2007年 3月 1日
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東京創元社 創元SF文庫
◆ バビロニア・ウェーブ /堀 晃 -
着想から30年、さすがに古いなぁ。いや、科学技術をはじめ、むしろ多くの部分は今の時代でも遜色のなく書かれてるのだけど、だからこそ、古さを感じさせる部分が目立ってしまってる印象でした。出版された当時に読んだのなら、逆に新しい部分が目立って、素晴らしく感じたんだろうけどねぇ。
膨大なエネルギーを持つ謎のレーザー光束、バビロニア・ウェーブ。地球から三光日の位置に発見されたバビロニア・ウェーブにより、地球のエネルギー事情は大幅に改善される。……そんな背景の中、バビロニア・ウェーブに隣接する送電基地からの信号が途絶える。果たして基地では何が起こっているのか?そしてバビロニア・ウェーブの謎とは?という感じかしらん。
1988年に徳間書店から出てた作品の文庫化で、大元は1977年の短編? これが1970年代の作品というと凄く感じるんだけど、やはり全体の宇宙観というかそんな感じの部分に古さが目立ってしまうのがなー。あと、設定とか科学的な描写、謎の見せ方は面白いんだけど、ドラマ的な部分はいまいちかしらん。
[ バビロニア・ウェーブ ]
▽ そいえば、○○を語るなら最低コレだけは読んどけっ!! みたいな話だと、とりあえず、ライトノベルなら『聖エルザ』、美少女ゲームなら『電撃ナース』ぐらいは読んどけっ!!、とわりと本気で思ってたりする今日この頃です。……すみません、読んではいても、すでにかなりの部分忘れてたりして、意味ない予感(汗;。
▽ スニーカー文庫新刊―『ストライクウィッチーズ弐ノ巻 スオムスいらん子中隊恋する /ヤマグチノボル』『アンジェリック・ノワール(1) パラダイス・ロスト /椎葉周』、購入。
▽ 日記の最新ページが150万アクセス超えてた模様、一昨日ぐらい? 最近は1,300access/dayぐらいかしらん。
▽ ITmedia エンタープライズ:Kanonのキャラがユーザーを脅す、新たなトロイの木馬をSymantecが警告。画像はアニメ版かしらん? なんやかんやで、[WIN]『Kanon』も息が長いよなぁん。
2007年 3月 3日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ ストライクウィッチーズ弐ノ巻 スオムスいらん子中隊恋する /ヤマグチノボル -
さくさくと軽く読めて面白い、これぞライトノベルという感じの良作。そつなく纏まった内容で、Good です。
カミングアウトしたハルカは、積極的に智子にアタックする日々。しかし、ノーマルな智子からは冷たく扱われ、しかも、智子に一目惚れしたという糸河技師が現れ……。や、タイトル通り、智子少尉が恋をする、という話。って、智子と糸河の恋愛は、まるで、恋愛慣れしていない初心な女の子が百戦錬磨のイケメン技師に騙される、みたいにしか見えないのはどうよ(笑)。むしろ、智子に恋ごころを抱き、どんどんエロエロになっていくハルカの方が注目で、いや、いいねぇ(^^;。……そして、そのオチはどうよ、と(笑)。や、非常に楽しませていただきましたっ。
参考:
感想メモリンク → あずみん、 INNさん、 kanadaiさん、 iris6462さん[ ストライクウィッチーズ ]
▽ [文庫]『ロケットガール』の新刊 ですとーーーーーーっ!! いや、アニメ化に併せた動きなんだろうけど、新刊は 7年半ぶり? 3巻を読んだの 前世紀なんですが(^^;。……『ロケットガール』は、各種ライトノベルの中でも文句なく最高傑作なシリーズなので、新刊が読めることは凄く嬉しいです。
▽ はてブ経由で、通りすがりの桝田省治 - Google 検索。桝田省治氏の著作をブログで取り上げると、もれなく桝田省治氏本人のコメントが付くという話。本当にご本人かどうかというところは疑問が残るけれど、作者による営業/ファンサービスの試みとして、なかなか興味深い。
2007年 3月 4日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ アンジェリック・ノワール パラダイス・ロスト /椎葉 周 -
なに、このネタ満載の内容、ガンダムネタとか大笑い(笑)。や、作者の人と私とで興味の範囲がかなり違うっぽいため、わからないネタも多いのだけど、それでも凄く楽しめました。いやもう、好き放題やってるなー。
ガキな性格のユースケは、ひきこもりなヤマネを救おうとするうちに、“天使”を名乗る連中と戦うハメに……。序盤を読むと、いかにも10代をターゲットにしたような題材だったのでコレはハズしたかと思ったのだけど、きちんと読ませる内容でテンポも良く、さらに、多量に投入されたネタが面白く、非常に楽しく読みました。ただ、惜しむらくは、わからないネタもわりと多かったのがなぁ。年齢的には作者の人とそんなに変わらないんだけどなー。あとはやっぱり、ネタは読者を意識せずに好き放題やってるわりに、根本的な部分で10代をメインに読者を意識した作りに見えるので、今後はどうだろう。個人的には、あまり10代の読者を意識されすぎるとつまらなくなりそうで嫌なんですが(^^;。
[ アンジェリック・ノワール ]
2007年 3月 5日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ 鋼殻のレギオス /雨木シュウスケ -
狙ったような設定と王道を行くストーリー展開。それをきちんと魅力的に仕立ててるんだから、なるほど売れるわけだ。今、富士見が一押ししてる作品でしたっけ?
