2008年 2月 1日
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エンターブレイン ファミ通文庫
◆ 千の剣の舞う空に /岡本タクヤ -
おもしろい、おもしろい。とにかく筋の良い青春ストーリー。文章も読みやすく、新人作品としては、非常におもしろかったですっ!!
第9回えんため大賞優秀賞。孤独な高校生活を送る速見真一は、ひたすらネトゲにのめり込み、そして、そのゲームで世界最強を目指していた……。と、同意見多数だと思うけれど、[文庫]『スラムオンライン』(→感想)を彷彿とさせる内容(^^;。ただ、『スラムオンライン』と違い、この『千の剣の舞う空に』は、素直で真っ当な青春ストーリーに仕上げてあります。主人公の真一といい、ヒロインの明日美といい、いかにも青春真っ只中な悩みと、それに立ち向かうようになる素直な気持ちが素晴らしい。ホント、青春ストーリーとしてはオーソドックスで出来がよく、面白かったです。
そんなわけで、全体的には良かったんだけど、ただ、ちょっと酷いと思ったのは、ネトゲの凄い人「闇」の話。明らかにリアリティの扱い方が間違ってて、主人公たちの対比としての描き方も微妙。いや、“デイトレ”とか、気持ちはわかるけど、そこは明らかに書くべきポイントじゃないだろ(^^;。もう、物語の構成上、わりと重要な位置を占めるハズなだけに、まともに描けてないのは、ちょっとなー。アレがなければ、もっと良かったんだけどなぁん。
[ 千の剣の舞う空に ]
2008年 2月 2日
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エンターブレイン ファミ通文庫
◆ Chaos Kaoz Discaos /小野正道 -
狂わされた少年たちの話なのだけど、その肝心の狂った部分が描けてないのはなぁ。いやぁ、読んでてつまらなくはないのだけど、肝心の部分がダメダメなのはどうよ。こういう方向の作品を書くには、圧倒的に筆力が足りてない。……狂気な部分を取り除いて、単純に勧善懲悪な超能力バトルだったら良かったのにねぇ。
第9回えんため大賞優秀賞。人体実験により、狂気とともに異能を身に付けた雨草芙弓は、同じような人体実験の研究機関を、闇のうちに日夜殲滅しつづける……。という感じで、狂気に彩られた異能バトルを目指してるんだろうケド、狂気を描くほどの筆力がないため、薄っぺらくてイタい話にしかなってないのが、にんとも。まあ、ふつーに異能バトルとしては、そこそこ面白かったので、変にダークな方向を目指さなければ良かったんだけどなー。もったいないなぁ。
あと、主人公は、「女みたいな顔」で「可愛い」のに、そのイラストのキャラデザは、どうよ。絵描きのあとがきによると、一応、作者公認らしいけどさぁ。
▽ “活字倶楽部の作家アンケートで若木未生がコバルト卒業すると言ってました”。って、ほとんどの作品がストップしてて、卒業以前にそもそも書いてないじゃんっ!!<をい。まあ、デビューから20年近く経っていて、いまだに若木未生を追いかけてる人は、若くても30歳以上だろうとは思うので、コバルトでなくてもいいのだけど、せめて、[文庫]『オーラバ』(→感想)の続きぐらいは書いて欲しい……。
▽ AKUMAで少女が漫画になります。 - ジュブナイルポルノ作家わかつきひかるのホームページ - 楽天ブログ(Blog)。[文庫]『AKUMAで少女』(→感想)が漫画化。もしかして、HJ文庫の中では、[文庫]『AKUMAで少女』は売れてるほうなんでしょうか(^^;。
▽ “富士見ヤングミステリー大賞募集終了のお知らせ”。富士ミス向けの新人賞を終了するってことは、やっぱり、富士ミスはもうダメなのか……。
2008年 2月 3日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ デビルズ・ダイス 1の目 神はサイコロを振らない /いとうのぶき -
