好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! - 2018年7月


2018 7 11

ポニーキャニオン ぽにきゃんBOOKS
神さまSHOPでチートの香り /佐々木さざめき

「小説家になろう」発 の異世界転移。同じ作者の『おきらく女魔導士とメイド人形の開拓記』が面白かったので読んでみたのだけど、『おきらく女魔導士』が女主人公で癖が強かったのに対して、こちらはそれほど癖は強くなく万人向けな感じ。いや、キャラはなかなか魅力的で、もちろん、こちらも面白いっ!!

内容は、ブラック企業社員だった主人公がガス爆発に巻き込まれ異世界転移、商売の神さま(仮)の使途となり異世界を旅するというモノ。チート能力は現代日本の商品をメニューで購入できる能力。商人的な能力で成り上がるのかと思ったら、商人っぽいあこぎさはないんだよなー。もっと楽に経済的に成り上がれそうなもんなんだけど、単に、知識チートで成り上がるパターンな感じ。そこは、せっかくのチート能力を生かし切れていない感じでもったいない。

まあ、この1巻は、王様の部下に目をつけられて生命を狙われるようになるところまでなので、物語的には、まだまだこれから。いまのところ、チート能力で俺TUEEEEEできるタイプの主人公ではなく、ハーレム展開する感じでもなくて、なりと異世界転移のテンプレからは外れた物語ではあるのだけど、続刊では、もうちょっと無双するところを期待だなー。

[ 神さまSHOPでチートの香り ]


2018 7 16

ラノベ人気投票「好きラノ 2018年上期」への多数のご参加ありがとうございます。今回は、参加者数2,882名、総投票数7,814票と過去最多の参加者数&総投票数となりました。参加者数だけでいえば、宝島社『このライトノベルがすごい!』と肩を並べる投票イベントにまで成長したことになります。

それでは、投票結果を新作/既存シリーズ、Twitter票/Blog票で分けて結果を発表します。集計にはtwitterの提供するapiを使用した独自スクリプトを利用しています。集計漏れ/ミスについてはご容赦ください。また、投票結果の詳細については、「ラノベ人気投票『好きラノ』 - 2018年上期」のページを参照ください。

総合1位は、『はぐるまどらいぶ。』。2位の倍近い得票を集め強すぎですっ!! 『はぐるまどらいぶ。』は、「小説家になろう」発、オーバーラップノベルスから 2月に書籍化された新作。読んだ人からの評価は高く熱心なファンが多いと話題にはなっていましたが、まさかここまで投票を集めるとはっ?! そして、2位、4位には、「好きラノ」では定番になりつつある『本好きの下剋上』がランクインしています。『本好きの下剋上』は宝島社『このライトノベルがすごい! 2018』でもトップとなっており、ラノベの中で今一番人気がある作品の一つであることは間違いありません。

総合

  • 1位(342票) はぐるまどらいぶ。(1) /かばやきだれ
  • 2位(177票) 本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員III」 /香月美夜
  • 3位(166票) 86―エイティシックス―Ep.4 ―アンダー・プレッシャー― /安里アサト
  • 4位(122票) 本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員II」 /香月美夜
  • 5位(110票) 錆喰いビスコ /瘤久保慎司
  • 6位(104票) 異世界迷宮の最深部を目指そう(10) /割内タリサ
  • 7位(102票) 魔女の旅々(6) /白石定規
  • 8位( 96票) クロス・コネクト(2) 電脳神姫・鈴夏の入れ替わり完全ゲーム攻略 /久追遥希
  • 9位( 92票) 薬屋のひとりごと(7) /日向夏
  • 10位( 78票) りゅうおうのおしごと!(7) /白鳥士郎

次に、2018年上半期に出た新作と2018年上半期以前から続いている既存シリーズを、シリーズ単位で再集計したランキングです。

新作

  • 1位(342票) はぐるまどらいぶ。 /かばやきだれ
  • 2位(110票) 錆喰いビスコ /瘤久保慎司
  • 3位( 66票) ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 /しめさば
  • 4位( 61票) 大洗おもてなし会議 四十七位の港町にて /矢御あやせ
  • 5位( 57票) 君死にたもう流星群 /松山剛
  • 6位( 51票) →ぱすてるぴんく。 /悠寐ナギ
  • 7位( 50票) 三角の距離は限りないゼロ /岬鷺宮
  • 8位( 30票) ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか? /望公太
  • 8位( 30票) 青春失格男と、ビタースイートキャット。 /長友一馬
  • 10位( 29票) スカートのなかのひみつ。 /宮入裕昂
  • 10位( 29票) Hello,Hello and Hello /葉月文

