2005年 9月 1日
▽ スニーカー文庫新刊―『涼宮ハルヒの陰謀 /谷川流』『円環少女 (1)バベル再臨 /長谷敏司』、購入。
▽ や、[PC98]『DOKIバケ』は名作ですっ!! [PC98]『エクストラ』は途中で投げた記憶しかないんですが(^^;。……まあ、そこら辺を意識してるのは当然なのですけど、むしろ、非18禁の美少女ゲーム辺りの話と受け取って欲しかったりも。いや、当時は、恋愛要素を重視するゲームは、美少女ゲームの中でも一部のマニア向け的な部分があって、非18禁かそれに準ずるような形で出ることが多かったというのが私の認識なのねん。
- 1988年 『カオスエンジェルズ』発売
- 1989年 4月 『Rance』発売 ← アリスソフトの一作目
- 1989年 6月 『きゃんきゃんバニー』発売 ← カクテルソフトの一作目
- 1989年11月 『ドラゴンナイト』発売
- 1989年11月 『晴れのちおおさわぎ!』発売
- 1989年12月 『D.P.S』発売
- 1990年 5月 『ストロベリー大戦略』発売
- 1990年10月 『イルミナ!』発売 ← 当時珍しいヒロイン毎のマルチエンド
ここら辺までが 200ラインの PC88時代。以降PC98へ。RPG等、今よりゲーム性が強めだった記憶
- 1990年12月 『闘神都市』発売 ← アリスソフトが 400ラインに
- 1991年 5月 『プリンセスメーカー』発売 ← 育成シミュの先駆け
- 1991年 7月 『NIKE』発売 ← カクテルソフトが 400ラインに
- 1991年 9月 『コズミックサイコ』発売 ← 初の音楽CD付
- 1991年11月 『沙織』『天使たちの午後III番外編』等の摘発事件
- 1991年12月 『舞☆MAI』発売
- 1991年12月 『華麗なる人生』発売
- 1992年 4月 18禁シールが出来たのはこの頃だった模様
- 1992年 6月 『卒業』発売
- 1992年 9月 『電撃ナース』発売 ← この辺りから X68K対応がなくなりはじめる
- 1992年 9月 『Super D.P.S.』発売 ← PC98/256色対応
- 1992年12月 『同級生』発売
- 1992年12月 『DALK』発売 ← この頃から HDD が必要になってきた
- 1993年 5月 『prostudentG』発売
- 1993年 5月 『初恋物語』発売 ← 育成シミュから恋愛シミュに転じた最初辺り
- 1993年 7月 『V.G.』発売 ← 格闘ゲーの出始め
- 1993年 7月 『分裂守護神トゥインクル☆スター』発売
- 1993年 9月 『あゆみちゃん物語』発売
F&C(アイデス)の会報(1993年秋号)を見ると、通販商品33本のうち一般向け(非18禁)が15本もあって、この頃は今ほどエロが求められてなかった証左になると思う
- 1994年 5月 『ときめきメモリアル』発売
『同級生』辺りを境に『プリメ』型の育成シミュから『ときメモ』型の恋愛シミュに移行したのは象徴的かもしれない
- 1994年11月 『V.G.II』発売 ← PC98 640KBの限界へ
- 1995年 1月 『DOKIDOKIバケーション』発売 ← この頃カクテルソフト作品の売上本数が4桁から5桁へ
- 1995年 1月 『同級生2』発売
- 1995年 2月 『バーチャコール』発売
- 1995年 5月 『闘神都市2』発売
- 1995年12月 『カスタムメイト3』発売 ← 売上&内容ともにカクテルソフトの分岐点
- 1996年 1月 『雫』発売 ← ビジュアルノベルの先駆け
- 1996年 7月 『Pia♥キャロットへようこそ!!』発売
- 1996年 7月 『痕』発売
- 1996年 9月 『同窓会』発売 ← フェアリーテールが Windows対応へ
- 1996年12月 『きゃんきゃんバニープルミエール2』発売 ←
パソコンでまともな音声が< TOWNSを忘れてました(^^; - 1996年12月 『鬼畜王ランス』発売 ← アリスソフトが Windows対応へ
- 1996年12月 『YU-NO』発売
1996年後半にほぼPC98→Windowsに移行
- 1997年 5月 『To Heart』発売
2005年 9月 2日
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エンターブレイン ファミ通文庫
◆ バード・ハート・ビート 舞姫天翔! /伊東京一 -
めちゃくちゃ面白いっ!! いやもう、お約束満載のボーイミーツガール。空から落ちてきた異国の謎ありな少女との出会い、やきもちを妬きまくりな幼なじみ、鈍くてそんな気持ちに全く気づかない主人公と、あははははははっ、もう、さいこーーーーーーーっ!!