TV CMをやってたり、なにかと見かけるので買ってみました。逃げるように故郷から遠く離れた学園都市ツェルニに入学したレイフォン。一般科のふつーの学生として新しい生活をはじめようとしたやさき、過去を知る生徒会長にムリヤリ武芸科に転科させられ、もうやりたくないと思っていた武芸をやらされるハメに……。や、王道万歳っ!! 非常に基本に忠実で、期待通りに展開するストーリーが、ほんとに面白かったです。「この場面だと当然こうだろう」という期待が確実に描かれる気持ちのよさっ!! いやぁ、熱い内容でラブもあり、青春ですよ、青春っ!!
ただ気になったのは、キャラの作りが記号に頼りすぎていて、まともに描けてないのはちょっと(^^;。いや、1巻なので、まだキャラが定まってないだけかしらん? あとは、狙ったような設定はパッと見はカッコイイんだけど、あまりに無理が多くて説得力の欠片もないのはなー。まあ、細かなことは気にするなっ!! ということなのかねぇ。
[ 鋼殻のレギオス ]
▽ 『スーパーロボット大戦』。いつのまに、『オーガン』まで。<『オーガン』はめちゃくちゃ好きだけど、さすがにマイナーすぎるだろ
▽ [TVA]『コードギアス』#19。裸ですよ、裸っ!! って、いうか、なんでそれでエロ展開にならないんだ。<をい。……兄妹? 姉弟? だからマズいか(^^;。
▽ [TVA]『まなびストレート!』#9。やっぱこう年寄り向けの懐かしさに根差した学園モノだよな。泣ける(T-T)。
2007年 3月 7日
▽ 『Fate/Zero Vol.2』は、3月31日発売予定 かー。
▽ メールより、【bk1】ブリーダープログラム終了のご案内。
ギャーーーーーース。書影は、書影の扱いはどうなるんですかーーーーっ!! いや、ライトノベルの書影が潤沢&正式に利用できるということでブリーダーに登録してるわけだけど、うわぁ~、どうすればいいんだぁ~~。
代替のアフィリエイトとしてアナウンスされている アフィリエイト2.0 は、規約を読むと、“会員は、広告を掲載する際には、当社の定めるリンクフォーマットを使用するものとします”とあるので、書影目的には使い勝手が悪いよなぁ。もう一つの A8.net の方はどうなんだろう? どちらにしろ、趣旨が違うよかーん。
や、そもそもアフィリエイトに関しては、誉めた作品はそれなりに売れることもあるので、感想を書く上での励みにはなるのだけど、金額的には、それほど多くはないからなぁん。bk1 だと、100冊売れたとしても、1冊600円として計算すると 100冊x600円x3% = 1,800円。ちなみに、Wikipediaによると、メディアワークスの指定する特定書店「電撃組」でも、年間1,700冊、月間140冊。「電撃組」並に売れてるサイトがあったとしても、月5,000円は超えない予感(^^;。
2007年 3月 8日
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光文社 カッパ・ノベルス
◆ ルナ /沖水幹生 -
素晴らしいっっっ!! 謎の人形のアクションから、ちょっと奥手な恋愛模様も描きつつ、人の心のなんたるかまで踏み込んだ内容。いや、非常に良く出来た傑作です。マジにコレでデビュー作ですかぁ~。
大学生の尚基が買った人形は、実は、妖精の女の子。その妖精・るなは、ちょこまかと勝手に行動し、尚基の恋愛を取り持とうとしたりする日々。一方その頃、街では連続殺人事件が……。いやぁ、とにかくキャラが非常に良いです。るなは当然、ヒロインの風乃もなかなか Good。さらに、手に汗握る展開もほんとに読んでて面白い。それが、新人とは思えないほど、完成度が高く作られてるのよね。ほんとに良く出来た内容っ!! 傑作ですっ!!
