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剣の女王と烙印の仔VIII /杉井光 -
完結。まさかこの巻で終わらせる/終わらせることができるとは思ってなかったのでビックリしたけど、感動的でいいラストでした。クリスとミネルヴァだけでなく、ジュリオやシルヴィア、フランたちも含め、群像劇として綺麗に決着させていて、いやぁ、素晴らしい。
聖都に迫るアンゴーラ軍と女帝アナスタシア。いまだ反目する聖王国軍と連合公国軍を率いて絶望の戦いに挑むフラン。一方、記憶を失ったクリスと再会したミネルヴァは……。という感じで、いろいろ強引に感じる部分もなくはないけど、それぞれの物語は綺麗に、そして感動的に幕引いていて、ほんと素晴らしい。特に、ジュリオとシルヴィア周りが凄いね。フランvsアナスタシアも凄惨で、うわぁぁぁ。ラストのパオラとシルヴィアのそれぞれのエピソードがホント泣ける。いい話でした。
[ 2011.11.26 ]