好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! - 2006年1月


2006 1 1

富士見書房 富士見ファンタジア文庫
V-MAX―ヴァーシャ・マックス 正義を貫く物語― /栗原かずさ

ゴミ。いや、燃えるストーリーを書こうとして、作者の人もノリノリで書いてるんだろうなぁ、とは思うんだけど、やっぱりゴミ。……こゆの読むといつも思うんだけど、編集の人、きちんと仕事してるの?

そゆわけで、富士見の新人作品。正義の変身ヒーローモノ。なんというか、一読すれば商業に耐える品質にないことはわかると思うのだけど、どうにも富士見はファンタジア大賞の受賞作以外の新人作品に関しては、チェックが非常に甘い気がするなぁ。品質が悪いままデビューさせるのは、読者はもちろん作家にとっても不幸なので、編集の人にはもっときちんとしてチェックして欲しい。それとも、なにかデビューさせなきゃいけない大人の事情でもあったんだろうか?<担当が、あちこちで見かけるK藤さんらしいのに、どうにもなー


風邪が直りません(T-T)。……そゆわけで、年始の更新は日記スクリプトにバグがないか、いつもハラハラドキドキですが、とりあえず、今年もよろしくお願いいたしますということで。


2006 1 2

メディアファクトリー MF文庫J
彼女はミサイル3 間違いだらけの恋愛講座 /須堂 項

微妙だなー。いや、筆力はそれなりにあるとは思うのだけど、やっぱり、いまいちツボをおさえてないんだよなぁ。まあ単純に、私と好みがずれてるだけな気もするのだけど、なんだかなー。

そゆわけで、ネットアイドルでロボット格闘で三角関係ラブなシリーズ第三巻。今度は、まことの元に可愛い女の子型のサーバがやってきて、という話。うーん、恋愛に音痴なまことを巡るハーレム系ラブバトルがストーリーの基本線なのだけど、どうにも、恋愛モノとしてはいまいち物足りないし、女の子が多いくせに萌え系の内容になってないのがなー。いや、萌え系っぽいフォーマットをとってるものの、やっぱりこの作者の人は、恋愛話も萌えも書けないor書こうとしてないよ! どうにも、なにが書きたいのかわからないんだよなー。……いや、どたばたコメディとしてはそこそこ面白いんだけどねぇ。

[ 彼女はミサイル ]


2006 1 3

エンターブレイン ファミ通文庫
ぺとぺとさんV /木村 航

ぺと子たちの日常を描いた短編集。短編集としては、本編の世界観そのままに非常にうまく雰囲気を伝えていて Good。ただ、これといったイベントやストーリーはないので、あくまでファン向けという感じかしらん。<作品の方向性からして仕方ないのだけど、ちと物足りなさを感じるのは否めなかったり(^^;

[ ぺとぺとさん ]


……寝込んでるうちに、冬休みも終りですか?(T-T)。

陸奥新報、『クリスマス上等。』の三浦勇雄の記事、“周りの評価はいいから、自分が最高に面白いと思う最低な小説を書け”。……漢だっ、なんとなく漢らしいスタンスだっ!!

涼元悠一氏がKeyを退社した件について麻枝准氏がMixi上で発言。……社員としては問題があるけどファンには人気がある人、というのは、雇用形態を変えればよさそうな気もするけど、しかし、大変そうな業界だなー。


2006 1 4

集英社 コバルト文庫
エネアドの3つの枝 最後の封印 /樹川さとみ

えっと、ベタベタな恋愛が売りなシリーズだったと思うのだけど、この最後の話は、そういう部分が弱くて、残念。……っていうか、ベタを抜きにしても、恋愛モノとして普通につまらなかったわけだけど。

そゆわけで、ファンタジー世界を舞台にしたラブロマンス三部作の最終巻。無愛想なシーリアと女たらしのヒューのすれ違う心はどうなる?といった内容。なのだけど、ドミニクの扱いをはじめとしてストーリー構成は完成度が低く、まったく盛り上がらないのがなー。……なんというか樹川さとみには、そもそも恋愛メインは無理なんじゃないか?という気がひしひしと。

[ エネアドの3つの枝 ]


2006 1 5

[WIN] あえかなる世界の終わりに /キャラメルBOX

1st 千冬

って、ストーリーの途中でなんだか中途半端に終わってるんですけどぉ~~。や、千冬は、内気で眼鏡で巨乳な図書委員で、絵柄的にも好みの線なのに、どうにも萌え系の描写がなくて、もったいないぃぃぃっっ!! ……まあ、ゲームの方向性からして、あまり萌え方面を向いてるわけではないので仕方ないか。

それにしても、いったい、いつの時代のゲームですかっ!! 近未来を舞台に探偵役の主人公が事件に挑むという「あぁ、1990年代前半にはこんな感じのADVが多かったよなぁ」といった感じの、むちゃくちゃ当時のゲームを彷彿とさせるテイストなんですけどぉ~~。ビバっ!! 古き善きPC98時代っっっ!!! まあ、千冬ルートは取ってつけたオマケっぽいので、他ルートをクリアしないことには、まだ、なんとも言えない部分はあるのだけど。ただ、萌え方面は弱そうなので、そこら辺は残念かしらん。

[ あえかなる世界の終わりに ]


[TVA]『灼眼のシャナ』#14。ごほうびぃ~~。変態兄妹との戦闘はやっぱりどうでもよかったのだけど、見どころは、やっぱりラストですな。あははは~~。

[TVA]『永久アリス輪舞曲』#1。介錯原作の「不思議の国のアリス」を題材とする作品? アリスに憧れる少年はある日、幻の「終わらないアリス」を求めて戦う少女に出会う、といった感じの内容かしらん。……えっと、好みじゃなかったです。切り。