そゆわけで、久々の伊東京一の新刊は、巨鳥に乗って大空を飛ぶのがふつーな世界を舞台にしたボーイミーツガール。お約束でツボをついた展開が、とにかくさいこーーー。恋の三角関係はくらくらだし、ラストの展開も熱くて、もうもうもうもう、うきぃ~~~~~~~~。いやもう、上手く組み立てられた内容で、とにかく満足。面白かった~~~。
参考:
感想メモリンク → CAXさん、 ゐんどさん、 読丸さん、 INNさん、 t-snowさん、 宇乃字、 ユウさん、 仮面の男さん、 浅木原さん、 恵さん[ バード・ハート・ビート ]
▽ コバルト文庫新刊―『エネアドの3つの枝 女ぎらいの修練士 /樹川さとみ』『黄金を奏でる朝に~セレナーデ~ /沖原朋美』、購入。
▽ “2000年以降ではPPPHやコール可能な曲はほとんど無いdeath”。むー、私は、2000年のメモリアルライブを最後に行ってないのだけど、へきるライブもそんな風に様変わりしてましたかー。
2005年 9月 3日
- ◆ [WIN] さくらむすび /CUFFS
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4th、桜
ラストの演出はかなり感動。やられたー。……でも、なんだかなー。
総評
とりあえず、桜、幼すぎ(^^;。それはともかく、雰囲気は悪くないんだけど、ストーリーがちょっとなー。キャラは良かったので声をつけて萌え系に走るか、さもなくば、もっと雰囲気を生かすようなストーリーにして演出に凝るようにするかしないと、正直つらいと思う。
▽ キャラクター愛「萌え」 東浩紀氏に聞く “『萌え』を生み出したのは、今25歳ぐらいの連中です”。なにゅ~、そんなに若いのか~。や、私的には、もちっと上という認識だったんですけど(^^;。……しかし、批評家とか評論家って、意味もなく『エヴァ』を凄く便利に使いすぎてると思う。
▽ t-snowさん経由 で、少女小説についての閑話。ちょうど、うしとらさんが、エロゲについて、かつては「恋人になるまで」が中心だったのが、次第に「それから先」を描くようになった、と指摘されてたのだけど、少女小説についても、同じような傾向が見られるという話で、なかなか興味深い。つまり時代は、恋人同士のあまあまラブラブを求めてるということなのかー。<なにか違う予感もするけど(笑)
▽ “少女小説に男性読者が少ないのは、少女漫画に男性読者が少ないのと同じ”という指摘については、私は、少女漫画も少女小説もそれなりに読めるので、なんとも。ただ、コバルト文庫のファンタジー系の作品については、内容や装丁からみて、少年向けライトノベルとそれほど差があるとは思えなかったり。
▽ あう(汗;。とりあえず、TOWNS に関しては、私が、X1 → X68K → PC98 という風にマシンを乗り換えてきたせいもあって、完全に意識外でした(^^;;;。
▽ [WIN]『夏音-Ring-』。発売されたようなので、今日は秋葉原にでも、買いに行くかなー。
2005年 9月 4日
▽ そゆわけで、[WIN]『夏音-Ring- /Breeze!!』、購入。とらのあなでしか扱ってなさそうだったのだけど、売り上げ的に大丈夫なんでしょうか(^^;。……と、パッケージをみると、注意書きに“夏音-Ring-はWindows98では動作致しません”とあって、ぐはり。あうぅ、マシンスペックも足りないんだよなぁ。
▽ そゆわけで、とりあえず、以前買ったままで使ってなかった Windows2000 をインストールしてみたり。ああぁ、ドライバがない~、めんどくさい~~。……マシンスペックについては、やってみて駄目だったら考えよう。
▽ でたまかの経緯について。うーん、第1部で打ち切り決定、打ち切りになったので無茶苦茶なエンディングにしたら反響があって延長、というのは、状況を見ると「やっぱり」なのだけど、ただまあ、読者も作者もいろいろな意味で不幸だよなぁん。
▽ あと、オンドゥル語の実験ってなんだろう、と思って検索してみたのだけど、この辺 のことかしらん? どうやら、「『でたまか』でオンドゥル語のパロディをやったのは、読者がオタクかどうか視野が狭いかどうかを試すためだった。結果、予想通り攻撃の嵐で読者はオタクで視野が狭いようだ」ということらしい。本気の発言だとしたら、ツッコミどころ満載で大笑いなんだけど、まあ、話半分に見るべきじゃないかしらん。<って、過去ログを辿ると、評判が悪かったことに対して、後付けで出てきた屁理屈にしか見えないんですけど(苦笑)
2005年 9月 5日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ 円環少女 (1)バベル再臨 /長谷敏司 -
絶妙なキャラ配置と勢いある展開と、さらにニヤリとさせる文章で読ませる傑作。っていうか、小悪魔的な幼女なヒロインのメイゼルがひじょーに魅力的で、くらくらする~~~。
そゆわけで、久々の長谷敏司は、現代を舞台にいろいろな魔導師が闘う話。まあ、ちと引っかかる文章でいろいろとおかしい部分が散見されるのはマイナスだけど、でも、魅力的なキャラと展開は非常にGood。小悪魔なメイゼルと委員長の寒川、素直なきずなに、ドジで正義の敵キャラ、エレオノールと美味しいキャラをほんとにうまく生かしているわけよっ!! 加えて、シリアスなストーリーラインにコミカルな味付けが、ほんとに楽しい~~。なんといっても、愛に溢れた内容だしなっ!! いやもう、ツボにはまる内容で、とにかく今後に大期待っ!!