だはははははっ、もう、とにかく大笑い。一応、オーソドックスにシリアスな展開で、作者の人も、もしかしたら、真面目にシリアスな方向を目指しているのかもしれないけれど、キャラの行動や展開がいろいろズレてて、ほとんどギャグになってるのよな。いやぁ、これはこれで、非常に面白かったです。
第11回スニーカー大賞奨励賞、……の作家が、受賞作とは別の作品でデビューか。未来を予知するダイスを手に入れたクールで頭の良い白河才は、家族を苦しめる養母の男に対し、そのダイスを使い復讐を始める……。大筋は予想通りの展開ではあるのだけど、こう「ヲイヲイ」という感じのイベントが次々に発生して、とにかく面白かったです。神の力を持った、クールな天才少年が頭脳戦を仕掛けていくのが基本線なのだけど、……おおぅ、そうかっ、面白さの質や作品の方向性は、[TVA]『コードギアス』と同じ路線なんだっ!! 『コードギアス』みたいなのが、笑って楽しめる人には、わりとオススメな予感。シリアスな方向性を期待して読むと、かなり酷い出来な気もしますが(^^;。
[ デビルズ・ダイス ]
▽ カラオケ屋から出たら、外は雪。わりと積もってますよっ!! ……しかし、ここ数年、ほとんどカラオケに行っていなかったのに、この 1ヶ月で2回も徹カラ。喉が死亡。
2008年 2月 5日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ 繰り世界のエトランジェ 第二幕 偽りのガジェット /赤月黎 -
びみょ~~。とりあえず、素晴らしかったキャラのやりとりが減じてしまい、魅力は半減以下。その上、行き当たりばったりのくせに、勢いが弱く盛り上がりのない展開はダメダメ。……まあ、新人らしい荒削りな魅力は健在ではあるものの、もともと作者の技量が酷かったのが、なおさら目立つようになってしまったのがなぁ。
そゆわけで、糸遣いのシリーズ第二弾。母の手がかりを求めて本家に赴く透真と冥。しかし、あるハズの本家の家屋敷は影も形もなく、そして、待ち構えていた「山田太郎」に捕らえられてしまう……。と、「山田太郎」のインパクトと、ラストの展開&引きは面白いのだけど、それ以外がなぁ。もともと力量不足が目立つ内容だったのが、二巻になって、なおさら酷いことに。頭の悪い場当たり的な展開でもいいのだけど、それならそれで、無駄に盛り上げたり強引に勢いで魅せてくれないと。荒削りな魅力は好きなんだけど、続きを買うかは、ちと考えちゃうなぁ。
[ 繰り世界のエトランジェ ]
2008年 2月 6日
▽ [TVA]『キミキス』が、“『星の瞳のシルエット』を携帯のある現代で、ギャルゲでやったらこうなるよ、みたいなアニメになりつつある”件。……『キミキス』は、1話で切っていたのでありました(汗;。
▽ ちなみに、現状見てるアニメは、『みなみけ』『バンブレ』『CLANNAD』『シャナII』『俗・絶望』。これでも今期は、わりと見てるほうなんだけど(^^;。
▽ ライトノベル名言図書館・別館 ダブルブリッド最終巻が春頃出るかも?。……たまに、[文庫]『ダブルブリッド』(→感想)の復活が噂されるけど、今度はどうなんだろう。最後に出てから、もう4年も経ってるのか……。
▽ NHK放送が止まる日!? 予算案承認で危機 (1/2ページ) - MSN産経ニュース。国会で予算案承認が遅れると、番組制作に支障が出るという話。煽ってるばかりでどうかと思う記事だけど、“ドラマの役柄で一度死亡した役者が別の役柄で何度も登場し、大河ドラマ『篤姫』が急展開して6月で終了するような事態”というのは、カオスっぽくて、むしろ見てみたい気がするぞ。<をい。
2008年 2月 7日
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中央公論新社 C★NOVELS Fantasia
◆ ドラゴンキラーあります /海原育人 -
いやぁ、ヒロイン役のリリィがいいねぇ~~。なるほど、地に足のついた出来のいいファンタジーです。生活観の溢れた描写と生き生きしたキャラクタたちが素晴らしいっ!!