そいえば、カッパ・ノベルスだと、巻末にきちんと参考文献が載るのんね。内容は、わりとありがちなライトノベルの設定なんですけど(^^;。……というか、この内容で、カッパ・ノベルス&不気味な表紙絵というのは、かなり勿体無いと思う。ふつーに、文庫で売れ線の絵をつければ、もっと売れると思うんですけどぉ~。
[ ルナ ]
▽ 電撃文庫新刊―『カレイドスコープのむこうがわ /三木遊泳』『しにがみのバラッド。10 /ハセガワケイスケ』『護くんに女神の祝福を!(11) /岩田洋季』、購入。
2007年 3月 9日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ 護くんに女神の祝福を!(11) /岩田洋季 -
だはははははははははっっっ。いよいよ次巻で最終巻ということで、とにかく続きが待ち遠しいなぁ~~。
エメレンツィアの帰国まで残り一週間。絢子と護の前にいきなりガーティが現れ、一方、ヨハンと正樹は……。という感じで、いよいよ最終エピソードが開幕。いままでの伏線をいまひとつ生かしきれてない感もあって細かい部分では不満もあるのだけど、なんといってもラストでやられた、というか、とにかく次巻だ、次巻っ。めちゃくちゃ次巻が楽しみだぁ~~。
参考:
感想メモリンク → 新型さん、 INNさん、 iris6462さん[ 護くんに女神の祝福を! ]
2007年 3月 10日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ カレイドスコープのむこうがわ /三木遊泳 -
上手く纏まった良作、だとは思うのだけど、欠点らしい欠点もない変わりに、突き抜けた魅力もないのがなー。新人さんの作品としてはクオリティ高いとは思うんだけど、いまひとつ地味で物足りない感じが(^^;。
主人公の道弘は、祓い師を名乗る淑乃に目をつけられ、ムリヤリ幽霊退治を手伝わされるハメに……。第6回電撃hp短編小説賞<銀賞>受賞作を含む連作短編。とりあえず、“義理じゃないけどチョコいる?”という帯の文言は、メインのストーリーラインから外れていて、ちょっと反則くさいと思うゾ。いや、その委員長の井上さんはなかなか美味しいキャラなのだけど、いまいち出番が少ないのがなー。構成上の位置付けとしては、井上さんの立ち位置は、面白くはあるんだけどね。全体に出来はいいんだけど、いまいち魅力が乏しいんだよなー。好み的にも、もちっと恋愛方向に軸足を置いて欲しいところ。
参考:
感想メモリンク → 玲朧月さん、 新型さん、 コウさん、 まいじゃーさん、 INNさん、 deltazuluさん[ カレイドスコープのむこうがわ ]
▽ ハヤカワ文庫新刊―『星界の断章II /森岡浩之』、購入。
▽ Japan.internet.com デイリーリサーチ - 全体の約4分の1はすでに IE7 ユーザー。そいえば、私はまだ IE7 で自分のページを見たことがないのだけど、まともに表示されてるんだろうか。……昔、確認してなかったネスケで半年以上まともに見れなかったうちのページです(汗;。
▽ bk1アフィリエイトをどうするか。代替の A8.net や アフィリエイト2.0 でも、“どちらも今までと同じような感じで画像が使えるみたいえるみたいです。ただ、リンクの作成が面倒ですけど”ということですかー。……ただ、もう、Amazon一本でもいいか、という気もしてる今日この頃(^^;。
▽ 『ラジオガール・ウィズ・ジャミング(→感想)』の深山森氏のブログから。“初巻の売上不振と様々な事情が重なり、続刊の刊行予定はありません”。さらに、“売上に関してですが、実はかなり以前、八月中旬頃には既に「売れませんでした」という旨の連絡が来てました”。まあ、発売後一ヶ月どころか、一週間に売上が集中するのがライトノベルの特徴なわけだけど。そんな短期間のしかも新人さんの売上成績なんて、完全に装丁と営業に依存するハズだけど、そんな売上成績だけで、ハガキ等の意見も加味されず、続刊の有無が決定されてしまうのか……。残念無念。
2007年 3月 11日
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早川書房 ハヤカワ文庫JA
◆ 星界の断章 II /森岡浩之 -
短編集。『断章』の1巻はイロモノ的な作品が印象的だったけど、今回の2巻はふつー。20ページ程度と短い短編を12篇も集めた内容は、軽く読めてさらにいろいろと楽しめるような作りになっているの良いのだけど、……やっぱ、『戦旗』の続きが読みたいよなぁん。