参考:
感想メモリンク → 永山さん、 読丸さん、 水の鳥さん、 t-snowさん、 まいじゃーさん、 adramineさん、 仮面の男さん、 Qujiさん、 INNさん、 コウさん、 水無月冬弥さん、 taku_anさん、 葉月さん、 kanadaiさん、 けんじょさん、 ゆーいちさん、 ユウさん
2005年 9月 6日
▽ ちょっとまじめな話。 補足。 橋本紡氏が、『猫泥棒』で作家生命を賭けたが売り上げが目標に達せず、作家を辞めるかもしれない、ということらしい。……せつないなぁ。いやまあ、『猫泥棒』は買ってないので、アレなんだけど。<そもそも、ハードカバーはやっぱりつらいと思う
▽ しかし、内容と売り上げは必ずしもリンクしない、という話はよく聞くのだけど、実際、どうなんだろう。売り上げは、装丁や、売り方、過去の業績などの結果で、内容が良ければ口コミ等で広がることもあるんだろうけど、むしろ、次回作以降の売り上げにつながっていくとかなんとか。作り手の立場からすれば、そうはいっても売り上げがすべてというのもわかるんだけど。
2005年 9月 7日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ 涼宮ハルヒの陰謀 /谷川流 -
たまには、おイタもしろーーーっ!! ……あと、長門の微妙な変化がくらくらだよ~~~。
そゆわけで、なんだかやけに厚いと思ったものの、いつも通り『涼宮ハルヒ』でした。でも、ハルヒ、影薄いけど(笑)。……とりあえず、ハルヒの仕掛けはちとやられた、という印象。あとはまあ、それにしても、いろいろ仕込みがあったけど、そろそろストーリーもターニングポイントなのかしらん。やっぱり、長門の変化がなにより楽しく期待だね~。
参考:
感想メモリンク → あずみん、 NOGさん、 adramineさん、 読丸さん、 永山さん、 INNさん、 水の鳥さん、 安眠練炭さん、 ゆーいちさん、 リオンさん、 まよねえずごはんさん、 けんじょさん、 FOOLさん、 浅木原さん[ 涼宮ハルヒ ]
▽ 講談社ノベルス新刊―『τになるまで待って /森博嗣』、購入。『ニンギョウがニンギョウ』も出ていたけれど、さすがにあの装丁は読むもんじゃないだろ~、と、とりあえずパス。や、本は、読んでなんぼだと思うんですけど。
2005年 9月 8日
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集英社 コバルト文庫
◆ 黄金を奏でる朝に~セレナーデ~ /沖原朋美 -
うわ~、カストラートですか。うわ~、うわぁ~~~。
そゆわけで、18世紀を舞台にした幼なじみ恋愛モノなのだけど、うわ~、そういう設定を持ってきますか~~。オルガンを弾きたいがために母を捨て故郷を捨てた少女が、カストラートとなっていた初恋の少年と再会、信仰や価値観のあいだで揺れ動く乙女心、という話。沖原朋美は、きちんとした筆力で見せる古き良き少女小説らしい内容が魅力なのだけど、この作品は、カストラートを持ってきた設定がすべて。中世、教会、歌手といったら、そういうネタはあって当然なんだろうけど、正面から行くとはなぁ。もう、この設定だけで唸るしかないよ~。
▽ 電撃文庫新刊―『ウィザーズ・ブレインV 賢人の庭(下) /三枝零一』『半分の月がのぼる空5 /橋本紡』『わたしたちの田村くん2 /竹宮ゆゆこ』、購入。『撲殺天使ドクロちゃん』の新刊は、なんとなくパスしたり。
▽ 『半分の月がのぼる空』『しにがみのバラッド。』アニメ化公式サイト。…… moe ってのは、どうなんだ(^^;。
2005年 9月 9日
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講談社 講談社ノベルス
◆ τになるまで待って /森 博嗣 -
うひー、シリーズ三冊目ということで、加部谷x海月もなかなか良くなってきたよ~。
そゆわけで、萌絵をはじめとする旧シリーズのキャラが出ていれば満足な本シリーズ。って、シリーズ三冊目にして、や~~っと、加部谷をはじめとするこのシリーズのキャラ達も味が出てきたという感じ。まあ、もちっとラブラブが強くなればさらに嬉しいんだけどなぁ。<ちげー。……とりあえず、エピローグが非常に思わせぶりで、とにかく今後が大期待。はやく続きが読みたい~。
参考:
感想メモリンク → deltazuliさん、 mysterycactusさん、 秋野そらさん、 swan-songさん、 parganさん、 aobouzuさん、 gengenさん、 けんじょさん、 FOOLさん[ Gシリーズ ]
▽ トップページ周りをちと整理してたりする今日この頃。リンクのページも削除する方向にして、これでいっそう日記だけという感じに(^^;。……そういえば、はてなアンテナ等の更新チェックなページで、トップページの方をチェックされてる方がいらっしゃいますが、直接、日記のページにリンクをしていただいて構いません。いや、あんまり意味がないと思うので。
▽ [文庫]『Missing』のこと(9/6)。1巻の私の感想は、えぇっと、うわっ(^^;。2巻以降については評判が良いとも聞きますが、どちらにしろ私の好みではなさそうだからなぁん。
▽ [文庫]『半分の月』を 読んでおいたほうがいいのか? 私は絶賛ですが、とりあえず、最新刊で一応の最終巻らしい(もう一冊、その後の話が出るみたいですが)ので、その評判待ちでもいいかもしれず。
2005年 9月 10日
-
メディアワークス 電撃文庫
◆ わたしたちの田村くん2 /竹宮ゆゆこ -
最高傑作ぅぅぅっ!! まさか、ここまでちゃんとした恋愛モノに仕立ててくるとは思わなかったよ~。いやもう、丁寧な恋愛ストーリーをベースにコミカルに読みやすく仕上げた良質な恋愛モノ。読んでてにやけまくりで、とにかく泣ける。ほんと、素晴らしすぎる~~。
そゆわけで、“不思議少女系とクールなツンドラ系 あなたはどちら派?"と帯で謳う話題のラブコメ。最初はにやけつつ大笑いしつつ読み進めていたのだけど、途中から、うわーうわー、いやぁ、凄いわ。とにかく非常に良質な恋愛モノ。ほんと“相馬さんって、誰?"が非常に深いわ。ラストも多少物足りないものの、まずますな決着を見せていて、満足。あとがきによると、続刊も匂わせているけど、出来れば続きではなく、新シリーズにして欲しいなぁ。
それにしても、「高浦さんちの家族計画」は、やっぱり要らないと思う。
参考:
感想メモリンク → あずみん、 平和さん、 読丸さん、 永山さん、 けんじょさん、 水の鳥さん、 deltazuluさん、 chiparuruさん、 安眠練炭さん、 海燕さん、 JV44さん、 氷川桂さん、 alleineさん、 konikonikoniさん、 coffさん、 u-glenaさん、 愛咲優詩さん、 INNさん、 ゆーいちさん、 恵さん、 浅木原さん、 t-snowさん[ わたしたちの田村くん ]
2005年 9月 11日
▽ 調子の悪かった AirH" の機種変更、CFE-02 → AH-S405C。おぉ、久しぶりに、自宅でアンテナが立ってるよ~。<をい。……ただ、ちょっとはみだしが大きくなったのが、気になるかしらん。
▽ それから先の物語について 少女小説やエロゲが「それから先」を描くようになったことに対して、それは社会一般に、“関係の流動性が増大しているから”という話。なるほど納得でおもしろい。
▽ Shamrockさん経由(9/10) で、[文庫]『ダブルブリッド』のイラストを担当してるたけひとさんのページ。『ダブルブリッド』は、“春までには最終巻でるらしいよ!”とのこと。……現状の状況&刊行ペースで、いったい、どうなるんだ?(^^;
▽ ラノベ規模の市場ではマーケティングは成り立たない 結局、“編集の目利きでしか世界は動かない”というのは、その通りだと思うのだけど、ただ、そのマーケティングの話は漫画だけが特殊という気も。
2005年 9月 12日
- ◆ [WIN] 夏音-Ring- /Breeze!!