2007年下半期ラノサイ杯新規部門6位、ということで読んでみました。治安が著しく悪い街で便利屋を営むココは、ある日、世間知らずで純真なリリィたちと出会う……。と、あまりに人の命が安く人情の薄い世界観は、正直、好みではなかったのだけど、評判に違わぬ良質なファンタジーで、非常に面白かったです。特に面白かったのは、ココとリリィのやりとりですな。絶大な力を持つにもかかわらず素朴で純真なリリィがさいこーーーっ!! そして、そんなリリィに感化されつつあるココと。きちんと生活臭の描写や、そつのないストーリー構成も、新人に似合わない筆力の高さを感じさせて、なるほど、評価が高いのも頷けます。まあ、やっぱり、ちょっと好みの線から外れるのがアレなんですけど(^^;。
[ ドラゴンキラーあります ]
▽ 最近、うちのパソコンが休止からの復帰に失敗することが多くなってしまい、がび~~ん(T-T)。
2008年 2月 8日
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集英社 スーパーダッシュ文庫
◆ 征服娘。 /神楽坂淳 -
めちゃくちゃおもしろいっ!! 十三歳の少女が権力を目指すという話なのだけど、わりとガチに権謀術数を巡らす、政治と経済な内容。といっても、あくまでライトノベルらしく、きちんとキャラクター小説としても魅力的に仕上げてあって、非常に面白かったです。
女性というだけで社会で冷遇される時代。名門貴族の娘・マリアは、自分の才覚を持って権力の座を掴むという野望を抱いていた……。というわけで、中世ヴェネツィアを舞台に、十三歳の少女が野望に向かって歩き出す、という話。一族の間でも気の抜けない駆け引きと交易による闘い。きちんと時代背景を調べ上げた上で書かれた、頭脳戦による闘いが描かれていて、いやぁ、ホントにおもしろい、おもしろい。まあ、交易ネタで、紅茶、チョコレートというのは、ちょっとベタかな? 終盤の駆け引きも、ちょっと無駄が多いわりに説明不足でわかりにくい予感。そもそも、好み的に言えば、もっと権謀術数をメインにしたハードな話の方が良かったんだけど、まあ、仕方ないか。その代わり、女性キャラは生き生きしていて、女の子メインのキャラクター小説としても、十分面白かったです。
それにしても、マリアが世界を掴むまでには、かなり先が長いと思うのだけど、いったい、どうするつもりなんだろ。それ以前に、正直、続きが出るのか疑問だったりする内容だったりもするけど(^^;。
[ 征服娘。 ]
▽ [TV]『クローズアップ現代 ソフトウエア危機』。うわっ、イタたたたたた。JRの自動改札のトラブルを中心に、最近、ソフトウェアの欠陥によるトラブルが増えているというネタだったのだけど、私もソフトウェアの取り纏めっぽいことをしてるようなしてないような感じなので、見てて胃が痛い痛い。そして、携帯電話のエンジニアは大変だ。
2008年 2月 10日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ ほうかご百物語 /峰守ひろかず -
新井輝、新井輝、新井輝、新井輝ぅっっ、だはははははっっっ!! ……どうせなら、他のキャラも作家さんの名前を流用すればいいのに(笑)。
第14回電撃小説大賞<大賞>。妖怪が出現しやすい学校で、美術部とは名ばかり、実質、妖怪研究部が妖怪を退治する、という話。うーん、<大賞>らしくないな、というのが第一印象。や、小説として出来はいいのだけど、すごく無難というか、尖がった部分がないのよ。非常にオーソドックスなほのぼの系学園モノ。こー、ふつーに出来は悪くないのだけど、いまいち物足りないよなぁん。
[ ほうかご百物語 ]
▽ 餃子を食べに行ったのですが、お店はガラガラ。冷凍モノならともかく、餃子、餃子と連日報道してたら、餃子を食べたくなるもんじゃないのかぁ~~。
- [文庫] 福音の少年 放課後のアポストロス /加地尚武 (→感想リンク)
▽ [TVA]『CLANNAD』#17。だははははっ、めちゃ笑える、おもしろいっ!! あとはもう、渚に流れるのかと思ったら、まさかの朋也争奪戦かいっ!! ラブコメラブコメしてて、ほんと素晴らしい~~。
▽ 【モニター募集】ブロガーの方へ。コアマガジンの新刊書等をレビューしてみませんか。 - コアニュース - コアマガジンのサブカルチャーニュースサイト。レビュー前提で新刊を半年間プレゼント、という話。守備範囲が違うので申し込むつもりはないけど、面白い試みだなぁ。
2008年 2月 11日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ 藤堂家はカミガカリ /高遠豹介 -
めちゃくちゃ素晴らしいっ!! 一瞬、最高傑作級と思えるぐらい、コミカルな部分のセンスが抜群に素晴らしいっ!! キャラは魅力的だし、ストーリー展開も悪くない。いやぁ、いかにも新人らしい荒削りな魅力に溢れた作品で、ほんとに面白かったぁ~~。
第14回電撃小説大賞<銀賞>。ある少年の護衛のために、異世界「ハテナシ」からやってきた、神一郎と美琴。二人は、その少年―周慈の家に押しかけ、ムリヤリ居候することに……。八咫烏に三種の神器と日本神話をモチーフにしてるのだけど、それがあまりにチープで最初はどうしようかと思ったのだけど、全体に漂うそのチープさと良い意味での頭の悪さが、とにかくコメディとして秀逸。キャラのおバカな会話が、とにかくめちゃくちゃ面白いのよ。その上辺のバカっぽさの下では、シリアスで心温まる系のストーリーが展開したりして、その対比も含め、ほんとめちゃくちゃ素晴らしい。いかにも新人らしい作品で、その荒削りな部分もあわせて、いやぁ、ホント良かった良かった。