2006 1 6

中央公論新社 C★NOVELS BIBLOTHEQUE
ダウン・ツ・ヘブン /森 博嗣

空中戦のシーンは圧巻だったけれど、『ナ・バ・テア』同様、なにが書きたいかわからない作品なんだよなー。いや、シリーズ第一巻の『スカイ・クロラ』は非常に良かっただけに、どうにも蛇足感が強くてにんとも。

そゆわけで、戦闘機乗りな僕少女が大人の都合に振り回されて大変っ!! という話。やっぱり、一人称スタイルの僕少女が主人公なのに、萌え要素がまったくないのが敗因だと思う。<をい。いや、大人にならない「キルドレ」という設定をもってきてるわりには、独身女性辺りをターゲットにした小説でありそうな 20代女性のパターン的な描写にしかなってないのがなー。表面的な雰囲気は悪くないのだけど、もちっと密度の濃い中身が欲しいと思ってしまうのは、贅沢かしらん。せめて、主人公の水素が、眼鏡をかけてくれればいいのに。

[ スカイ・クロラ ]


[TVA]『マジカノ』#1。ダメ主人公の元に可愛い魔女がやってくるというバカ系のラブコメ? や、第1話としては、バカでテンポがよくて非常に面白かった。とりあえず好みの線なので、期待っ!!


2006 1 7

集英社 スーパーダッシュ文庫
電波的な彼女 ~愚か者の選択~ /片山憲太郎

うわぁ~~、前巻同様、めちゃえげつない話を書くなぁ。や、壊れた世界でそれでも真っすぐに生きる少年を主人公とした青春モノで、ちと中高生な低年齢向けっぽい雰囲気は気になるのだけど、文章や構成はよくできてるし、ネタの使い方もなかなか巧くて Good。おもしろい。

そゆわけで、全世界の幼女を眼鏡っ娘化しようと目論む“えぐり魔”vs 柔沢ジュウの対決を描いた第二巻。なるほど、エロゲやる人は犯罪者ですかそうですか。<ちげー。や、デビュー作の続編としてどうするのかと思ったけれど、投入された新キャラ二人もなかなかキレてて良いですな。ただそのぶん、雨の出番が少ない風味なのが、ちと残念だったりもするけれど。あと欲を言えば、もっと光の出番も増やして欲しかったんだけどなぁ。<キャラ的には、雨と光の姉妹がやっぱ美味しいと思うのですけど(^^;。……とにかく、デビュー二作目でこれだけきちんとした内容が書けるのは、ほんと素晴らしいですなぁん。

[ 電波的な彼女 ]


富士見ミステリー文庫新刊―『ぼくのご主人様!? /鷹野祐希』『BLACK JOKER ―少女たちの方程式― /あくたゆい』、購入。富士ミスは出てたのに電撃はまだでがっくし。いつもは、電撃のほうが店頭に並ぶの早いのに。

浅木原さんの ライトノベル作家の別名義リスト(不完全版) にメモリンク。

ライブドアのトラックバックスパム対策が、一部ユーザーで不評(1/5)。うーむ、トラックバックのスパム対策として、非リンクのトラックバックを拒否する方法は、かなり良いと思うんだけどなぁ。少なくとも、bk1のようにping送信元のアドレスが違う場合に拒否するよりも、はるかにマシな予感。確か、はてなも非リンクのトラックバックを拒否する仕様だったと思うのだけど特に問題があるという話は聞かないしなぁ。<のべるのぶろぐみたいにトラックバックをリンク集的につかってるトコだと、ちと困るかもしれないけれど

しかし、アニメ感想系のブログの一部では、同じアニメの感想を書いてるブログにトラックバックを打ちまくりな文化とかもあるのか。“平均60、多い時で100”って、労力をかける部分を間違ってるようにしか思えないんですけど(^^;。


2006 1 8

富士見書房 富士見ミステリー文庫
ぼくのご主人様!? /鷹野祐希

ダメダメ。めちゃくちゃつまらんかった。ていうかさー、中身が男なメイドさんが男のご主人様に仕えるという時点で間違ってるだろ。

そゆわけで、目覚めたらEカップのメイドさんになっていたっ!! という男女入れ替わりラブコメ。や、「目覚めたらEカップのメイドさんに」というネタだけで作ったような話なのに、「Eカップのメイドさん」になった意味がほとんど生かせてないどころか、性別が変わってどーこーという部分もほとんど描かれてなくって、そりゃもう、駄作以外の何者でもない。……この作者の人、この手の話のツボが全く理解できてなくて「とりあえずメイドを出せばいいんでしょ」という感じで書いたとしか思えないんですけど。

[ ぼくのご主人様!? ]


電撃文庫新刊―『護くんに番外編で祝福を!(2) /岩田洋季』『とある魔術の禁書目録8 /鎌池和馬』『9S〈ないんえす?〉SS /葉山透』、購入。『想刻のペンデュラム(2)』と『シリアスレイジ(3)』は、迷ったのだけど、ちと保留。様子見という感じで。


2006 1 9

[TVA]『タクティカルロア』#1。海上交通がメインになった近未来で、女の子だらけの民間軍隊を中心にした作品? いかにも頭悪くてへっぽこな雰囲気が漂うサービスシーン満載な内容で、すげー微妙だなー。

[TVA]『落語天女おゆい』#1。「落語芸術協会75周年」で企画された、桂歌丸本人も声優として参加してる美少女アニメという時点で、なにか勘違いした駄作一直線な内容かと思ったのだけど、思った以上に頑張ってるなー。……でも、すまん。私の好みにはあわないので、パス。