既刊

  • 1位(191票) 本好きの下剋上 /香月美夜
  • 2位(166票) 86―エイティシックス― /安里アサト
  • 3位(106票) りゅうおうのおしごと /白鳥士郎
  • 4位(104票) 異世界迷宮の最深部を目指そう /割内タリサ
  • 5位(102票) 魔女の旅々 /白石定規
  • 6位( 96票) クロス・コネクト /久追遥希
  • 7位( 92票) 薬屋のひとりごと /日向夏
  • 8位( 76票) とある魔術の禁書目録 /鎌池和馬
  • 9位( 74票) ノーゲーム・ノーライフ /榎宮祐
  • 9位( 74票) 賭博師は祈らない /周藤蓮

最後に、Twitterからの投票とブログからの投票をわけたランキングです。Twitter票は投票の敷居が低いため なろう系が強くメジャー志向、ブログ票は、古参のラノベ読みが多いためマニア向けの傾向になっています。双方に入っているのは、『錆喰いビスコ』のみとなっています。

Twitter票

  • 1位(341票) はぐるまどらいぶ。(1) /かばやきだれ
  • 2位(175票) 本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員III」 /香月美夜
  • 3位(163票) 86―エイティシックス―Ep.4 ―アンダー・プレッシャー― /安里アサト
  • 4位(122票) 本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員II」 /香月美夜
  • 5位(104票) 異世界迷宮の最深部を目指そう(10) /割内タリサ
  • 6位(102票) 錆喰いビスコ /瘤久保慎司
  • 7位(101票) 魔女の旅々(6) /白石定規
  • 8位( 96票) クロス・コネクト(2) 電脳神姫・鈴夏の入れ替わり完全ゲーム攻略 /久追遥希
  • 9位( 89票) 薬屋のひとりごと(7) /日向夏
  • 10位( 76票) 新約 とある魔術の禁書目録(20) /鎌池和馬

ブログ票

  • 1位( 12票) ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 /しめさば
  • 2位( 11票) りゅうおうのおしごと!(7) /白鳥士郎
  • 2位( 11票) 三角の距離は限りないゼロ /岬鷺宮
  • 4位( 8票) 錆喰いビスコ /瘤久保慎司
  • 5位( 7票) 好きって言えない彼女じゃダメですか? 帆影さんはライトノベルを合理的に読みすぎる /玩具堂
  • 5位( 7票) ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団 /師走トオル
  • 5位( 7票) 天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~ /鳥羽徹
  • 8位( 6票) 青春失格男と、ビタースイートキャット。 /長友一馬
  • 8位( 6票) 叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士(2) /杉原智則
  • 8位( 6票) 常敗将軍、また敗れる /北条新九郎
  • 8位( 6票) スカートのなかのひみつ。 /宮入裕昂

[ ラノベ人気投票『好きラノ2018上』、結果発表っっっ!! ]


2018 7 18

オーバーラップ オーバーラップノベルス
はぐるまどらいぶ。(1) /かばやきだれ

素晴らしい、素晴らしい、素晴らしすぎるぅっっっ!!

ラノベ人気投票 好きラノ(2018上)」で 1位ということで購入しました。「小説家になろう」発 の作品です。なろうの紹介文をみると、なろうの中で、すげー、異質っぽいんですが(笑)。

で、読んでみると、なるほど、これは素晴らしい。魔法が使える異世界で、15歳の誕生日に少女が授かった魔法は、“歯車法”という誰も知らない意味不明な魔法だった……。と、「無能力者が実はチートスキルの持ち主だった」という なろう でありがちな物語かと思いきや、ぜんぜんなろうっぽくない。むしろ、ジュブナイル的な匂いも感じさせるようなテイストの作品なのな。

いや、なろう系だったら、捻くれた展開になるところを、意味不明な魔法でも暖かく迎える両親に、真っすぐに成長した主人公の少女アンティ。そこから、オーソドックスで熱い成長物語として仕立てているのは、ほんと素晴らしい。そして、スタンダードな物語に反して、主人公のアンティがすごぉぉく個性的で味がある。このアンティの一人称形式の筆致は、非常に尖がっていて楽しいのだけど、これは人を選ぶわ。なろうっぽくない点も併せて、これ絶対、万人受けしないだろ~。

万人受けはしなさそうだけど、私的には、少女一人称形式の作品は割と好みで大好物なので、これは好きです、素晴らしいっ!! この第一巻は、構成的にも上手く纏まっていて、文句ない出来だと思う。……ただ、これだけエッジの効いた作品だと、売り上げ的に大丈夫なんだろうか(^^;。

[ はぐるまどらいぶ。 ]


2018 7 23

KADOKAWA 電撃文庫
新約 とある魔術の禁書目録(20) /鎌池和馬

アレイスターとともに、上条、一方通行、浜面たちはロンドンへ……。

熱い、熱いよっ、上条さんっっっ!! この熱い展開こそが、『禁書目録』の真骨頂なのだけど、やっぱ、上条さん、熱いっ、素晴らしいっっっ!! 裸同然のナイスバディなオルソラとの対決。うわぁぁっっっっ!!