[ 藤堂家はカミガカリ ]
▽ “凹みはしません。「こいつぶっ殺す!」と思います”。「書評サイトで酷評されてたら凹みますか?」という質問に対する平坂読氏の回答なのだけど、素晴らしすぎるっ!! 作家として最高の回答だと思う。
▽ ちなみに、私の平坂読作品の感想→『ホーンテッド!』『ソラにウサギがのぼるころ』『ねくろま。』。……なんどか殺されそうだ(汗;。
2008年 2月 12日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ under 異界ノスタルジア /瀬那和章 -
いかにも新人さんが書きそうなサイコ+異能バトル。頑張って特徴を出そうとしてるんだろうケド、結果としては、ありきたりな話にしかなってないのが、にんとも。つまらなくはなかっただけに、始めからベタな王道的なストーリーを目指してくれれば良かったのに……。
第14回電撃小説大賞<銀賞>。失踪した兄からの 3年ぶりの手紙。その手紙により、主人公・唯人は、“異界”と“異界使い”の存在を知ることとなる……。という感じのサイコ系の異能バトル。とにかく、カラーイラストの灯香@眼鏡がさいこーーーっ!! ……お話の方は、萌え系の話でなくて残念無念。<をい。や、サイコ系の異能バトルとしてはふつーに面白かったのだけれど、ただ、無駄が多い説明と、その割りにツッコミどころが多い設定が、なんとも微妙。どうにも無駄な部分が目立ってしまってるんだよなぁ。いまいち。
[ under ]
▽ ファミレスで、隣の女性グループが、コミケの申込書を書きながら、ネギネギ騒いでる件。ミク、……ではなくて、ネギ・スプリングフィールド?
▽ トップランナーで、桜庭一樹さん『GOSICK』の続刊を宣言 - もしもし運命の本ですか。収録を観覧した方によるフライング情報。『GOSICK』(→感想) の続刊はきちんと出るらしく、まずは一安心かしらん? 真偽のわかる、桜庭一樹出演の [TV]『トップランナー』の放送は、3月8日かぁ。
2008年 2月 13日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ ぜふぁがるど /柴村仁 -
表紙の眼鏡っ娘を見て買ったのだけど、全く好みじゃねぇ。っていうか、この表紙で、萌えもラブもなく、コミカルな変身ヒーローものかいっ!! ほとんど詐欺だっ!! ……よく見たら、帯に隠れて変な奴が描かれてるよっ、ぐはり。
そゆわけで、嫌々ながら変身ヒーローになってしまった少年の“おとぼけヒーロー噺”。コミカルな変身ヒーローものとしては、可もなく不可もなく普通かしらん。ただ、コミカルなノリなら、もっと笑えるネタが多くてもいいかと思うケド。……まあ、基本的には低年齢向けな印象。少なくとも、私の好みにはあいませんでした。
[ ぜふぁがるど ]
▽ ふと、昔のゲームをインストールしようと思ったら、パソコンの DVDドライブが壊れていた件。や、壊れていたことよりも、壊れたことに気づいてなかった方が、ショックだったり。壊れたのって、多分、最近じゃないぞ。最後にDVDドライブを使ったのは、どんぐらい前だよ(汗;。……DVDドライブが壊れてると、まったくゲームが出来ないわけだけど、ぜんぜん困ってないんだよなぁん。
▽ とりあえず、てきとーに DVDドライブを Amazonで注文。うーん、いっそパソコンを買い換えるというのもありなんだよなぁ。
▽ NOGさん経由 で、まんが王倶楽部で大プッシュな [漫画]『眼鏡なカノジョ』。そいえば、Yahoo!コミックで、読もうと思って試してみたのだけど、上手く読めずに、そのまま放置してたんだよなぁん。
2008年 2月 14日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ MAMA /紅玉いづき -
童話のような物語。デビュー作の『ミミズクと夜の王』と同様、ほんと、文章が飛び抜けて巧いなぁ。……ただ、『ミミズクと夜の王』と比べると、多少、完成度では劣るかしらん。
封印されていた<人喰いの魔物>と一族の落ちこぼれだったトトの、互いに依存しあう孤独な二人を描いた「MAMA」と、その後日談とも言える「AND」の二編。やはり、非常に綺麗で繊細な文章で、ホント巧いなぁ。まあ、「MAMA」の展開はちょっと強引だと思うし、「AND」はいまひとつ物足りなかったりして、出来が良いだけに、多少、残念に思ったりもするんだけど。いや、デビュー2作目ということを考えると、破格な出来なのは、確かなんだけどさ。
[ MAMA ]
2008年 2月 16日
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徳間書店 徳間デュアル文庫
◆ 福音の少年 放課後のアポストロス /加地尚武 -
恋する三つ編み眼鏡っ娘登場っ!! あとがきによると、次の次が最終巻。いかにも、ラストへ向けた序章といった続きを期待させるような内容で、いやぁ、面白かったです。