[TVA]『陰からマモル!』#1。普段は冴えないけれど実は忍者な陰守マモルが、お隣りのゆうなちゃんを陰からマモルという軽い雰囲気のラブコメかしらん? 阿智太郎の原作は未読なのだけど、ノリといい、雰囲気といい、非常に好みで面白い。とりあえず期待だわぁ~。

[TVA]『よみがえる空』#1。小松基地に配属された青年自衛官の話。リアル志向の人間ドラマという辺りを狙ってるんだろうけど、本棚に『スカイ・クロラ』が並んでたのと、CV.能登麻美子ぐらいしか、コレという部分がない予感。切り。

[TVA]『Fate』#1。各キャラ、微妙にイメージがちーがーう~~。や、少なくとも第1話としては非常にクオリティ高く仕上がってるのだけど、演出の方針がちと無難な予感で、そこら辺は人気ゲームのアニメ化ということで難しい部分なんだろうけど、でも、それじゃ物足りないだろ(^^;。

安眠練炭さんの『ぼくのご主人様』の感想。6ページ目の数行を読み直して、そういう解釈&読み方が成り立つのかと愕然としたり。うわぁ~~~。


2006 1 10

[WIN] あえかなる世界の終わりに /キャラメルBOX

2nd ひまわり

えぐえぐ。泣ける、素晴らしい~~。

や、特に中盤までは、情報の提示のタイミングやストーリーの組み立てなんかが、正直、完成度が低く、説得力に欠ける部分もあるんだけど、それでも、肝心の謎に纏わるあれこれは、わりと考えられていて、Good。なにより、各シーンが格好良く作られていて、些細な部分は気にさせずに、ぐいぐいとストーリーに引き込むようになってるわけよっ!! 音楽の載せ方なんかもいいわぁ~~。あとは、各キャラも魅力的。CV.青山ゆかりはいいねぇ。終盤のひまわりも、くぅ~~。

しかし、あそこで OP ってことは、千冬エンドは、プロローグすら終わってなかったということなのか(^^;。

3rd 柚子

いきなり柚子ルートに分岐したのだけど、いったい(^^;。うわっ、こんなぇちシーンを入れるだけのおざなりな分岐なら、無理して入れ込む必要はなかったんじゃ……。てか、幼なじみな役どころで、こんな扱いは酷すぎる。

4th ナギ

なぜ、ナギぃ~~~。や、リップルエンドかと思っていたところで、いきなりぇちシーンのためだけにナギが出てきてびっくりですよっ!!

5th リップル

リップルがメインヒロインだと思うのだけど、先に他のルートをやってると、これもぇちシーンだけ無理やり挿入したようにしか見えないのが(苦笑)。

総評

あうぅ、下手にマルチエンドじゃなければ、最高傑作級でもいいぐらいだったのに(T-T)。基本的に一本道シナリオで、分岐による違いは各ヒロインのぇちシーンぐらいなのはなぁ。や、各ヒロインのぇちシーンを入れたいだけなら、シナリオ中に入れ込まずに、エンディング後に全部、シーン回想に追加すればいいじゃん。実際、いくつかのシーンは、シナリオに入れ込めることができずに、オマケとして追加してるわけだし。

まあ、ストーリーそのものは、わりと面白かったです。NAIP と呼ばれる人工知能エージェントが発達する近未来、ネットゲームに絡む謎の失踪事件、見え隠れする巨大メーカーTD社の影。……ほんと、マルチシナリオな部分も含めて、これでもちっと全体の構成が良かったらなぁ。

[ あえかなる世界の終わりに ]


[TVA]『練馬大根ブラザーズ』#1。ワタナベシンイチ監督のミュージカルアニメ。うわぁ~、好き放題飛ばしまくってるなぁ~~。……私にはついていけねぇ。

[TVA]『LEMON ANGEL PROJECT』#1。新人アイドルサクセスストーリー。このへっぽこさ加減は往年の『レモンエンジェル』を再現してる予感もするのだけど、すまん、私には耐えられない(苦笑)。切り。


2006 1 11

メディアワークス 電撃文庫
9S〈ないんえす?〉SS /葉山 透

だははははっ、バカすぎるぅ~~。特に、「由宇と麻耶、二人で花嫁修業中!」が、ぐはははっ、もう、くだらねぇ~~~~。

そゆわけで、『9S』の二次創作的な短編集。シリアスな本編とは違いコメディタッチな作りなのだけど、あさっての方向に「女らしさ」を目指す由宇がとにかくバカ。ある意味お約束なんだけど、めちゃくちゃ笑える。一発ネタ的な部分があるのでこれが数冊続くと飽きると思うんだけど、単巻 1冊であれば、バカ笑いするしかねぇ~~。いやぁ、とにかくバカでおもしろかったっ!!

[ 9S ]


REVさん経由 で、エヴァ前夜はアニメ史的空白だったか?。や、だいたい私と同年代の人のアニメ史観なこともあり、私的にはなるほど納得な内容。でも、80年代後半はやっぱり冬の時代という印象は強いし、90年代前半も『セーラームーン』に代表される女の子キャラ主体な流れだったので、そゆのを受け付けない人には、『エヴァ』までは冬の時代だったというのもわからんわけではないけど。

そいえば、サブカル系の人がなにかと『エヴァ』を持ち出すのもなぁ。いや、便利なのはわかるんだけど。……ただ、例えば、昨今のライトノベルブームを語るにしても、無理に『エヴァ』からの流れで語ろうとするので、セカイ系とかファウスト系といったライトノベルの中でも傍流の話になっちゃってるわけでしょ。無視されがちな『セーラームーン』、『スレイヤーズ』、あかほりからの流れで説明した方がわかりやすいことも多いと思うんだけどねぇ。


2006 1 12

メディアワークス 電撃文庫
とある魔術の禁書目録(8) /鎌池和馬

くぅ~~~、熱いっ、熱いっすよっ!! 最高傑作級ぅ~~っ!! や、『とある魔術の禁書目録』はどうにもアタリハズレが激しいシリーズだと思うのだけど、この 8巻は大当たり。とにかく、魅力的なキャラクターたちの熱い展開が、もうもう、さいこーーーーーっっっ!!