でも、上条当麻だけでなく、一方通行に、浜面、インデックスとロンドンへ勢ぞろいする中、特に、インデックスさんとか空気にしかなってない(笑)。もちょっと群像劇のような構成になるのかと思ったら、結局、活躍してるのは、上条さんだけのような。これは、美琴や食蜂さんもあわせて、次巻か、次巻なのかぁっっっ!! ……いやぁ、あとがきの後に、次巻への引きを作る構成といい、まるで、最終回のようなオールスター勢ぞろいで盛り上がりそうな展開に、もう、次巻も大期待ですっっっ!! てか、美琴の父さんはいったい(^^;。

[ とある魔術の禁書目録 ]


2018 7 25

KADOKAWA 電撃文庫
錆喰いビスコ /瘤久保慎司

なんじゃこりゃ(誉め言葉)。世紀末的な世界観の群馬を舞台に、キノコを生やして戦う漢たち。何故、群馬!? 何故、キノコ!? そして、さらにBL。わけがわからないよ。

第24回電撃小説大賞《銀賞》受賞作。『好きラノ(2018年上期)』で上位に入っていたので読んでみました。いやぁ、さすが電撃文庫。こんなわけのわからない作品を出版するとか、懐が深いな。文明が崩壊した未来の日本を舞台にしているのだけど、世界観がとにかく独特。いや、独特というよりも、どこかで見たようないろんな文明崩壊を描いた世界のごちゃまぜというほうが正しい気がするけど(^^;。とにかく凄く味がある。

物語は、指名手配犯のビスコと、治療のために巻き込まれた医者のパンダ先生ことミロが、幻のキノコを求めて関東から東北へ向けて旅をするというもの。ぶっとんだ世界観に反して、物語は、わりと少年漫画的な熱い冒険モノに仕立ててある。うん、ヒロインポジションのパンダ先生の性別が「男」だし、どう見ても、腐女子がほっとかないタイプの物語だよなっ!!<をい。なるほどこれはふつーにおススメだわ。

[ 錆喰いビスコ ]


2018 7 26

アース・スターエンターテイメント アース・スターノベル
無職の英雄 別にスキルなんか要らなかったんだが(1) /九頭七尾

「キンキンキン……」という文章表現で話題の本作ですが、「小説家になろう」連載時 から好きだったんですよね。書籍版では、Web連載分にプラスして、短編二編が付いてきます。

物語は、女神が授ける“職業”が絶対視される異世界で、“無職”ながらも無双していく少年の話。このパターンだと、虐げられた序盤から覚醒→虐げた人たちを「ざまぁ」していくシリアスな展開の作品が多いのだけど、本作は、とことん軽くコミカルなのが特徴。そもそも、覚醒するまでもなく、はじめから主人公強いし。いや、最弱のハズの“無職”が、どんな強敵も軽く無双していくのをとことん楽しむ内容。ほんと、笑っちゃうぐらいに圧倒的な俺TUEEEEEなんだけど、それが清々しいぐらい楽しいのよ。

ネットの一部で、戦闘も努力も描けてないと話題になってるみたいなんだけど、いやいや、この作品は、その文章表現があってるんだよ。チープでコミカルなところが楽しい作品なので。この作品に対するネット上の批判って、例えれば、『志村けんのバカ殿様』に「黒澤映画のような映像表現じゃないから駄目だ」と言ってるようなもので、まったくの的外れ。作者が「読まれもせずに貶されてる」と愚痴ったせいで炎上しちゃったみたいなんだけど、そりゃ、軽いコメディと描写重視のシリアスな作品の区別もつかないようなバカがこんなにいるとは思わないよなぁ。まあ、作者がそんな愚痴を書き込んだら不味いとは思うけど。

[ 無職の英雄 ]


2018 7 28

オーバーラップ オーバーラップ文庫
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで(1) /篠崎芳

「小説家になろう」で一番好きな作品の書籍化がきたぁぁぁぁぁっっっ!! 「小説家になろう」のページは こちら。いや、最近は、ちょっと更新ペースが落ちていて残念だったりするのだけど、もうマジおすすめですよっ!!

内容は、異世界に召喚されたものの無能だったために追放された少年が、召喚し追放した女神に復讐を誓うというもの。いやぁ、「小説家になろう」で復讐モノは多いんだけど、だいたい途中で復讐はどこかにいっちゃうんですよね。ところが、この作品は、「女神に復讐する」という目標に向かってきちんとストーリーが組み立てられているのが素晴らしい。ちゃんと物語に軸がある。「状態異常スキル」以外はステータスが低い主人公に対して、状態異常完全無効化を持つ女神というラスボス感。女神のゲスぶりや歪んだ主人公など、癖のある登場人物も魅力的っ!!