アナをストーキングしていた盛本拓哉は、偶然、魔法使いに対抗できる“力”を手に入れる。その“力”はネットを通じて拡散し、やがて、世界中で魔法使いとの対立を生み出していく……。と、前巻の完成度があまりに酷かったので、正直、期待せずに読んだのだけど、思った以上に楽しかったです。まあ、相変わらず稚拙な部分は目立つのだけど、すげー今後の展開を煽る内容になっていて、おもしろいおもしろい。いやぁ、元が [TVA]『エヴァ』の二次創作だからネタとして当然かもしれないケド、キリストかよっ!!みたいな。まあ、今回はあくまで仕込なんで、結局のところは、続き次第ではあるんだけど、とにかく、期待しちゃいます。
[ 福音の少年 ]
▽ IE7の自動ダウンロードがはじまりましたが、まだ、自分のこのページを IE7で見たことがないので、なんだか悔しい今日この頃です。いや、うちの PCは Win2Kなので、そもそも IE7はインストールできず、IE7をインストールしてる会社の PCからアクセスしようとしても、うちのサイトは有害指定でフィルタリング対象になっていたり(汗;。
▽ ちなみに、うちのサイトを閲覧されてる方の使用ブラウザの割合は、IE6/60%, Firefox/18%, IE7/16%。まだまだ、IE6が多かったりします。
2008年 2月 18日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ 悪魔のミカタ666(5) モンストラムレッド /うえお久光 -
眼鏡まつりっ!! <ちげー。や、眼鏡の描写がなかなか秀逸、素晴らしいっ!! いやぁ、めがねめがねめがねぇ~~~。
姿を消した『ノットB』。そして、イハナと付き合いだしたコウの周りで、様々な思惑が錯綜する……。と、新章スタートということで、読者おいてけぼりな勢いで、意味不明な伏線が張られまくりっ!! いやぁ、すごいすごい。とにかく、続きが非常に楽しみ。全く先が読めねぇ~~~。
[ 悪魔のミカタ ]
▽ [TVA]『CLANNAD』#18。最高傑作級っ!! うひょうひょうひょうひょうひょ~~~~~~~~~。テニスの一連のシーンがとにかく秀逸。杏、万歳っ!! 泣ける~~~~~~。
▽ 気が向いたらのライトノベル週報さん経由 で、“映画『憐 ~Ren~』に主演で出演することが決定しました”。私は、1巻で切ったのでアレなんだけど(→感想)、[文庫]『憐 ~Ren~』が、まさか、映画化とはなぁ。
▽ かなり久しぶりに、『偽春菜』というか『何か。』をインストールして、「せっかくだからキャラを代えるかー」と、「何かゴーストセンター」に辿り着いたのだけど、いまでも普通に活動が続いていて、ちょっとビックリした今日この頃です。……流行っていたのは 2000年後半から2001年初めぐらいだと思ったのだけど(私がインストールしたのは 2001/1/23 らしい)、なるほど、その後、さらに『伺か』と名を変えて、本体自体は 2002年6月に開発終了。そのあとは、互換ツールがあとを継いで頑張ってるのかぁ。現在は、『SSP』が実質的な本体? とりあえず、いろいろ試して、背後霊のゴースト がなかなか良い感じでお気に入り~。
▽ そいえば、大元の『春菜』はといえば、四姉妹の長女なメイド になって、一応、こっちも生き残ってるのか……。
2008年 2月 19日
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ポプラ社
◆ 妙なる技の乙女たち /小川一水 -
SFというより、働く女性たちを描いた連作短編。いやぁ、働くのって大変だなぁ。
一応、軌道エレベータの城下町というSF風な近未来が舞台になってはいるけど、別段、現代日本にしても、いいよんね。あくまで、不満や悩みを抱えつつ日々を生きる職業女性たちの物語。駆け出しのデザイナー、水上タクシーのドライバー、中小企業の経営者、保母さん、派遣の客室乗務員、彫刻家、OL……。各話ごとに出来不出来はあるけれど、総じて、リアルな悩みと仕事のやりがい&大変さを感じることが出来る内容で、なかなか面白かったです。中でも良かったのは、「天上のデザイナー」と「セハット・デイケア保育日誌」かしらん。「天上のデザイナー」は、「あなたに捧げる、この腕で」のせいで、ちと台無しな感じがするんだけど。いや、アレは書いちゃいかんだろ。まあ、それはともかく、きちんと仕事を描いている内容が、ほんとに良かったです。ホントに、SF的なエッセンスや恋愛要素は要らなかったんじゃないかな。
[ 妙なる技の乙女たち ]
▽ [文庫]『フルメタ』の新刊が一部で早売りされていたらしく、各地で感想が上がりはじめているのだけど、どうも、衝撃的な内容でネタバレ気味な感想が多い予感。日記の巡回がめちゃくちゃ危うい危うい(^^;。
▽ はてなアンテナ被登録数400以上のドメインが、12,000ドル(≠130万円)で売り出し中。アフィリの売上を引き継げると仮定して、高いか安いかを皮算用してみると、まいじゃーさんのアフィリ売上は知らないけれど、Matsuさんの“1月の成果はAmazonが約900点,bk1がその1.5倍”というのを参考に、ラノベ系サイト最大手ということを考えると、月10万円稼げるとしたら1年ちょい、6万円でも2年弱で回収できるのかー。……下克上のチャンス?<をい
- 749: Something Orange
- 415: REVの日記 @はてな
- 403: 旧まいじゃー推進委員会!(maijar.org)
- 292: 一本足の蛸
- 284: 雲上四季
- 257: 好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!