そゆわけで今回は、白井黒子をメインに御坂美琴とその妹たちの物語。いやもう、各キャラクターの魅力が十分に映えるようなシーンを配置しつつ、そして、『とある魔術の禁書目録』らしい、とにかく熱くて勢いのある展開が、Good ですよっ、たまらないですよ~~。あと、各キャラの役割分担は、このぐらいがいちばんバランスがいいんじゃないかと思ったりも。や、インデックスと当麻の出番はあのぐらいの方がちょうどアクセントになって美味しいと思うぞ(^^;。一方通行と最終信号の関係も和むなぁ。

[ とある魔術の禁書目録 ]


講談社ノベルス新刊―『レタス・フライ /森 博嗣』、購入。帯によると、森博嗣の短編集らしいのだけど、萌絵らしい~。

[TVA]『灼眼のシャナ』#14。えっと、いきなり過去話ですかー。なんだか、シリーズ構成的に無駄にしかみえず、しかも、展開自体もおもしろそうには感じないのだけど、う~~む。

[TVA]『かしまし』#1。あかほりさとる原作で、女の子x女の子かと思ったら、性転換かいっ!! 第1話はそれなりに良かったけれど、ストーリーが動き出すのはいかにも次回以降なので、まだ、なんとも言えず。

ぱすてるさん経由 で、カコナール CMページ。いい眼鏡さんなので私も気になっていたのだけど、確かに、井川遥はどーでもいいので、眼鏡のちょっととぼけた後輩の方の情報を提供しろ~~。

せんせーじゃねー(^^;。というのはともかくとして、カコナールの眼鏡さんは この人 ですかー。……ごめんなさい、眼鏡なしな姿では、正直、アレでソレで、がっくりです。


2006 1 13

ライトノベル系でいくつかトラックバックを受け付けてるとこを紹介してみるテスト。や、少し前のライブドアのトラックバック仕様変更絡みでトラックバックセンターの話をみかけたりもしたけれど、こういう感想リンク集的なものが充実するのはいいことだと思うのよねん。
  • bk1
    ネット書店では唯一?トラックバックを受け付けてるところ。ネット書店だけあってたいていの本はデータとして記載されてるのが利点。トラックバックスパム対策の仕様に問題があるのと、それぞれの書誌データが ISBN ではなく bk1の独自コードに紐づけられてるのが難点かしらん。

  • のべるのぶろぐ
    個人運営ではもっとも活況なところ。実際、ログを見ると bk1 より利用者は多そう。ただ、普通のブログツールそのままなので、リンク集として使おうと思うと、参照性が多少悪いのが、難点と言えば難点。

  • ラノベ電波発信局
    システム的にはかなり洗練されてると思うのだけど、あまり利用されてなさそうでもったいない。

  • はてな
    各キーワードはトラックバックも受け付けてますということで。感想リンク集としては、現状では最強な予感。

  • blogmap
    自動収集がメインだと思うのだけど、トラックバックも受け付けてます。……でも、昨秋に自動収集の巡回先の整理をしたらしく、その結果、うちも含めて多くの日記は登録されなくなってしまったので、そもそもリンク集としてはさほど仕えなくなってしまったからなぁ。

ちなみに私は、bk1、のべるのぶろぐ、ラノベ電波発信局にトラックバックを打ったりしてるけど、アクセス数アップ的な観点ではあまり効果はなかったりします、と、一応書いておこう(^^;。つまり、トラックバックを打つ人もそこをリンク集として利用する人も、まだまだ少ないということなんだろうケド。

あとついでに、たまに「ブログツールじゃないとトラックバックが打てない」と誤解されてる方もいらっしゃいますが、打つだけなら誰でも簡単に出来るので、注意。javascript がわかる人なら、手動ではてなの外へ送る方法 を参照。Windowsのツールならば、「ぶろっぐぴんぴん」辺りを使うと吉。……ここら辺のツールを使うと、関係のない第三者が、本人に代わって勝手にトラックバックを打つことも可能だったりもします。

[ ライトノベル系でトラックバックを受け付けてるとこ ]


2006 1 14

来月の新刊チェック。太洋社ラノベの杜~新刊案内~ ライトノベル新刊案内 から(← ライトノベル新刊案内は移転して名称変更されてたとのことです(^^;)。

  • 02/01 [文庫] 流血女神伝 喪の女王3 /須賀しのぶ
  • 02/10 [文庫] アスラクライン(3) やまいはきから /三雲岳斗
  • 02/10 [文庫] 半分の月がのぼる空6 life goes on /橋本紡
  • 02/10 [文庫] キーリVIII 死者たちは荒野に永眠る(上) /壁井ユカコ
  • 02/10 [文庫] 麒麟は一途に恋をする5 /志村一矢
  • 02/10 [文庫] 遠く6マイルの彼女 /ヤマグチノボル
  • 02/20 [文庫] BLACK BLOOD BROTHERS 5 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 風雲急告― /あざの耕平
  • 02/20 [文庫] 殺×愛2 ―きるらぶ TWO― /風見周
  • 02/20 [文庫] 紅牙のルビーウルフ2 面影人魚 /淡路帆希
  • 02/24 [文庫] R.O.D 第十一巻 /倉田英之
  • 02/24 [文庫] 青葉くんとウチュー・ジン(2) /松野秋鳴
  • 02/24 [文庫] ゼロの使い魔(7) /ヤマグチノボル
  • 02/27 [文庫] だめあね☆かんぱにい(仮) /葛西伸哉

