『星の瞳のシルエット 青春フィナーレ』感想
「りぼん」60周年記念で発売された『星の瞳のシルエット』の香澄のその後と沙樹のその後を描いた短編に、真理子とおケイと、さらに、香澄ファイナルと言える物語を加えた短編集。香澄と沙樹の短編については以下の通り。
「沢渡香澄、強い子、良い子、元気な子!!」をはじめ、懐かしさを感じるシーンが多くファンサービス満載。香澄と久住の最後の物語も、「またこのパターンかっ!!」と思わなくもないけど、だからこそ素晴らしい。や、大学三年春の時点で、院は当然としても、あそこまで進路を明確化できるかな、という気がして多少モヤモヤするけど。久住の進学した東北大は二年までは教養課程だよな。<をい。……番外編の遠野行の物語が好きだった向きには、おケイと行の短編のラストがまた、懐かしくてたまらん。
個人的には、お気に入りの森下さんがいつも通りで満足でした。でも、「マコちゃん」は違和感ありまくりって、これも20数年前に「智史」で通った道で、懐かしく思い出したりするわけですが。
[ 2017.06.25 ]