参考:
感想メモリンク → 吉田@HZさん、 Night Flyさん、 感想雑記。さん、 njfさん、 deltazuluさん、 INNさん[ 星界シリーズ ]
2007年 3月 13日
▽ 『星界の紋章』『星界の戦旗』とざくざくと読んだ週末でした。……続きは(T-T)。
▽ [TV]『ハゲタカ』#4。3話を見逃してたらしく、がび~ん。先週は放送時間がズレてたのか(T-T)。や、1話抜けただけで、物語内で 4年も経過してて柴田恭兵は銀行を辞めてるわけですががが。
2007年 3月 14日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ しにがみのバラッド。(10) /ハセガワケイスケ -
ネタによって出来の差が大きい『しにがみのバラッド。』だけど、今回は素晴らしいときの『しにがみのバラッド。』でした。少し黒いケド(^^;。やっぱり、少女小説風の文体で、死と恋愛が綺麗にマッチしたときはいいねぇ。今回の短編の中では、特に「炭酸水と透明のキミへ」がなかなか良かったです。
参考:
感想メモリンク → 新型さん、 和泉うららさん、 永山さん[ しにがみのバラッド。 ]
- 1968 上遠野浩平、倉田英之、黒田洋介、滝川羊、林葉直子、若木未生、新木伸、加藤聡
- 1969 桑原水菜、涼元悠一、立原とうや、七尾あきら、麻耶雄嵩、水守明珠、吉田直、本田透、飛田甲、沖水幹生
- 1970 谷川流、三雲岳斗、古橋秀之、神野オキナ、桜坂洋、雑破業、井上ほのか、五代ゆう、菅野彰、結城充考
- 1971 秋山瑞人、賀東招二、桜庭一樹、嬉野秋彦、神野淳一、須堂項、定金伸治
- 1972 須賀しのぶ、高野和、時雨沢恵一、ヤマグチノボル、有川浩、小林めぐみ、高橋弥七郎、木本雅彦
- 1973 秋田禎信、高瀬彼方、伊達将範、奈須きのこ、片山憲太郎、七飯宏隆、三木遊泳、岩佐まもる、穂史賀雅也、内山靖二郎
- 1974 長谷敏司、浅井ラボ、うえお久光、安井健太郎、清涼院流水、霧海正悟
▽ ↑ちょっと追加。MF文庫Jは、基本、生年ではなく応募時年齢らしいので、ちょっと不正確度がUPだっ。
2007年 3月 16日
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ソフトバンククリエイティブ GA文庫
◆ クレイジーカンガルーの夏 /誼 阿古 -
その題材と文体、そしてなにより、その雰囲気で、いったい誰をターゲットとした作品だよっ!! ぜったい中高生向けじゃないし、そもそもライトノベルですらねぇ~~。や、40歳前後のごく少数の人なら大絶賛だろうケド、それ以外の大多数の人からはゴミ扱いされるような内容で、よくこんな作品をライトノベルのレーベルから出したなぁん。
1979年。『ヤマト』や『マジンガーZ』の記憶が残る中、『ガンダム』が放映された時代。『アニメージュ』に続き『OUT』が創刊された時代。『マカロニほうれん荘』や『サーキットの狼』が流行っていた時代。サザンの「いとしのエリー」が流れ、YMOが出始めた時代。そんな時代を背景に大阪郊外の田舎を舞台にした、少年期のジョブナイル。ネタは当然、文体や話の作りをはじめ、作品を構成するすべての要素がノスタルジーを喚起させる内容になってるのんな。40歳ぐらいの人が大喜びして大絶賛する様が目に浮かぶんだけど、あまりにターゲットが狭すぎです。30代半ばの私でたぶんギリギリ、ちょっちツライぐらい。もう2歳3歳下がると、当時を想わせる絶妙なこの肌感覚は、ほとんど感じ取れないんじゃないかしらん? そして、その肌感覚が感じ取れなければ、ハッキリ駄作としか思えない作品だと思うんですけどぉ~。
しかし、ここまで肌感覚というかスピリットを表現してるのに、わりとネタの時代感覚が怪しいのはどういうことなんだろ? 実際、ググって調べたとあとがきには書いてあるのだけど、その程度の知識でこの感覚が描けるって、正直、ありえないと思うんですが。
[ クレイジーカンガルーの夏 ]
▽ スーパー営業O塚氏が太鼓判で 話題らしい ので、『夜想譚グリモアリスI かくてアダムの死を禁ず /海冬レイジ』、購入。
▽ megyumiさん経由 で、ミミカ人気をご存じない?オトーサンも得する食育番組。おみまゆちゃんがZAKZAKにっ!!