- 241: 平和の温故知新@はてな
- 236: CAXの日記
- 196: ラノ漫―ライトノベルのマンガを本気で作る編集者の雑記―
- 145: ウィンドバード::Recreation
- 115: いつも感想中
- 102: うぱ日記
- 091: ラノベの杜
- 089: booklines.net
- 064: 気が向いたらのライトノベル週報
- 056: のべるのぶろぐ 2.0
2008年 2月 20日
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筑摩書房 ちくま新書
◆ 打たれ強くなるための読書術 /東郷雄二 -
“積み方には各自工夫を凝らされたい”って、だははははっ、読書術の本のくせに、積ん読奨励ですかっ!! まあ、なにかとエンターテイメント系の小説を低く見ていたり、二言目には「最近の若者は……」と言い出したりして、いかにも頭が固く視野の狭い言動が目立つのはアレだけど、その分、作者のキャラクターがよく出ていて、面白かったです。
そゆわけで、一応、「書かれてることを鵜呑みにせずに、考えながら読むべし」という感じことを言わんとしてるのだけど、まあ基本的には、自分の読書のアレコレと、最近の若者に対する愚痴を綴った内容。この手の読書術の本ではありがちだけど、この本も例に違わず、「本読みなら誰でもやってるようなことをもったいぶって書いてるだけ」というレベルは超えず。まあ、他の新書に比べると、作者の顔が見えるようなノリで書かれてるので、その点では面白かったかしらん。でも、いかにも視野の狭い視点での若者叩きは、ちと痛々しいと思う。あと、「自分以外はみんなバカ」という思考が見え隠れしてる感じがするのは、どんなもんだろう(笑)。作者の人は、京大の教授をしてるらしいのだけど、日頃の学生対応の苦労が偲ばれて、にんとも。
[ 打たれ強くなるための読書術 ]
▽ 昨日寄った本屋さんでは、まだ、[文庫]『フルメタ』の新刊は入荷しておらず。公式発売日は今日だけど。
▽ 後藤邑子ってだれ?謎のブログ人気急上昇 ガッキーら上回る勢い (1/2ページ) - MSN産経ニュース。うわっ、後藤邑子もほんとにメジャーになったもんだ。凄いなぁ。
▽ LDR でみるラノベ系サイト被登録数。あとは、平和さん経由 で、majorwebsites - grevグループ。ぐはっ、ブクマ数 0っ!! 測定の仕方の問題なんだろうけど、どちらにしろ、他サイトに比べて、あまりのブクマ数の少なさに絶望したっ!!