-
1st、
バッドエンド彩音だははははっ、とばしてるな~。いや、コメディ的な部分は、さすが絶妙だなぁ、おもしろすぎる~~。と、あははは、指切りさいこ~~~。
「良い子強い子元気な子!」<吹いた(爆笑)。というか、男性キャラに言わせる台詞じゃないだろ~~。……そいえば、なかなか鈴菜視点にならないのだけど、もしかして、ずっと響視点で進むのかしらん?(^^;。
海。馬鹿らしい、馬鹿らしくて、めちゃ楽しい~~~。
う~~ん。大会前後は微妙だなー。や、意図的に微妙な線を狙ってるんだろうけど、もちょっと、響側の心情を丁寧に描かないと駄目なんじゃないかなー。……それはともかく、ぇちしーんの導入が初々しいというかなんというか、めちゃ楽しいんですけど~~。
推薦でいきなり終了。アレ? 完全に彩音ルートで進んでると思ってたんですけど、バッドエンド??
▽ そいえば、今まで選挙区と比例区で同じ政党に入れたことないなぁ、と、ふと気づいたりしたのですけど、つまり私は、二股の優柔不断ダメ人間ということですか(汗;。……それにしても、自公で3分の2を超えたのは、勝ちすぎだよなぁ。
▽ モノグラフさん経由 で、若木未生メールマガジン 22号。[文庫]『イズミ幻戦記』の再書籍化よりも続きを出せよ、と思ったら、“今は「イズミ」書いてます”ということで、一応、そのうち出るのかしらん。
2005年 9月 13日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ ウィザーズ・ブレインV 賢人の庭(下) /三枝零一 -
うわ~、熱いっ熱いっ、熱すぎる~~。大切な何かのために生命を賭けた闘いの連続で、くぅ~~~。相変わらず、『ウィザーズ・ブレイン』らしい内容で、非常に面白かった~~。
そういうわけで、めちゃくちゃ分厚いよっ!!<をい。いや、上下じゃなくて、上中下と三分冊にすべきだったんじゃ(^^;。……それはともかく、1冊キビシイ戦闘の連続で、ほんとに非常に熱い内容でした。何度も泣きそうになったりもして。
ただまあ、この巻は、作者の都合でキャラが動いてる感が強かったのが、ちょっとマイナスかしらん。いや、作者の意図はわかりやすかったのだけど反面、行動に至る描写や理由、性格付け辺りの描き込みが、微妙におざなりだった予感。もしかして、ページ数が気になるような作りがマイナスに働いてるんじゃないかしらん(^^;。
なにはともあれ、これで序章は終わり、いよいよ本編っ!! 続きがめちゃ楽しみだ~~。<しかし、7冊かけて、“準備は整いました”って、いったい、ラストまで何冊かけるつもりだ(笑)
参考:
感想メモリンク → 藤原祐さん、 INNさん、 t-snowさん、 狭霧さん、 u-glenaさん、 Kadzukiさん[ ウィザーズ・ブレイン ]
2005年 9月 14日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ 半分の月がのぼる空5 long long walking under the half-moon /橋本 紡 -
橋本紡らしい内容で、余韻を感じさせる綺麗な結末。って、えー、これでさらに 1冊出るんですか(^^;。
物語的にはすでに前巻で終わっているので、大した事件もなく大きく盛り上がる内容ではないのだけど、余韻と今後を感じさせる最終巻らしい最終巻。エピローグは非常に綺麗で、大満足。……ただ、この巻も、正直、かなり蛇足感が漂っていたのだけど、さらに1冊って、うわー、これに何を足すというんだ~。や、めちゃくちゃ不安なんですけどー。<続巻向けの仕込みもあるんだけど、それこそ蛇足にしか見えないのがなー
参考:
感想メモリンク → REVさん、 INNさん、 deltazuluさん、 白翁さん、 ゆーいちさん、 読丸さん、 adramineさん、 sukemonさん、 新型さん、 iris6462さん、 紅翼さん、 YUKIさん、 ハコビヤさん、 fsbcさん、 zenonさん、 御伽さん、 浅木原さん[ 半分の月がのぼる空 ]
▽ そいえば、今年もあるらしいので、一応リンク → ライトノベルBESTランキング ウェブアンケート。しかし、ライトノベルはシリーズものが多いので、1年毎だとランキング以外の企画は大変じゃないかしらん。
▽ エロゲー業界の裏事情(BugBug10月号より) 私の周りでは、買う人&本数が減ってる印象だったのだけど、セールスの本数はあまり変わっていないらしい。ちょっとビックリ。やっぱり、減った分、より若者or女性の新規ユーザーが増えてるということなのかしらん。
2005年 9月 16日
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集英社 コバルト文庫
◆ エネアドの3つの枝 女ぎらいの修練士 /樹川さとみ -
作者曰く「身もだえしそーなラヴロマンス」なシリーズ第二弾。って、うーん、一作目に比べると、そこら辺はいまいち弱かったかしらん。
そゆわけで、奔放で色気漂う少女と硬い見習い修練士との、第一印象最悪パターン系なラブコメ。ストーリーラインで「ベタ」と「こてこて」増量というのはわからんわけではないのだけど、ただ、ちと演出的な盛り上げが物足りない印象で、私的には今ひとつ。というか、恋愛メインというより、むしろ『楽園の魔女たち』みたいなコメディ的な雰囲気を感じたり。……まあ私的に、あんまりヒロインのララに魅力を感じなかったのが、いまいちな印象の理由かもしれないけど(^^;。
参考:
感想メモリンク → 浅木原さん、 読丸さん、 風音さん、 Smoky Bunnyさん、 瑠璃夢さん、 dahliaさん[ エネアドの3つの枝 ]
▽ エロゲの人口構成に関する話題:資料編 先日の話題は、こちらで簡単に纏められていて、いろいろ詳しい。
