!(2) /暁雪
- 03/27 [小説] 翼の帰る処(5) ―蒼穹の果てへ―(上) /妹尾ゆふ子
▽ [Game]『艦これ』、甲取れなかったので、最近の演習での劣等感が半端ない……。
▽ [漫画]『シノハユ(3) /五十嵐あぐり』(→Amazon)、購入&読了。はやりのエピソードは卑怯だな(T-T)。でも、慕の方が好きなんだけど、次は出番増えるのかなー。や、ここ最近、はやりばかりだったんで。
▽ 電子書籍で100社連合 アマゾンに対抗 :日本経済新聞
Kindle対抗は歓迎だけど、リアル店舗で電子書籍を買うニーズってマジにあるのかいな。いっそ、紙の本にその本の電子書籍の権利を付ければいいのに。