や~~っと、振り出しに戻ったよぉ~。<一瞬かもしれないけど(汗;。とりあえず、400エロゲでプレイしていた妹取引(<ちげー)ですが、はじめた途端に 3ヶ月で半分に。一発逆転と信用に手を出したら、とたんにデモが大流行で、ギャーーーース。一時期は、ほんと壊滅的な戦線だったのだけど、いやぁ、元に戻って良かった良かった。

そいえば、テクノラティも、うちの日記の内容をきちんと反映してくれないんですよねぇ(<全く反映されないわけではない)。……うちの日記の方に問題がある予感もしなくもない今日この頃だったり(汗;。


2006 1 15

メディアワークス 電撃文庫
護くんに番外編で祝福を!(2) /岩田洋季

激ピュア・ラブコメの番外編&短編集。番外編でもいつも通り。ただその中でも、「BLACK&WHITE」がちと毛色が違い良い意味で期待を裏切られるような内容で、印象的でした。……まあ、もうちょっとラブ度が高い方がいい気もするけれど、エメレンティアも既に完全な噛ませ犬になってしまっているし、なかなか難しいのかなー。

[ 護くんに女神の祝福を! ]


[TVA]『タクティカルロア』#2。一欠けらも褒める要素があるようには思えないのだけど、微妙におもしろくて困るんですけどぉ~。ここまで頭悪くてツッコミどころ満載なのは、もしかしなくても、わざとなんだろうな。……最終話まで見つづけられるとは思わないけど、しばらく見るかなぁ。

[TVA]『陰からマモル!』#2。いやぁ、ほんと、CV.中原麻衣、いいよなぁ~。内容的にも好みで出来もよく、新番組では一押しということで。……そいえば、監督がふじもとよしたかって、『タクティカルロア』と同じかいっ!! この出来の差はいったい(^^;。

しゃあるさん のアドバイスもあり、とりあえず、RSS を UTF-8 で出力してみるテスト。ありがとうございます。……あとは、dc:date を出力してないのも怪しいかもしれんと思ってるのだけど、今は単純に最新のページから切り出してるだけなので、日記の日付に合わせようとすると、ちとめんどくさいんだよなぁ。


2006 1 16

富士見書房 富士見ミステリー文庫
BLACK JOKER ―少女たちの方程式― /あくたゆい

新人作家の書くミステリーと言えばこんなもんかなー、とは思うのだけど、すみません、好みにあいませんでした。や、そもそも、富士ミスのくせにラブやキャラクターが弱いのがなー。

第5回富士見ヤングミステリー大賞、奨励賞受賞作。助手役の真純と探偵役のミシェルが謎の暗号とともに起こる連続殺人事件に挑む、という話。えっと、チビで眼鏡でちんちくりんな主人公が目当てで買ったのだけど、キャラクター小説としてはダメ、富士ミスのくせに(^^;。逆に、富士ミスにしては、まともにミステリーをやろうとしてるのが特徴なんだろうけど、私はそういう部分は求めてないし、それにミステリーとしては、良くも悪くも「いかにも新人の書くミステリーだよなー」以上の感想は感じなかったしなー。まあ、私には合いませんでした、ということで。

[ BLACK JOKER ]


先週中頃から頭痛が激しいのだけど、結局、週末寝てても直らなかった(T-T)。うーん、最近、ほんと薬が効かなくなってるのがつらいなー。

RSSの手入れ。とりあえず、感想メモリンクとかは出力するようにしましたが、うちのスクリプトだと全部出すのはめんどくさいので、それ以外はおいおいかなー。あと、日付対応も時間切れ(^^;。

[TVA]『Fate』#2。出来は良いとは思うのだけど、微妙な違和感が拭えない~~。う~ん、なんとも見ていられないので、切りかなぁ。


2006 1 17

エンターブレイン ファミ通文庫
超妹大戦シスマゲドン(1) /古橋秀之

各地で評判なので買ってみたり。って、う~ん、ちょっと好みに合わないなぁ~。

そゆわけで、妹コントローラーで妹を操縦して戦うという「萌え」ではなく「バカ」な内容。ネタ度が高く大笑いなネタも多いのだけど、ただ、どうにも私的には、ネタで笑わせるだけ、という粋を超えてなくて、にんとも。ストーリー的にも、もちっとくだらない方向で笑わせてくれたり、スタンダードにおもしろかったりしたら良かったんだけどねぇ。

[ 超妹大戦シスマゲドン ]


新創刊されたGA文庫。とりあえず、[文庫]『虚攻の戦士 『ナツ』ノキオク /神野オキナ』を購入。


2006 1 18

講談社 講談社ノベルス
レタス・フライ /森 博嗣

あぁ、萌絵は和むなぁ~~~~。……って、だははははははははっっっ!! いやぁ、そこでそういうアレがソレかよっ!! めちゃくちゃツボって、ひたすら笑いまくり。はらが、はらがよじれるぅぅ~~。