▽ ZAKZAK | 中村うさぎ今度はデリヘル嬢挑戦…源氏名は叶恭子 『極道くん漫遊記』はたぶん読んだことないのだけど、それにしてもいったい(^^;。
2005年 9月 17日
▽ 来月の新刊チェック。太洋社 と ライトノベル新刊案内 から。
- 10/01 [文庫] ポケロリ りぼんの章 /竹井10日
- 10/07 [漫画] ういういdays(3) /犬上すくね
- 10/08 [文庫] ROOM NO.1301#6 お姉さまはストイック! /新井輝
- 10/上 [文庫] ブルースカイ /桜庭一樹
- 10/11 [文庫] 護くんに女神の祝福を!(7) /岩田洋季
- 10/11 [文庫] 空ノ鐘の響く惑星で8 /渡瀬草一郎
- 10/11 [文庫] アスラクライン(2) 夜とUMAとDカップ /三雲岳斗
- 10/11 [文庫] キノの旅 IX the Beautiful World /時雨沢恵一
- 10/13 [文庫] メモリアノイズの流転現象 /上遠野浩平
- 10/19 [漫画] 天上天下(14) /大暮維人
- 10/20 [文庫] 愛と哀しみのエスパーマン /秋田禎信
- 10/20 [文庫] ザ・サード 今日の午後は /星野亮
- 10/20 [文庫] ご愁傷さま二ノ宮くん4 /鈴木大輔
▽ [文庫]『MOMENT /本多孝好』、購入。
▽ あと、太田出版様から『電波大戦 ぼくたちの“護身”入門 /本田透』を献本していただいたり。うーん、献本していただく作品は、やけに本田透さん絡みが多いのだけど、やっぱり『電波男』は読まないといけないんだろうか(^^;。
▽ 【奢って業界人】 第15回:PCNEWSの今さんを迎えて、業界の動向を斬りまくり!? おもしろいのは、やっぱり、“1,500万円投資して製作に半年以上かけたソフトの商品寿命が、2週間”という辺りかしらん。<注によると、“おおよそ平均値に近い数字”とのこと
2005年 9月 18日
-
太田出版
◆ 電波大戦 ぼくたちの“護身”入門 /本田 透 -
『電波男』の本田透による「護身」というか「恋愛」をテーマにした対談集+α。対談相手は、竹熊健太郎、岡田斗司夫、滝本竜彦、倉田英之。テーマと対談相手の選択が魅力の全てなのだけど、特に、滝本竜彦、倉田英之との対談は、なかなか面白かったり。ただ、+α部分は、つまらないし、要らないんじゃ。
そゆわけで、やっぱり、読子は素晴らしいですよっ、読子っ!! リアル読子が出てきたら、そりょもう大変ですよっ!! や、本田透、倉田英之の両氏とは、私はほぼ同世代なのだけど、そのせいもあってか、倉田英之との対談が、一番面白かった。本田透にはあまり共感できなかったりするのだけど(^^;、倉田英之の月末木曜はヨドバシ、金曜日にはソフマップという辺りをはじめとして、倉田さんには非常に親近感が持てるのがなんとも(笑)。あとは、滝本竜彦は、やっぱりネタ人生(^^;。
まあ、対談は全般に面白かったのだけど、ただ、+α部分がつまらなかったのが、ちと残念。+αを削って、さらにもう一人、作品内でよく言及されていた大槻ケンヂとの対談でもセットすれば、さらに良かったんだろうけど、この本の方向性からして、無理だったのかのー。
▽ 富士見ファンタジア新刊―『ムーンスペル!! 真夏の迷宮 /尼野ゆたか』『琥珀の心臓 /瀬尾つかさ』『紅牙のルビーウルフ /淡路帆希』、MF文庫J新刊―『ぴよぴよキングダム3 あかりの国のあかり /木村航』『彼女はミサイル2 そらからきたアリス /須堂項』、トクマノベルズEdge新刊―『空色勾玉 /荻原規子』、購入。
▽ [TV]『NHKスペシャル タクシードライバーは眠れない』。NHKはびみょーに規制緩和反対な番組が増えてる予感。まあ、規制緩和が問題ではなく、しわ寄せの多くが運転手にいくことに問題があるわけだけど、長時間労働なのに手取り10万も厳しくなってく世界は、せつないなぁ。って、アニメーターの雇用形態と同じなのかしらん。
▽ 好きな作家が繊細であった場合、読者はどうすべきか リンク先を見ると、むしろ、「mixiでファンへの愚痴を書いたら 2chに晒された」という話に思えるのだけど、それはともかく、「読者はどうすべきか」という点については、繊細な人は、肯定的な感想でも何故か「貶された」と受け取る人が多い感触なので、正直、「どうしようもない」と思ったり。
▽ 感想メモリンクとして感想を集めていたりすると、「良い作品は一部に貶す人がいても大多数には評価される」「多くの人に叩かれる作品は好き嫌い以前に明白な瑕疵がある」ということはおおよそ断言できると思うのよねん。……この手の話でいつも思うのだけど、作り手側の人には、「個々の感想に一喜一憂するだけでなく、広く感想を集めて、きちんと評価、検証しれ」「明白な瑕疵がある状態で売るな」と強く言いたい。まあ、ほとんどの方はそうやってるという話はあるんだろうけど、ただ、新人さんについては、編集サイドで、きちんとマジに対処して欲しいんだよなぁ。
▽ はうっ、そう並べられると、なんだか誤解されそうで、いやん。なので、一応、補足しておくと、私が今回に限らずちょくちょく主張してるのは、「個々の感想は好き嫌いとかの主観でないと意味がない。一般的&客観的な評価が欲しいなら各地の感想を見てまわって総合的に判断しれ」というのが根底にあるので、そこら辺、注意ということで一つ(^^;。
2005年 9月 19日
-
富士見書房 富士見ミステリー文庫
◆ GOSICK II ―ゴシック・その罪は名もなき― /桜庭一樹 -
すばらしーーーー。いや、途中までは、またミステリーかっ、LOVE はどうしたっ、LOVEはっっ!! と思いつつ読み進めていたのだけど、終盤が、くぅ~~~~、アレはたまらないよ~~~~~~。