2007年 3月 17日
▽ [漫画]『海皇紀(31) /川原正敏』、購入&読了。おもしろいおもしろい、マジにおもしろくなってきたなぁ~。いよいよ大艦隊戦ですよ、たぶん。……しかし、マイアは表情が柔らかくなって可愛くなったわりには、魅力が減じた感じがするのが気のせいですか(^^;。
▽ [TVA]『コードギアス』#21。この期に及んで、マジに学園祭かよっ!! やっぱ、ギャグをベースにシリアスを混ぜるのが、この作品の良いところだよなっ。しかし、シャーリーの扱いが微妙になってしまってるよかーん。
▽ ガガガ文庫 1st line-up。築地俊彦、中村九郎、原田宇陀児、田中ロミオ、深見真……。電撃、富士見、MF文庫といったスタンダードなライトノベルというより、ファウスト系に近いラインナップに感じるのだけど、これで、どのターゲットを狙ってどのぐらいの部数を売るつもりなのか、ぜひとも企画書の類を見てみたいなぁ。
2007年 3月 18日
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
◆ かくてアダムの死を禁ず 夜想譚グリモアリスI /海冬レイジ -
キャラ同士のやりとりが、とことん楽しいっ!! いい意味で頭が悪い会話がめちゃ魅力です。ただ、富士ミスなら、ふつーにミステリー抜きでやれ、ミステリー抜きでっ!! いや、コミカルな部分はほんとに楽しいのだけど、犯人探しや敵との頭脳戦といったシリアスな部分は正直微妙。もっと、キャラを生かしたコミカルな内容ならばよかったのにぃ。
桃原グループの御曹司・誓護は極度のシスコン。妹・いのりを護るために誓護は、人外の美少女・アコニットの下僕になることに……。バカだバカだっ、すげーバカ(笑)。頭の悪い会話がさいこーーーっ!! いや、キャラがいいのよ、キャラのやり取りは、ほんとに楽しいっ!! 無口な妹・いのり、強がりを装うお姫様・アコニットの二人を中心に、いやぁ、面白かった。
ただやっぱり、キャラはいいのだけど、ストーリーは微妙。加えて、コンピュータ用語を用いた装飾は子供っぽくって、ちょっと好みではないかしらん。ホント、キャラのやり取りだけのバカ小説になってたら、良かったのにぃ~。
参考:
感想メモリンク → Shamrockさん、 コウさん、 Mr.もやしさん、 deltazuluさん、 リッパーさん、 平和さん[ 夜想譚グリモアリス ]
▽ [TV]『ハゲタカ』#5。うわ~、めちゃかっこいい。そうくるかぁ~~。しかし、前回までは、「ハゲタカと呼ばれているが、本当は、善意からの行動なんだろう」という描かれ方だったのに、今回は、「今まではハゲタカとして行動していたけど、初心を思い出し善意に目覚めた!」という感じの描き方になっていて、がび~ん。その場その場では盛り上がって面白いんだけど、それでは、演出だけのアホドラマになってしまうんですが。
▽ [TVA]『京四郎と永遠の空』#21。さっぱり理解できない、というか、さっぱりついていけてないんですがぁ~。
2007年 3月 20日
▽ [TV]『華麗なる一族』#終。やっぱり、期待通りの結末って素晴らしい。あの死亡診断書のシーンをどれだけ心待ちにしたことかっ!! 良いカタルシスでした。
▽ ちなみに、『華麗なる~』と聞くと、[X68]『華麗なる人生』ばかり連想してしまいます。というか、清水ゆりかちゃん。
▽ [TVA]『まなびストレート!』#11。やっぱ泣ける内容だ(T-T)。しかし、『ハルヒ』のあとに、学園祭ライブをやるとは勇気があるなぁん。ていうか、明らかに『ハルヒ』を意識してる予感で、出来もわりと善しっ!!
▽ [漫画]『ラバーズ7(6) /犬上すくね』、購入&読了。いやまた、凄いところで次巻に引くのんな。147ページあたりの展開が非常にツボでした。
▽ “ぱいめが AnotherOnlineにぺためがが付属”っっっ!! 発売日は今週末か。とりあえず、Amazonで注文してみたり(→ ぱいめが AnotherOnline)。
2007年 3月 21日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ 鋼殻のレギオスII サイレント・トーク /雨木シュウスケ -
ああああああっ、なんでそれで、ラブコメ方面に行かないんだぁ~~。
レイフォンに恋心を抱くメイシェンは、偶然、レイフォン宛の手紙を手にする。その手紙は、レイフォンの幼なじみの少女・リーリンからのものだった……。という内容なのだけど、ええい、さっさとレイフォンを廻る、メイシェンvsリーリンvsフェリvsニーナの四つ巴のラブバトルに発展しやがれ、こんちきしょうっ!! 今のところストーリーにおける恋愛の位置付けが、、シリアスなストーリーを明るく見せる演出程度にしか使われてないのがなぁ~。残念無念。
それにしても、前巻でアレだけ圧倒的な強さを見せたレイフォンを、違和感なく生徒同士の闘いに織り込んだ描き方には、めちゃ感心しました。いや、あそこまで力量の差があったら、ふつー格闘モノとしては破綻するしかないと思うのだけど、上手くニーナの悩みに転換して、むしろ道具立てとして、上手く使ってるのんな。や、次巻も楽しみです。
[ 鋼殻のレギオス ]
▽ 富士見ファンタジア文庫新刊―『フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ /賀東招二』『銀月のソルトレージュ2 金狼の住処 /枯野瑛』、購入。
▽ アニメックの元編集長、小牧雅伸氏によるコラム『アニメックの頃…』。たびたび書いてる予感もするけど、私が唯一買ってたアニメ誌が『アニメック』。だいたい月刊化から休刊するまで読んでました。続きが非常に楽しみです。
2007年 3月 23日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ /賀東招二 -
あああぁ、テッサが、テッサが(T-T)。って、うおおおおぉぉぉぉぉっっっ!!
