『ENGAGE III』感想
うわっ、『星の瞳のシルエット』の新作、昨夏のは知ってた のだけど、昨冬にも出てたのか。気づいてなかったorz。あぁ、『姫ちゃんのリボン』の新作とともに、『りぼん』の増刊号に載ってたのんね。柊あおいの旧作は、集英社ではなくフェアベルという会社が権利を管理してるようなのだけど、この新作短編もフェアベルからすでに電子書籍として出てます。ということは、りぼんマスコットコミックスから単行本の形では出ないのか……。
それはともかく、この新作は、大学時代の沙樹と司を描いたもの。ちなみに、1989年に連載終了した大人気少女漫画『星の瞳のシルエット』は、その後、新キャラの遠野行視点で大学時代の香澄と久住に焦点をあてた『ENGAGE』、『ENGAGE』の続編でおケイに焦点を当てた『ENGAGE II』、昨夏に出た高校卒業を描いた『ENGAGE』があります。そして、この『ENGAGE III』で沙樹と司を描いたわけだけど、えっと、森下さんと日野君の新作はいつ出ますか?
で、この新作、司法試験の勉強を頑張る沙樹と高校時代から変わらず女の子を侍らせている司の、あるクリスマスの物語。うーん、やっぱり、香澄の絵柄はちと当時との差異が気になるなぁ。沙樹と森下さんの絵柄は連載当時から違和感ないのだけど。あー、何気に、ぽん太くんとか出てきたのは、懐かしいな。物語は、沙樹の大学の友人が司に魅かれて香澄の二の舞か!? という展開なのだけど、その友人役の由莉子がおケイ系のキャラデザなので、ちょっと深刻度が足りないよね(笑)。まあ、『星の瞳』本編ような泥沼展開になるのは、すべて香澄が悪い。……しかし、沙樹はマジに弁護士志望なのか。作中で成績上位だった久住でも東北大レベルなのに、成績的にはふつうレベルだった沙樹が弁護士志望とか、やっぱ、無茶じゃないか?(^^;
[ 2016.08.08 ]