そゆわけで、この 2巻は、ヴィクトリカの出生の秘密と謎の山奥の村を絡めた内容。やっぱり、ベースラインはミステリーでミステリーとしては出来は悪くないと思うんだけど、ただ、キャラクター小説としては、ヴィクトリカの魅力に頼りすぎていて、アブリルもセシル先生も出番が少ないのが残念無念。まあ、ヴィクトリカは、確かに可愛いんだけどさー。でもでも、やっぱり、三角関係を期待したいところなんですけどー。
で、1924年を舞台にしてるということで以下メモ。第一次世界大戦 1914年~1918年、関東大震災 1923年、ミュンヘン一揆 1923年、ナチス再結成 1925年、日本ラジオ放送開始 1925年、世界恐慌 1929年、満州事変 1931年、ヒトラー独裁 1933年、盧溝橋事件 1937年、オーストリア併合 1938年、ポーランド侵攻 1939年、真珠湾攻撃 1941年。……作中で、今後の激動の世界情勢を示唆してるけど、さすがに、作中で 10年経過とかはやらないよなぁ。
[ GOSICK ]
2005年 9月 20日
- ◆ [WIN] 夏音-Ring- /Breeze!!
-
1stは、バッドエンドだと思ったのだけど、いろいろ見てると、どうもあれで一応、トゥルーエンドだったらしい(^^;。あと、彩音ルートと鈴菜ルートしかないのカー。
2nd、鈴菜
お母さんの立ち絵は無駄にエロいなぁ、水着なんかもそうなんだけど。しかし、無駄に楽しい演出だぁ。<アイスな天麩羅のなずな
ぱ…ぱ…ぱじゃまじゃ……まだ……。<爆笑
っていうか、80年代のアニメ&特撮ネタがやたら多いのだけど、若い世代な人にわかるんだろうか(^^;。がふっ、「言っちゃえ、告白しちゃえ!!」だし(^^;
やっぱり、詩子ちゃんは可愛いなぁ~~~。って、あははははは、鈴菜が変になってきてるんですけど~~。
あああぁ、やっぱり、詩子は可愛いなぁ。って、なんでそんな水着を。……鈴菜か(^^;。
自然に引かれ合って行く二人の演出がなんと素敵で、……って、すばらしいーー、正直、そろそろ単純な修羅場になるかと思ったら、そういう演出&脚本でくるかー。あはっ、あははははははっ、鈴菜そうか、そうなのか~。うひーーーーーーーーー。うきーー、うくーーーーー。
ああああああああああああああああ。うひぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーー。
……。
まだアレなのに、バカップルに(^^;。詩子ちゃんは、やっぱりいいなぁ(爆笑)。
って、なんだか、ぐだぐだになってるんですけどー。……ああぁ、微妙だなぁ、綺麗ではあるけど、微妙だなぁ。
エピローグでちょっと泣きそうに。って、こっちのエンディングも、どうにもトゥルーに見えないんですけど~~。
総評
とりあえず、今では少女漫画でも扱わないような、微妙な恋愛模様&恋ごころを正面から描こうとした意欲は買いマフが、やっぱし、微妙は微妙だなぁ(^^;。あと、エンディングが弱かったのもマイナス。どちらのルートも、むしろ、前半のコミカルなラブコメ部分の方が、出来は良かった予感。特に、鈴菜ルートの大会前後はめちゃくちゃ良かったり。まあ、なんやかんやで、恋愛モノとしては非常に丁寧で高水準、なだけあって、ちょっと後半が残念だった印象でした。<あと、詩子ちゃんと沙織お嬢様の出番もちと少なかったのが残念だ(^^;
2005年 9月 21日
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集英社 集英社文庫
◆ MOMENT /本多孝好 -
いまいち。『MISSING』や『ALONE TOGETHER』が良かったので期待していたのだけど、ひねりのないストーリーライン&雑な文章、という印象しか抱けなかったのがにんとも。……いやまあ、そこそこせつなく、決して悪い内容ではないとは思うんだけどねぇ。
そゆわけで、病院でバイトをする主人公と死に際した人々との人間ドラマな連作短編。人のダークな面を描きつつ、せつなく纏めた部分は悪くはないんだけど、ただどの短編も、地味な演出&予定調和なラストなので、淡々としすぎで心に残らないのよ。や、淡々で地味な演出なら、もうちょっと毒なり涙なり、じんわりと心を動かすような要素がないとツライよなー。あとは、文章がちょっと雑に感じられたのがマイナス。がっかりだー。
[ MISSING ][ ALONE TOGETHER ][ MOMENT ]
▽ Opera、ライセンス料を無料化 む~、せっかくなので、最新版の 8.50 をダウンロードしてインストールしたり。
2005年 9月 22日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ 琥珀の心臓 /瀬尾つかさ -
びみょ~~。いやまあ、特に下手でもつまらないわけでもなく、ふつーに新人相応で、そこそこには面白いとは思うのだけど、なんというか、これという魅力が感じられなかったというのが、正直な感想だったり。
第17回ファンタジア大賞「審査委員賞」受賞作で、修学旅行のバスがいきなり異世界へ、という内容。キャラも設定もストーリーも文章も、悪くはないけどいまひとつ。新人ということで言えばそこそこなんだけど、どこも飛び抜けてない、という印象なんだよなー。ただ、演出的に見せ方がいまいちで、全体に嘘っぽく感じられたのは、私的に気になったところ。逆に、強いて良かったところを挙げれば、眼鏡なイラストかなぁ。<をい。……私的には、どうにも、「微妙」としか形容できない内容だったり(^^;。
参考:
感想メモリンク → 葉月さん、 水の鳥さん、 t-snowさん、 INNさん、 consistさん、 toshi-koさん、 ひささん、 浅木原さん、 ユウさん[ 琥珀の心臓 ]
2005年 9月 23日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ 紅牙のルビーウルフ /淡路帆希 -