ナムサクでの闘いで大怪我を負った宗介は、コートニー爺を頼りリハビリを行いながらかなめ奪回の機会を伺う。一方、テッサたち<ミスリル>の生き残りたちも<アマルガム>への反撃を開始する……。という感じで、ちりぢりになっていた味方が集結&新主役メカ登場ですよっ!! 熱い熱いっ!! とにかく気持ちよく爽快な展開で、めちゃ面白いっ!!
ただ、前巻であれだけ孤軍奮闘で大変だったのが、今回はとんとんと上手く進みすぎていて、ちょっとご都合主義に感じたりも。コートニー爺とか、ちょっと飛び道具気味だよな。まー、そういう勢いのある展開だったから、熱くなってるという話もあるんだけど。
参考:
感想メモリンク → 和泉うららさん、 海燕さん、 deltazuluさん、 平和さん、 新型さん、 yama-gatさん、 INNさん[ フルメタル・パニック! ]
▽ 創元SF文庫新刊―『ゆらぎの森のシエラ /菅浩江』、購入。
2007年 3月 24日
- 03/30 [文庫] マリア様がみてる あなたを探しに /今野緒雪
- 04/01 [文庫] 涼宮ハルヒの分裂 /谷川流
- 04/01 [文庫] 彩雲国物語 青嵐にゆれる月草 /雪乃紗衣
- 04/10 [文庫] いぬかみっ!13 完結編(上)~hop step dash~ /有沢まみず
- 04/10 [文庫] とある魔術の禁書目録(13) /鎌池和馬
- 04/10 [文庫] ウィザーズ・ブレインVI 再会の天地(中) /三枝零一
- 04/10 [文庫] 鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(2) /壁井ユカコ
- 04/10 [文庫] GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出― /桜庭一樹
- 04/20 [文庫] BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨― /あざの耕平
- 04/25 [文庫] 暗闇にヤギを探して3 /穂史賀雅也
- 04/25 [文庫] 初恋マジカルブリッツ ないしょのトライアングルラブ! /あすか正太
- 04/25 [漫画] よみきりものの(2) /竹本泉
- 04/28 [文庫] “文学少女”と穢名の天使 /野村美月
04/28 [文庫] バード・ハート・ビート 夜姫天炎! /伊東京一→ 延期
▽ スーパーダッシュ文庫新刊―『フレイアになりたい2 ハーデスが泣いている /岡崎裕信』、購入。
▽ [TVA]『コードギアス』#22。ちょっ、ちょっと待て。うわ~、うわ~~、凄すぎる、凄すぎる、めちゃ凄すぎる。そこまでやっちゃったら、もうもうもう、うわぁ~~~~。こんなシナリオ、思いついてもふつーやらんぞ。マジに凄いことやるなぁ。凄すぎ、素晴らしいっ!!
▽ 話題のぺためがのGoogle順位。昨晩みたら、一瞬うちが一位になっててびっくりでした。← 今は、公式日記と吉川華生ブログに抜かれて 3位だったり
▽ “いちせさんとこはまず「書評を1本ずつ分割して固定URLを振る」べき”。確かに、1本ずつ分割、というのはありなんですよね。今は、シリーズ毎には切り出してるので、まずは、単巻作品も切り出すように修正かしらん。……ただ、本の感想は、「昔からのweb日記の作法を知っているひとしか正しくリンク先を拾えない」という観点では、そもそも、他所からの言及はほとんどないので微妙だったり(^^;。<そういう意味でも、本の感想以外の短文部分を切り出したい、という欲求があったりなかったり。実感として、やっぱり、アンカー式の過去ログは、「昔からのweb日記の作法を知ってるひと向け」という風になりつつあるように思うので
2007年 3月 25日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ 銀月のソルトレージュ2 金狼の住処 /枯野 瑛 -
なんだその帯はっ!! 「アリス、むちゃかわいい~」って、頭悪すぎるだろっっっ!!(苦笑)。……ていうか、アリスはそんなに出番も多くなく、物語上の立ち位置も微妙なんだよなぁん。むしろ、ライアの方が位置付け的には美味しいので、どうせなら1巻からライアを中心に添えれば良かったのにぃ。
リュカの元を去ったジネットは、王城所属の魔書使い・クリストフに襲われ重症を負う。そして、リュカも、<ひとつの嘘>を巡る王城と学術院の戦いに巻き込まれていく……。という感じで、魔法や<ひとつの嘘>を巡る各勢力の説明をしつつ、新キャラのライアに焦点を置いたようなストーリー展開。正体バレバレのライアに関する情報の出し方は、なかなか良かったのだけど、いまいち切なさを喚起させる描写になっていなかったのが残念。そもそも、アリスもジネットもライアも、キャラはいいのに物語上の位置付けが微妙なので、いまいち盛り上がらないんだよなぁ。その展開なら、きちんとキャラを描いてくれれば、もっといくらでも泣ける内容になるはずなのに、もったいないよなー。