2008年 2月 21日
いや、朱門優だけでなく他の作家陣も、西川真音の『シンフォニック=レイン』は最高傑作級認定。また、わかつきひかるは、『このラノ 2008(→Amazon)』の目利き枠で書かせていただいた原稿で、実は、注目作家に挙げさせてもらってたりします。杉井光の『さよならピアノソナタ』は、ちょうど今、読み進めているところなのだけど、なかなか素晴らしい出来で、さすが、2007年下半期ラノサイ杯新規部門 で、2位にランクインしてることだけはあります。いやぁ、なかなか凄い作家を揃えてきてるなぁ。
で、せっかくなんで、創刊時の作家さんの過去作品のうち、私が書いた感想にリンク↓。
- 朱門優 → 『めぐり、ひとひら。』『いつか、届く、あの空に。』
- 西川真音 → 『シンフォニック=レイン』
- 魁 → 『ねがい』『ALMA』『AIR』『CLANNAD』
- わかつきひかる → 『AKUMAで少女』
- 杉井光 → 『火目の巫女』
▽ “これまで当ブランドの代表を務めておりました荒川工が、退職する事となりました。それに伴いまして、当ブランドでの『はるはろ!』開発は停止いたします”。……ぐはっ。一応、こちら によると、『はるはろ!』は別ブランドで開発継続とのことだけど、2ch情報らしいからなぁ。
2008年 2月 22日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ さよならピアノソナタ /杉井光 -
すばらしいすばらしい。非常に綺麗な青春モノでボーイ・ミーツ・ガール。ヒロインは謎を秘めたツンデレ少女。そして、さらに当然、幼なじみ役もフォーマット通り忘れていません。音楽を中心にした演出も秀逸で、なるほど、評判がいいのも頷ける内容です。
少年・桧川ナオは、ゴミ捨て場でピアノを弾く少女・蛯沢真冬と出会う……。と、天才ピアニストとして名を馳せたにもかかわらず、誰も寄せ付けずに一人ギターを掻き鳴らすツンデレ少女・蛯沢真冬と、そんな少女に感化され振り回される主人公、桧川ナオの物語。音楽ネタを多量に使用した演出と、きちんと計算されて組み立てられた、王道的なストーリー展開が、とにかく素晴らしい。ホント、伏線の回収の仕方と、演出が見事だよなぁ。非常に綺麗な青春ストーリーとして仕上がっています。ただ、あくまで青春ストーリーであって、恋愛モノとしては多少弱いのが残念かしら。せっかくのボーイ・ミーツ・ガールなのに。や、杉井光は、唯一読んだ『火目の巫女』が肌に合わずに読んでなかったのだけど、これほど面白いなら『神様のメモ帳』とかにも手を出してもいいかもしれないなぁ。
[ さよならピアノソナタ ]
2008年 2月 23日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム /賀東招二 -
ぐはぁっっっ!! と、それはともかく、だっ、大丈夫なのか、最終巻(^^;。次回が最終巻(予定)ということで、ガシガシ風呂敷を畳みまくってるのだけど、う~~~ん、会話主体で謎を明らかにするのは下作だし、そもそも、そういう手段を採らざるを得ないような構成になると、たいがい駄作で終わることが多いからなぁ。そして、明らかになった謎そのものも、不安にさせること甚だしい。……なにはともあれ、最終回次第。それでも期待しています。
そゆわけで、<アマルガム>ではカリーニンらが権力を掌握しつつある一方、<ミスリル>では残存勢力が再集結しつつあった。そして、ある情報をもとに、テッサと宗介は、世界の謎が眠る地へと赴く……。いやぁ、フラグか? フラグか? やっぱりかーーーっ!! という感じで、例の終盤のシーンは、感動の一言。フラグの重ね方も肝心のシーンの見せ方も、めちゃくちゃ巧いよなぁ。漢だっ、漢だっ、かっくぃぃぃーーーーっ!! と、その部分は良かったのだけど、全体としては、非常に不満で不安にさせる内容だなぁ。次回、ラストはどうなるんだろう?
[ フルメタル・パニック! ]
2008年 2月 25日
- うおー、何だこの面白さ! (booklines.net)
- これは最高の作品だ (Alles ist im Wandel)
- 最高傑作です (上下の青い無限)
- 2008年バカライトノベルのベスト1はほぼこれで決まりだ (Twitter/極楽トンボさん)
- はまった。面白い、面白すぎる! (いつも月夜に本と酒)
[ 『ベン・トー』の評判がいい件 ]
▽ 週末は激しい頭痛で死亡。そんな中、外せない用事で出かけたら、物凄い風で電車がマトモに動いてないしっ!! 春一番ですかっ、微笑がえして、キャンディーズですかっ。ガッデムっ!!
▽ [TVA]『俗・絶望先生』。竹本泉ぃ~~~っっっ!!