そゆわけで、Vシリーズや Gシリーズのネタも含む短編集。全部で 9編収録されてるのだけど、すまん、「刀之津診療所の怪」のオチのせいで、それ以外の作品の印象が全て吹っ飛んだよっ!! ……まあ、それはともかく、ほんと、萌絵いいよな、萌絵。森博嗣は、萌絵だけ書いてりゃいいよっ!! とわりと本気で思ってたりする今日この頃。や、加部谷も、もうちょっと魅力的に育ってくれればいいんだけどねぇ。

[ Vシリーズ ] [ Gシリーズ ]


らぁいぃぶぅどぉぉあぁぁぁめぇぇぇっっっっっ!! (号泣)

ラノベシナリオとエロゲシナリオの違い。“エロゲーの場合、必ずクライアントには水増しを要求される”“ラノベはある程度容量制限(上限)がかかるから、いかに切れ味を良くしてストーリーをまとめる”というのは、なるほど納得でおもしろい。ただ、“エロゲーをよくプレイする人と、ラノベをよく読む人の趣向の違いが、そのまま反映している”というのは、正直、実感からかなり遠いのだけど。


2006 1 19

ソフトバンク クリエイティブ GA文庫
虚攻の戦士 『ナツ』ノキオク /神野オキナ

いかにも神野オキナらしい内容で、おもしろかったぁ~~。まあ、ちょっと説明不足だろっ!! という気もしなくもないのだけど。

そゆわけで、冴えないデブオタは実は演じる仮の姿で、幼なじみの日常を守るために戦うに、日々超能力バトルを繰り広げていたっ!! という感じの内容。神野オキナらしいオーソドックスなストーリー展開と翔夏のデレさ加減はなかなか面白かった。こういうちょとキツイ背景とストレートな展開は、ほんと、神野オキナは上手いなぁ。ただ、ちと設定を生かしきれていないというか、説明不足な感があって、そこら辺は残念無念。


うちの妹たちは、仲良くストップ安なわけですが。大変ですにょ?

[TVA]『灼眼のシャナ』#15。やっぱり過去編はつまらないわけですが。

ひねくれクイズ。ぱっと解ったのは、16人ぐらいしかいませんでした(汗;。


2006 1 21

富士見書房 富士見ファンタジア文庫
BLACK BLOOD BROTHERS 2 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 特区鳴動― /あざの耕平

人間と吸血鬼の哀しい背景を匂わせつつ展開するシリーズの第二巻。特区での生活がはじまった吸血鬼の兄弟ジローとコタロー。まずは住む家を探そうとするが……、という内容。まあ、この二巻でも、まだまだ登場人物たちの立ち位置や背景の説明というプロローグ的な内容なので、コレといってあまり書く感想はなかったり(^^;。ただ、今のところ、なかなか続きも気にさせる内容で、今後にも期待。とりあえず、いよいよ次巻からストーリーが動き出すといった感じかしらん。

[ BLACK BLOOD BROTHERS ]


むー、そとは雪ですカー。

新創刊されたZ文庫の『ウェイズ事件簿 暗き影は陽の下に /神代創』と、富士見書房新刊―『マテリアルゴースト /葵せきな』『抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王 /三浦良』『おあいにくさま二ノ宮くん1 /鈴木大輔』『フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース /賀東招二』、あとは、[漫画]『修羅の刻(15) /川原正敏』を、購入。

あっ、私の買ったのも 袋綴じ状態でしたよ (苦笑)。<新創刊だからいろいろトラブルがあるんだろうか(^^;

[漫画]『修羅の刻(15) /川原正敏』、読了。雷電編カー。なかなか変化のあるストーリーで Good。……でも、やっぱり、曙のせいで相撲取りも株が下がってるのが残念無念だよなぁん。

現在制作中のスカーレットをもちまして、 ねこねこソフト最後の作品とさせて頂くこととなりました”。ねこねこソフトは、アニメ化したりコンシューマ移植したり、わりと堅実に頑張ってる印象だったのだけど、それでも生き残るのは大変なのか。

なにゅ~~、[WIN]『夏音』の続編は、ホラーアドベンチャーなのかー


2006 1 22

富士見書房 富士見ファンタジア文庫
フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース /賀東招二

うわぁぁぁ~~~~~~~~。こんな難しい展開にして大丈夫かと思いつつ読み進めたのだけど、きちんと綺麗に描くべきを描いていて、いや、素晴らしい。きちんと計算された構成で、きちんと盛り上がる部分で盛り上がるように作られていて、ほんと面白かったぁぁ~~~。

そゆわけで、全てを失った宗介はわずかな手がかりを元にAS同士の闇闘技会へ、という内容。いきなり、[文庫]『ランブルフィッシュ』かよっ!! と思ったら、きちんと宗介の心情を描写しつつ、なかなかヘビィな展開。ここで描かなきゃいけないことを過不足なく描きつつ、ストーリー構成も完成度高く組み立ててあって、非常に良かった。……でも、テッサが出ない『フルメタ』はゴミだと思うがな。<をい

[ フルメタル・パニック! ]


[TVA]『タクティカルロア』#3。いや、すげーおもしろかったっ!! いや、軍とのやりとりはかなりどうかと思うのだけど、海、さいこーーーっ!! このアニメ、海でのシーンみたいなエロでバカ展開だけやってやいいのにぃ~。

[TVA]『陰からマモル!』#3。いや、ほんと安定しておもしろいなぁ~~。ただ、もちっとゆうな&愛里中心に展開して欲しいという気もするのだけど(^^;。


2006 1 23

富士見書房 富士見ファンタジア文庫
マテリアルゴースト /葵せきな

いまいち。ストーリーに緩急をつけようと意識してたり、いろいろと工夫してたり、まあ、頑張ってるのはわかるんだけど、ちょっと小説として無駄が多く完成度が低いかなー。あと、向き不向き的に、文章だけで魅せるライトノベルというより、絵や音楽と組み合わせたヴィジュアルノベルで書いた方が良いんじゃないかしらん?という気もしたり。