基本的には新人相応だと思うのだけど、とりあえず、おもしろかったぁ~。なんといっても、キャラが魅力的。といっても、萌え系ではないのだけど(^^;。
第17回ファンタジア大賞「準入選」で、盗賊に拾われ育てられたお姫様の話。まあ、新人相応と言った感じで、人が死んだりえげつない計画があったりする割には、キャラの行動が非常に甘く、どうにも生命の危険があったり国レベルの闘いをしてるようには、さっぱり見えないのが難点なんだけど、ただ、ありがちなストーリー展開なので、その欠点はあんまり気にならないようになっていて、そして、なによりキャラが非常に魅力的。決して萌え系ではないんだけど、なんとも生き生きとしていて、Good。とにかく、今後に期待な新人さんですかねぇ~。
参考:
感想メモリンク → t-snowさん、 INNさん、 deltazuluさん、 新型さん、 ガユウ・フジナさん、 ひささん、 浅木原さん、 ユウさん
▽ スーパーダッシュ文庫新刊―『銀盤カレイドスコープvol.5 ルーキー・プログラム:Candy candy all my rules /海原零』『滅びのマヤウェル その仮面をはずして /岡崎裕信』『影≒光 シャドウ・ライト /影名浅海』、購入。
2005年 9月 24日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ ムーンスペル!! 真夏の迷宮 /尼野ゆたか -
微妙だなー。や、新展開でストーリーは面白くなってきていて今後に期待も感じさせるのだけど、ただ今回は、やけに実力不足というか下手な部分が目立つんだよなー。まあ、とにもかくにも、次巻次第という感じかなー。
そゆわけで、避暑を兼ねての夏合宿で山奥の民宿へ、そこで禁断の研究に巻き込まれる、という内容。とにかく、前振りは無駄に長く、肝心の見せ場は描き込みが足りない上に下手、というのは、なんとかして欲しいのだけど、一応、道具立てを揃えて、シリーズとしての大きなストーリーが動き始めた予感なので、今後に期待。あとは、もちっとラブコメ方面を頑張って欲しいところなんだけどねー。
[ ムーンスペル!! ]
▽ 「わたしたちの田村くん」は本当に面白かったのか? 印象論だけど、確かに、やたらと感想は見かけるわりに、否定的意見も多いんだよなぁ。特に、「話題らしいので読んでみた」という層には、非常に受けが悪い予感。もともと、キャラに依存度の高い作品は人を選ぶ傾向が強いと思うのだけど、やっぱり、“本来、受け入れられないタイプの人にまで”広がってしまったというのはあるんだろうなぁん。
▽ ついでと言うか、せっかくだから、最近出た作品の中では、[文庫]『バード・ハート・ビート』が、否定的な意見を見かけない万人受けするタイプの作品で、おすすめ!と書いとこう(^^;。<感想メモリンクもそこそこ増えてたり
2005年 9月 25日
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メディアファクトリー MF文庫J
◆ ぴよぴよキングダム3 あかりの国のあかり /木村 航 -
読者置いてけぼり(苦笑)。良くも悪くも作者が暴走して好き勝手やってるという印象で、そういう意味では、木村航が以前シナリオを担当していた [WIN]『Forest』と似たような感じになってるなー。まあ、読者のことを考慮してない作りなので、かなり読者を選ぶ内容になってるんだけど、とりあえず私には、さっぱり合いませんでした。
参考:
感想メモリンク → NOGさん、 浅木原さん、 コウさん、 永山さん、 ユウさん[ ぴよぴよキングダム ]
▽ 昨日は秋葉原にお出かけ。[小説]『少女に向かない職業 /桜庭一樹』、購入。[WIN]『鎖』は枕流さんらしいので迷ったのだけど、来週、[WIN]『群青の空を越えて』が出るみたいだし、とりあえず、評判を見てからかなぁ。……で、あとは、初ヨドバシ@アキバとか、初つくばエクスプレスとか。ヨドバシは、私はアダルトな大人なので、わざわざ階を上ってあの売り場スペースではあまり使えないなぁ。つくばエクスプレスは常磐線に比べてやけに料金が高いんですけどぉ~。
▽ [文庫]『わたしたちの田村くん』と[漫画]『ANGEL♥BEAT』は、恋愛を扱ってるとはいえ楽しむポイントが全く違うので、『ANGEL♥BEAT』を受け入れられたのに 『わたしたちの田村くん』を受け入れられないというのは、不思議でもなんでもない予感が(^^;。<『ANGEL♥BEAT』はベタなラブストーリーが魅力なのだけど、『わたしたちの田村くん』の魅力はキャラとラブコメだからなぁ
▽ ちなみに、『ANGEL♥BEAT』は私も好きな作品なのだけど、ただ、いちおしは、漫画よりも、久川綾出演のドラマCD だっ、と主張してみたりして(^^;。
2005年 9月 26日
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メディアファクトリー MF文庫J
◆ 彼女はミサイル2 そらからきたアリス /須堂 項 -
なんだか地味で無難な話になっちゃってるんですけど(^^;。この作者の作風からすると、もともとこういう地味目でほのぼのした内容のほうがあってる気もするんだけど、ただ、方向性が定まってない感じがするのがなぁん。
幼なじみがネットアイドルを目指したらなんだか凄い展開になった、というのが前巻で、今回は、謎の美少女宇宙人を拾うという内容。今回は展開が普通なので、無難に地味な印象なのだけど、まあ、こういう地味な内容の方が、この作者にはあってる予感。……ただ、なにが描きたいんだ?<をい。いや、ベースはどたばたラブコメだと思うんだけど、にもかかわらず、きちんとラブコメとして成立してないというか、ラブコメ要素はお約束だから入れてるだけで、ほんとにやりたいようにはみえないのよな。まあ、新人さんの中では実力はある方だと思うので、とりあえず、次回作に期待かしらん?