参考:
感想メモリンク → Shamrockさん、 新型さん、 永山さん、 deltazuluさん、 notDoさん、 hobo_kingさん、 mizunotoriさん、 t-snowさん、 adramineさん[ 銀月のソルトレージュ ]
▽ 日記スクリプト変更。本の感想を単巻から切り出すようにしたつもり、ということで。しばらくは、更新が不安定かもしれず。
▽ [WIN]『ぱいめが AnotherOnline(→Amazon)』、到着。『ぺためが』付属以外、よく知らずに買ったのだけど、本体の『ぱいめが AnotherOnline』の方は“ゲーム中の素材を自由に組み合わせ、オリジナルシナリオを作る事が出来る”とか書いてあって、なんだかかなり駄作感が漂ってるんですが(汗;。
▽ [TV]『ハゲタカ』#終。いやぁ、最後までかっちょいいドラマでした。勢いと演出だけという作りだったので、はじめに期待していた骨太な経済ドラマからは、離れてしまったけれど(^^;。
▽ [TVA]『京四郎と永遠の空』#終。この展開なら、もっと泣けてもいいのにぃ。いや、結局、カズヤが出てきた辺りから、さっぱり話についていけなくなってしまったのが敗因か(T-T)。
2007年 3月 26日
- ◆ [WIN] ぱいめが&ぺためが /smart
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名作『ぱいめが(→感想)』に、永澤玲のシナリオ『ぺためが』が追加ということで。ちなみに、パッケージには、『ぱいめが&ぺためが』以外に、『ぱいめがAnotherOnline』が含まれています。
おまけシナリオ ぺためが
ゲームに限らず、「眼鏡っ娘」をネタにした作品は数多あるけど、ここまで眼鏡っ娘のなんたるかをわかってる作品は他にないよなぁ。ホント、眼鏡っ娘萌えの聖書(バイブル) だと思う。……テラ、ペタって、おいっ!!(爆笑)。
本編と比べると、ちょっとネタは少ないかしらん? って、淫乱属性は素晴らしいのか?(^^;。と、そんな感じで終了。ネタよりエロの方が大目な感じでしたが、やはり素晴らしい眼鏡理論でした。ただ、『ぺためが』のためだけに買うには、さすがにちょっとボリューム的には物足りないかしらん(^^;。
[ ぱいめが&ぺためが ]
▽ [TVA]『まなびストレート!』#終。最後まで胸が熱くなる、気持ちのいい作品でした。やっぱり、ある年齢以上より上向けの、ノスタルジーな作品だよなぁ。
2007年 3月 27日
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東京創元社 創元SF文庫
◆ ゆらぎの森のシエラ /菅 浩江 -
金目は改造人間である。記憶を奪われ、悪の手先とされていた金目は、少女・シエラと出会い人の心を取り戻す。過去を思い出した金目は、自分を異形の化け物にしたパナードへの復讐を誓うのであった。……という感じで、大枠はオーソドックスなストーリーなのだけど、次々とイベントが発生して、ぐいぐいと引っ張る展開が、非常に面白かったです。特に、中盤までは、情報の引っ張り方が非常に上手くて、ほんとに読んでて楽しかったっ!! 全体通して、非常に綺麗な物語なところも良かったです。
そして、物語だけでなく、ヒロインのシエラも含め、キャラも魅力的。特に美味しかったのが、敵の女幹部、リュクティですな。最後の散りざまがなかなか切なくてGood。……ただ、終盤は、わりと駆け足&描写不足な予感で残念無念。もうちっと熱い盛り上がりを演出してくれれば良かったのにぃ~~。
[ ゆらぎの森のシエラ ]
▽ BIGLOBE からお手紙が。私も 個人情報が流出 してたらしい(^^;。……まあ、BIGLOBE だけで、20万人も流出してるしなぁ。
2007年 3月 28日
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講談社 講談社現代新書
◆ ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2 /東 浩紀 -
主張は凄く単純なのに、なんで、わざと遠回りに小難しく書いてるんだろ? 新書なんだから、もっとわかりやすく書けよ、わかりやすくっ!! ……まあ、新書といっても、ふつーの新書のように中年サラリーマンがターゲットというわけではなく、かなり若い世代をターゲットをしてるみたいなので、無意味に理解しづらく高尚っぽくみせてるのは意図的な演出なのかしらん?