「第17回ファンタジア大賞 佳作」。事故で幽霊がみえるようになってしまった自殺志願のケイと、そんなケイに纏わりつく幽霊娘ユウの物語。まあ、構成的に無駄が多くバランスが悪いというのはある意味仕方ないと思うのだけど、それより、主人公と付き纏う幽霊娘、それにヤキモキする巫女少女といった構図が、いまいち効果的に仕えてないというか、キャラが魅力的に描けてない、という辺りが残念だよなー。着想や方向性は、そう悪くないと思うだけに、もったいないなー。

[ マテリアルゴースト ]


太田出版様から、『嫌オタク流』を献本していただきました。ありがとうございます。

MF文庫J新刊―『かのこん2 ~はじまりはじまり~ /西野かつみ』『ネクラ少女は黒魔法で恋をする /熊谷雅人』『ゴーレムxガールズ2 ふたごクリスタル /大凹友数』『ファイナルシーカー レスキューウィングス /小川一水』、購入。

で、日記スクリプトを修正。RSS に dc:date を加えてみたりしたのだけど、ちと不安定かもしれず。


2006 1 24

太田出版
嫌オタク流 /中原昌也、高橋ヨシキ、海猫沢めろん、更科修一郎

「オタクブーム」を背景に、非オタな中原昌也と高橋ヨシキがオタクに詳しい海猫沢めろんと更科修一郎を招いてオタクを理解しようとする、という内容。なんというか、聞き役とかまとめ役な人がいないので、どうでもいいぐだぐだな話に終始して、なんだか凄いよ。いや、執筆陣のファンならこれでもいいんだろうし、あえてぐだぐだ感を狙ってる部分もあるんだろうけど、ただ、やっぱり限度はあると思うんですけど(^^;。

まあ、詳しい内容は、版元ドットコム を参照。二部構成で、第一部は海猫沢めろんに聞く、第二部は更科修一郎に聞く、といった感じになっています。

第一部 「オタクの時代」の真実

オタク代表の海猫沢めろんの方がまともにみえるのは一体(^^;。いや、中原昌也と高橋ヨシキの方が、オタクよりも、もっと一般から遠い立ち位置にいるのんね。そんな変でとんがった思考で好き放題喋ってる二人を、海猫沢めろんが上手く受け答えして会話を整えているという構図は、読んでてすげー変。オタク論としては、斜め45度ぐらいを向いてて、ほとんど意味があることは書いてないのだけど、これはこれでおもしろい。でも、やっぱりなにか違うとは思うのだけど。

第二部 日本を蝕む「萌え」の脅威

海猫沢めろんがいなくなったら、もう、どうしようもない(笑)。海猫沢めろんの代わりの更科修一郎は、スタンス的には、むしろ中原昌也と高橋ヨシキの二人に近いので、いっそうぐだぐだになってしまって、なにがなにやら。一応、「萌えはポルノ」という高橋ヨシキの考えを中心に話が展開するのだけど、第一部で「萌えは性的な部分よりも可愛いという感情に近い」という風に、一度そういう方向に話を持って行くのに失敗したという経緯があるので、なおさら、ぐだぐだ感が酷すぎて笑える。あと、更科さんは偏差値にこだわりすぎと思ったり。

一応、オタク論という部分についても触れておくと、キャッチーなタイトルの割りにはそんなに過激でもなく、おおよそ納得できる内容でした。まあ、視点はかなり変だと思うのですけど(^^;。ただその中で、高偏差値オタクと低偏差値オタクの話だけは、かなり違和感を感じたり。や、オタク第一世代は高偏差値のオタクが中心だったのが、今は低偏差値のオタクばかり、という趣旨だと理解したのだけど、昔の人にも低偏差値の人は少なからずいただろうし、今の人も、私の周りの人とかを見ても高学歴な人が多くの割合を占めているので、極端に低偏差値化が進んだというのは、実感としてないんだけどなぁ。なにより、高偏差値の人は『ファウスト』を読む、というのが理解できなかったり。

まあ、全体を通した印象を書いとくと、やっぱり、オタク論どーこーという部分はあまり価値を感じないのだけど、執筆陣の各キャラクターが楽しい一冊でした。ていうか、やたら下品な内容だよな(笑)。


2006 1 25

富士見書房 富士見ファンタジア文庫
おあいにくさま二ノ宮くん1 /鈴木大輔

『ご愁傷さま二ノ宮くん』の短編集。とにかく軽く読めて出来も良く、そして、いい意味でバカな内容。正直、読後に残るものはないのだけど、まあ、この方向性なら非常に正しい。ただ、強いて言えば、麗華の出番が少ないのが残念だ。<をい

[ ご愁傷さま二ノ宮くん ]


2006 1 26

富士見書房 富士見ファンタジア文庫
抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王 /三浦 良

すばらしい。流行りモノとは一線を画す雰囲気と興味を引くストーリー展開、そして魅力的なキャラクターと、非常に良く出来たファンタジー。いや、ほんと、おもしろかったぁ~~。

「第17回ファンタジア大賞 審査委員賞」。勇者によって全てを奪われた魔王が、その勇者に復讐を企てる、という恋愛ストーリー。あとがきで、「好きな本は戦国策や韓非子」といってるだけあって、一風変わった雰囲気とストーリー展開。とにかくページの先が気になるような作りになっていて、読んでて非常におもしろい。新人らしく多少説明&描写不足部分はあるのだけど、全般的に読みやすく出来は良くて、Good。いや、ほんと今後に期待ですなぁ~~。