参考:
感想メモリンク → 永山さん、 浅木原さん、 zenonさん、 REVさん[ 彼女はミサイル ]
2005年 9月 27日
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集英社 スーパーダッシュ文庫
◆ 銀盤カレイドスコープ vol.5 ルーキー・プログラム:Candy candy all my rules /海原 零 -
久々に『銀盤カレイドスコープ』らしくて面白かったけれど、ただやっぱり、このシリーズは2巻で終えるべきだったのであって、これ以上続けるのは無理があるという想いがひしひしと。……まあ、今回は、ネタの仕込みな回であって、あくまで次回の世界選手権でどうなるかという部分もあるので、それ次第かなー。
参考:
感想メモリンク → NOGさん、 INNさん、 永山さん、 ユウさん、 海燕さん、 ゆーいちさん、 鴉さん、 新型さん、 iris6462さん、 hasetyuさん、 浅木原さん[ 銀盤カレイドスコープ ]
▽ ソノラマ文庫新刊―『疾走! 千マイル急行(下) /小川一水』、購入。
▽ [TVA]『ガンソード』#13。そりゃ、あんな人間、殺したくなるよな(^^;。
2005年 9月 28日
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集英社 スーパーダッシュ文庫
◆ 滅びのマヤウェル その仮面をはずして /岡崎裕信 -
素晴らしいっ!! 最近読んだ新人の中では、ダントツにいちおしっ!!
「第4回スーパーダッシュ小説新人賞 大賞」。自称のっぺらぼうが主人公に押しかけてくる、という内容。無駄に毒があって、普通で優しいハズの主人公まで性格が歪んだキャラになっちゃってる辺りは、多少、人を選ぶと思うのだけど、いやぁ~、魅力的なキャラと、テンポ良く意表をつく展開と、安定した文章力が、とにかくナイス。ストーリーライン自体は、わりと王道でパターンなのにもかかわらず、「やっぱり」と思わせつつ、タイミングよく意表をつかせる展開は、非常に魅力的だと思う。あと、きちんと盛り上がるべき部分で盛り上がるのも、Good。ほんと、面白かったぁ~。
参考:
感想メモリンク → Qujiさん、 deltazuluさん、 kanadaiさん、 水無月冬弥さん、 iris6462さん、 bookadictさん、 cherry-3dさん、 skip_jackさん、 t-snowさん、 ゆーいちさん
▽ [TVA]『かみちゅ』#12。光恵ちゃん、かっこいいなぁ。って、くぅ~~~~~~。や、ここまで直球で綺麗なバレンタインとは、うきぃ~~~~~~~~~~。
2005年 9月 29日
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集英社 スーパーダッシュ文庫
◆ 影≒光 シャドウ・ライト /影名浅海 -
駄作、というと言い過ぎかもしれないけれど、序盤の無駄が多くメリハリのない文章は、ちょっと酷すぎると思った。中盤以降は、そこそこ読めるようになるんだけど、それでも良かったのは、姉x弟のやりとりぐらいで、とくにシリアス度が上がると下手が目立つ感じなんだよなぁ。
「第4回スーパーダッシュ小説新人賞 佳作」。反抗期の弟とブラコンな姉が陰陽師として事件を解決するという話なのだけど、各地で言われているように『風の聖痕』の劣化コピーという説明がいちばん的を射てる予感(^^;。どうにも、姉x弟のラブコメ展開はなかなかにやりとさせるんだけど、哀しく切ない展開とか親子のすれ違いとかシリアス部分の見せ方は、かなりダメなんだよなぁ。ほんと、単なる姉弟のラブコメだけにすれば良かったのにぃ~。
参考:
感想メモリンク → まいじゃーさん、 deltazuluさん、 Qujiさん、 kanadaiさん、 水無月冬弥さん、 FASUさん、 永山さん、 ゆーいちさん
▽ そろそろ、来期の新番組が始まるらしいので、とりあえず、とももさんと あずみんの 番組表にリンク。って、いまいちこー期待という番組がないんだよなぁ。
▽ ちなみに、今期結局見つづけてる&たのは、『はにぽに』『ガンソード』『かみちゅ』『ぺとぺとさん』という辺りでした。
2005年 9月 30日
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東京創元社 ミステリ・フロンティア
◆ 少女には向かない職業 /桜庭一樹 -
うわぁ、うわぁ、眼鏡図書委員なんだけど、うわぁあ、うわっうわあぁぁぁぁぁ~~。
なるほど、これが桜庭一樹の実力かっ!! もうたまらなく最高傑作級っ!! なんといっても素晴らしいのは、読後感の清清しさ。いや、清清しいというのとは、なにか違う気もするのだけど、あの内容で気持ちのいい読後感を与えるのは、芸術的と言っても良かろう。というか、そもそも、なんちゅー内容の話を書きますかっ、この作者な人はっ!! まったく、あの眼鏡っ娘には、いろいろ思うところもあるのだけど、もう、とにかく良く出来た作品で、くらくらしちゃう~~~。
そゆわけで、「あたし、大西葵13歳は、中学2年生の1年間で、人をふたり殺した」というバトルアックスで、多くの人に読んでいただきたい、おすすめだっ、こんちきしょーめ。
参考:
感想メモリンク → 桜庭一樹「少女には向かない職業」感想リンク[ 少女には向かない職業 ]