そゆわけで主張は単純で、「これからはメタ視点だっ!!」という話。東浩紀の上手いところは、メタ視点をゲームのプレイヤー視点と言い換え、ゲーム世代のリアリズムとして位置付けた部分。作品をメタ的に消化する読み方は昔からあったと思うんだけど、「ゲーム的リアリズム」とすると、非常に現代的で説得力が段違いに違うのね。この切り口は非常に素晴らしい。
で、内容は、第一章で理論を説明し、第二章で実際の作品を用いて解説するというもの。第一章では、やたらと大塚英志をライバル視してたのが印象的だったのだけど、私は、大塚英志の一連の作品を読んだことがないので、しょぼん。というか、素直に、大塚英志との対談形式にしろよっ!! と思ったのでした。<をい。第二章に関しては、まあ、「この文脈でこの作品を取り上げたら、そういう読み方になるわな」と言ったもので、「ゲーム的リアリズム」の解説としては正しいんだけど、個々の作品論としては物足りない。そもそも、今、ライトノベルでやるなら、マイナーな『All You Need Is Kill』ではなく、『ゼロの使い魔』や『シャナ』辺りで、同様の解釈に挑戦してほしかったなー。『ONE』にしても、もはや10年近く前の作品で、今、取り上げるにはどうかと思うしー。ちなみに、作品論で取り上げられていたのは、『All You Need Is Kill』『ONE』『Ever17』『ひぐらしのなく頃に』『九十九十九』。
まあ、「ゲーム的リアリズム」の大枠は、そんなに異論はありませんでした。ただ、ちょっと違和感を感じたのは、ゲーム的リアリズム=東浩紀より一世代若い世代のもの、という感じで扱っていたところかしらん。でも、作品内で名前が出る作家の多くはオタク第二世代の作家でそこまで若手ではないし、そもそも、東浩紀自身が私から見るとなんと言うか若い人で、そこからさらに若い世代と言われても(^^;。や、ゲーム世代としたいがために、より若い世代の傾向としたかったんだろうけど、そこは、ちと無理がある予感~。
[ ゲーム的リアリズムの誕生 ]
2007年 3月 29日
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集英社 スーパーダッシュ文庫
◆ フレイアになりたい2 ハーデスが泣いている /岡崎裕信 -
やっぱり、むちゃくちゃおもしろいっ!! 荒削りな熱さがステキすぎますっ。勢いがあるストーリー展開は、ほんとに楽しく、好きだわぁ~~。
そゆわけで、5年という残された生命を精一杯生きるため、映画制作に賭ける風間瞳。そんな折、同級生が自殺する。その自殺には、青の神格能力者・ハーデスの影が……。前巻が非常に綺麗に終わっていたのでどうするのかと思ってたのだけど、妹分・音無夜空を中心に添えて、わりと上手く続けた印象。まあ、基本は、勢いで押す作りなんで、ストーリーをどうこういうのは違う気もするのだけど(^^;。……ほんと、とにかく熱くて素晴らしいです。熱さに見合ったテーマを、全面に押し出した点も、Good。そして、「娘さんを~」に爆笑っ!! いやぁ、ほんとに好きなんで、ぜひとも最後まで続けてほしいなぁ。前作の『滅びのマヤウェル』が打ち切りだっただけに(^^;。
[ フレイアになりたい ]
2007年 3月 30日
▽ ファミ通文庫新刊―『私の愛馬は凶悪です /新井輝』『マイフェアSISTER 姫君、拳を握りすぎです。 /竹岡葉月』、購入。コバルト、スニーカー、ビーンズは発見できず。
▽ [TVA]『ひだまりスケッチ』#終。最後までまったり。
▽ 「オーロラ号」に不正乗船の男逮捕、ハワイまで船旅。TVのニュースでは、タムリンが出てきてビックリでした。『エメドラ』の人。
2007年 3月 31日
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朝日ソノラマ SONORAMA NOVELS
◆ 遅れて来た魔法使い 小娘オーバードライブ3 /笹本祐一 -
“全編書き下ろし”ということなので買ってみました。昔のスニーカー文庫版が出たのっていつだっけ? 過去ログを検索してみたら、うわっ、4巻を買ったのが1998年3月、9年前かいっ!!
そゆわけで、バイトで「正義の味方」をやっている普通の女子高生・美帆と、そのバイト先である小石川研究所の個性ある面々を描いたシリーズ。この書き下ろしは、小石川研究所に「あなたの願い事を叶えたい」と魔法使いが訪ねてきたことで巻き起こる騒動、といった感じかしらん。……このシリーズを読むのは、すごく久しぶりなのだけど、読み始めてすぐに違和感なく馴染むのが凄いなぁ。それだけ、キャラが立ってるということかしらん? ただ、懐かしさは感じるものの、ストーリーは起伏に欠けて平坦で、見せ場もいまいち弱いのがなー。結局、懐かしさだけで、それ以外は、どうにもいまいちな予感が。
[ 小娘オーバードライブ ]
▽ コバルト文庫新刊―『マリア様がみてる あなたを探しに /今野緒雪』、購入。
▽ [TVA]『コードギアス』#23。ちょっ、こんな、こんなところで、夏? 続きは夏だと? おまっ、こんな凄いところで、夏まで待たすつもりかーーーーーーーーっっっ!!
▽ 富士見ミステリー文庫と富士見ファンタジア文庫が合併し、富士見ロマン文庫へ名称変更。つまり『ROOM NO.1301』の時代が来るということカー。
▽ “1ヶ月放置してもいちせさんとこのアンテナからだいたい30/日くらいのアクセスはある”。うちのアンテナ を使ってる人がどれだけいるかは把握してないのだけど、その数だとさすがに、機械的なアクセスも混ざっているのではないかと(^^;。