宝島社様から、『西尾維新クロニクル』を献本していただきました。ありがとうございます。

[TVA]『灼眼のシャナ』#16。やっと、現在に戻ってきたか。や、ほんと過去編はつまらなかったよ。


2006 1 27

宝島社
西尾維新クロニクル

各種データや、インタビュー、対談、書き下ろし小説を含む西尾維新のファンブック。私的におもしろかったのは、ロングインタビューと北山猛邦との対談辺りかしらん。1,600円という価格はちと高め目な気もするのだけど、ファン向けには十分楽しめる内容に仕上がってます。ということで、いくつか目に付いた部分を簡単に↓。

西尾維新 longlong interview

なるほど崩子ちゃんですか、崩子ちゃん。や、西尾維新の作品に対する思いや姿勢をきちんと引き出しているインタビューで読む価値あり。

TALK BATTLE1 荒木飛呂彦x西尾維新

期待していたのだけど、読者向けというより西尾維新へのご褒美という感じの内容。もちっと突っ込んだ話が欲しかったなー。

TALK BATTLE2 北山猛邦x西尾維新

「ミステリー」や「新本格」という立ち位置で作品について語るという対談になっていて、非常に興味深かった。北山猛邦の作品は読んだことないのだけど(^^;。

書き下ろし小説『ある果実』

読書を題材とした短編。う~~ん、読書スタイルに関する部分は、いろいろと思う部分はあるのだけど、それはさておき小説としては、綺麗に纏まっているけれどそれだけ、といった印象。長さも短く、ちと物足りない。

あと、そいえば、ライター陣は、新月お茶の会 とか 白翁さん とかですか。頑張ってるなー。

[ 西尾維新クロニクル ]


2006 1 28

メディアファクトリー MF文庫J
ネクラ少女は黒魔法で恋をする /熊谷雅人

そのラストは違うだろ。や、ちょっと痛々しくて読んでて辛かったのだけど、少女の成長物語としては、オーソドックスでよく出来た内容。ただ、あのラストは、やっぱり違うだろ~~。

「第1回 MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作」。内気で内面に毒々しいものを抱えた真帆は黒魔術に傾倒し悪魔を召還するが……、という内容。[WIN]『黒魔法少女サディステック妖子』かいっ!!<をい。 すまん、こういう痛々しい内容って、私、読めないのよ(^^;。とりあえず好み的には、内面どろどろのまま展開してくれたら良かったんだけどなぁ。まあ、好みは置いとくと、沙倖先輩絡みの話を中心に全体にオーソドックスでよく出来ていた予感。ただやっぱり、ラストと大河内絡みの話はどうかと思うのだけど。


[漫画]『ねこめ~わく4 /竹本泉』、購入。3年ぶり14年目の新刊なのに、相変わらずな内容で、まったく違和感がないのが凄いよなぁ~。


2006 1 29

メディアファクトリー MF文庫J
かのこん2 ~はじまりはじまり~ /西野かつみ

ちょっとエッチなラブコメシリーズ。この第二巻は、エロ分増強+ちずるのライバル登場といった内容。最近デビューした新人さんの中では、私的に一押しなのだけど、う~ん、この二巻は、読みやすくそつなく纏まった内容ではあるのだけど、ラブな心情描写が弱いのが残念かしらん。まあ、とにもかくにも、今後に期待ということで。

[ かのこん ]


ファミ通文庫新刊―『荒野の恋 第二部 bump of love /桜庭一樹』『学校の階段 /櫂末高彰』、購入。ファミ通文庫は新人作品がたくさん並んでいたけど、とりあえず、『学校の階段』を買っておく。

[TVA]『タクティカルロア』#4。はははははははは、なんだその展開は、笑うしかねぇ。もう、素晴らしすぎる~~。


2006 1 30

メディアファクトリー MF文庫J
ゴーレムxガールズ2 ふたごクリスタル /大凹友数

すばらしい。そうだっ、その解決方法しかねぇっ!! や、ひきこもり的なせつなく独特の雰囲気が Good。第一巻は強引な展開がマイナスだったけれど、第二巻はその部分も改善されていて、かなりいい感じになってきた予感だよ~~。

そゆわけで、ひきこもりで内向的な主人公たちは、ゴーレムの権威の先生の研究室に招かれるが……、という内容。ネガティブで妙にずれつつ、それでもそれなりにしっくりする恋愛感がなかなか良い。いやぁ、そこでそういうアイデアが出てくるとは思わなかったよ(苦笑)。非常に微妙なラインだと思うのだけど、今後もこの方向性を堅持して欲しいなぁ。

[ ゴーレムxガールズ ]


[WIN]『ぱいめが』は、心の眼鏡らしい。……ワゴンで見かけたら買ってもいいなぁ(^^;。


2006 1 31

エンターブレイン ファミ通文庫
学校の階段 /櫂末高彰

若い、青い、とにかく青臭い青春モノ。正直好みではないのだけど、読みやすくテンポの良い文章で、新人にしては、非常に Good。……これで好みの線だったら良かったのになぁ。

「第7回えんため大賞 優秀賞受賞作」。高校に入学した幸宏は、学校から邪険にされている「階段部」にムリヤリ入部させられて……、という内容。新人にしては、キャラが立ってて筆力もなかなかだと思うのだけど、あまりに青臭い青春モノなので、私の年齢だと正直ツライ。あと、構内を走り回る行為がわりと日常だった学生生活だったので、内容的にも、ちと違和感がなー。出来が良かっただけに、趣味にあわなかったのは残念無念。