この1巻は、遺跡脱出からセラスとの出会いまで。書籍化で大きな変更はなく綺麗なイラストが付いた感じ。ただ、中の挿絵は悪くないのに、表紙絵だけみると、ちょっと売れるか不安感あるな。きちんと売れて、Web連載の更新頻度もあがると嬉しいんだけど。

[ ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで ]


2018 7 29

先日7/24に、大好きな『ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで』が書籍化されたし、ここ数か月の間に書籍化された「小説家になろう」の作品をピックアップしておすすめします!!

ちなみに、「「小説家になろう」書籍化作品の更新チェッカー」で「小説家になろう」で書籍化された作品を纏めてるんですけど、この7月だけで30作品ほどが新たに新シリーズとして書籍化されています。単純計算すると、1日1作品、1年で365作品……。書籍化されすぎだろっっっ!!

ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで

「小説家になろう」でいちばん楽しみな作品。って、最近は、ちと更新頻度が落ちているので、『神統記』のほうが楽しみだったりするかな。<をい。クラス転移からの追放→復讐というよくあるパターンなのだけど、「ゲスな女神への復讐」という軸を一本通したプロットの組み立てが秀逸。マジ好きです。

神統記(テオゴニア)

本格的なファンタジー作品が読みたければコレ。なろうといえば、ゲームっぽい中世ヨーロッパ風異世界が定番なんだけど、これは、中世ヨーロッパでも中華でもない、作者独自の世界観。亜人の侵攻に怯える日々の生活も苦しい村を舞台に、シリアスな展開が読ませます。

1巻は3月発売、ちょうど先日7/25に2巻も発売されました。

察知されない最強職《ルール・ブレイカー》

すでに30冊以上出版しているラノベ作家・三上康明のなろう投稿作品。プロ作家だけあって、特に序盤の組み立ては秀逸。まあ、内容は、スタンダードな異世界転生俺TUEEEEE。いかにも、「プロが本気でなろうらしい感じで書いてみた」というような作品になっています。

ただ、書籍版は未読。作者によれば、書籍化でそれなりに改稿してるみたいなのだけど、電子書籍化してないんですもの……。

無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~

「キンキンキン……」という擬音で話題の本作。なろうの中でも、特に軽くコミカルなので、あまり読書してない人からは誤解されてる感じです。物語は、無職にも関わらず俺TUEEEEEEEするパターン。軽くストレスフリーな作品が読みたければおススメです。

冒険家になろう! ~スキルボードでダンジョン攻略~

北海道、北海道が舞台ですっ!! ダンジョンが発生した日本で、存在感のないことに悩む青年が冒険者になって目立とうとする物語。北海道が舞台なんだけど、リアル志向ではなく、なろうっぽいゲームのような世界観。いや、ダンジョン攻略するだけなら、別に異世界に行かなくてもいいことがよくわかる(笑)。

単行本は7/27発売だけど、電子書籍は8/20発売で未読です……。

はぐるまどらいぶ。

好きラノ2018年上期」で総合1位。一見すると役に立たない能力にもかかわらず、覚醒して大活躍する物語。なんといっても、個性的な主人公と独創的な歯車法というギミック。少女一人称形式ということもあって、あわない人にはあわなそうなんだけど、好きな人には凄くハマる。おもしろいっっっ!!

ただ、「好きラノ」の結果を見て読んだので、Web版は最新話まで読めてない(^^;。

[ 最近書籍化された「小説家になろう」のおすすめっ!! ]


2018 7 31

主婦と生活社 PASH!ブックス
神統記(2) /谷舞司

ん? Web版 とちょっと展開を変えてきたかしらん? 書籍版は、エルサの妹・リリサ推しなのかぁっっっ!!<をい

そゆわけで、「小説家になろう」で連載を楽しみに読んでるシリーズの第二弾。なろうの連載は、ほんとマジ楽しみに読んでますっ!! ……で、今回の書籍版2巻は、巡察使とエルサを巡る話から、悪神との闘いの前編。うーん、Web版からそれなりに加筆されてるわりに、書籍版一冊の構成としてはちょっと微妙な感じが。書籍化に向けた加筆修正の方向としては、正直、ちょっともにょるなー。

ただ、Web版でも、好きなシーンは何度も読み返してるだけあって、やはり、面白さは別格。ナーダや灰猿人との絡みの中で言及されるこの異世界の神々の在り様は、世界観の深さを感じさせるものだし、重厚でシリアスな展開も、とにかく読んでて非常に面白い。凄く楽しみな作品の書籍化なんだけど、いかにも壮大で先の長そうな物語なだけに、下手に打ち切りになったりしないか、不安なんだよなー。

[ 神統記 ]