▽ [TV]『情熱大陸』#桜庭一樹。視聴者の関心は、[文庫]『荒野の恋』(→感想) の続きが出るか否かだという点に尽きると思うのだけど、その点には、さっぱり触れていなくてがっくり。いや、直木賞受賞後、生活が一変してまともな執筆活動が出来なくなった、みたいな話はあったので、『GOSICK』も『荒野の恋』も出るとしても、かなり先な予感。
▽ そういえば、megyumiさん のところで、はてスタアンケート「あなたの好きな桜庭一樹作品を教えてください」 が実施中。
▽ “眼鏡っ娘表紙詐欺に遭われたいちせさんに「死神姫の再婚」(小野上明夜/ビーズログ文庫)を紹介してみます”(by すずもりさん/Guestbook より)。素晴らしい眼鏡っ娘らしいのでメモ、ありがとうございますぅ~。……Amazonの書影を見ると、ヒロインは眼鏡をかけてないっぽいんですが(^^;。
2008年 2月 26日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ 黄昏色の詠使いV 全ての歌を夢見る子供たち /細音啓 -
後半のシーンは、とにかく綺麗なんだけどなぁ。ただ、そこに到るまでが、あまりに下手すぎる。単に舞台を作るためだけに作者の都合でキャラを動かすのではなくて、にんとも。もっと後半を盛り上げるためにきちんとキャラを掘り下げて書かんといかんと思うのだけどなー。後半が良かっただけに、もったいないなー。
意識を失い眠りつづけるクルーエル。治療の術のないまま衰弱していくクルーエルを、ネイトは、ただ、看病し続ける……。というわけで、後半のシーンはとにかく綺麗で素晴らしく、作者の人もこれが書きたいがためにシリーズを書いてきたような、そんな思い入れの伝わる内容になっているのだけど、ただ、そこに到る前半がなぁ。いや、後半のための舞台を整えるために、いろいろキャラを動かしてるのだけど、それが作者の都合にしか見えないのが、ダメダメ。やっぱりこの作者の人、説得力を出すための説明が下手すぎる。とりあえず、後付けで言い訳のように説明を追加する書き方は止めたほうが良いと思う。今回は、プロットに無理があるところを、理由を説明してなんとか誤魔化そうとする部分が散見されて、特に酷かったのがなぁ。『Episode I』の山場だっただけに、とにかく残念でした……。
[ 黄昏色の詠使い ]
▽ 体調、絶不調(T-T)。
▽ [TV]『NHKスペシャル 混迷パキスタン』。アメリカが、裏からコントロールしようとしてブット元首相を帰国させたら、ムシャラフ大統領もブット元首相も言うこと聞かず、終いには、ブット元首相はテロ組織に暗殺までされてしまって、カオスな状態に。そもそも、テロ組織を作ったのも冷戦時代のアメリカだった……。と、よく見かけるようなパターンな気もするけど、とりあえず、まだ、現在進行形だろうに、アメリカの裏工作をあっけらかんと放送してもいいものなのか。パキスタンの人が見たら、むちゃくちゃ怒るゾ(^^;。
▽ “書店のPOPにこのichiseさんのこのコメントが載っていたのも、興味が惹かれた理由の一つです”。そういえば、そのPOPを本屋さんで見かけることなく次の巻が出てしまった……。
2008年 2月 27日
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メディアファクトリー MF文庫J
◆ 渚フォルテッシモ3 /城崎火也 -
う~ん、微妙。結局、ツンデレな渚以外は、他のキャラも、ストーリーも、全く魅力がないのが問題だ。眼鏡っ娘補正がかかっている朱里ですら、いまいちにしか感じないのは、ダメダメとしか言えないと思う。
そゆわけで、外面はアイドル、実は凶暴でツンツンしまくりな麻生渚がメインのラブコメシリーズの第三段。今回は、一応、渚、大地とともに、三角関係の一角を占める朱里がメインの話。……のハズだと思ったのだけど、渚のウレシハズカシ自宅訪問しか印象にありません(汗;。う~ん、ラブコメとして読むと、ちょっと出来が悪いし、UMA退治モノとして見たらもっと微妙。渚のツンデレだけでは、そろそろ厳しくなってくると思うんだけど、大丈夫かしらん?
[ 渚フォルテッシモ ]
▽ AMG体験説明会 「電撃小説大賞受賞の秘訣 教えます!」」レポート。電撃編集の湯浅氏のパートがなかなか面白い。専業作家と兼業作家の割合は、“7:3くらいで専業が多い”。“アンケートをくれるのはほとんど女性”。そして、現在の谷川流についても、“湯浅氏も、答えにくそうに意見を仰ってくれたが、内容は割愛します”。……ぐはっ、そこを割愛するのかっ!!
▽ オーラバスターについて色々|MEGALO VISION 若木未生公式blog。“「ハイスクール・オーラバスター」の続きですが、こちらも、今後は、徳間書店さんから刊行されます”“今年のうちには、再起動できる見込みです”。確か、[文庫]『オーラバ』(→感想) は、最新刊がまだ 3年半前。ちょうど、シリーズ第二部の終盤の山場で、あまり出版社を移る理由はないような気もするけれど、いったい何がどうなっているんだー。
2008年 2月 28日
- 03/01 [文庫] アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭 /須賀しのぶ
- 03/01 [文庫] グランドマスター! 道連れは王子さま /樹川さとみ
- 03/01 [文庫] 円環少女 (7)夢のように、夜明けのように /長谷敏司
- 03/08 [新書] 零崎曲識の人間人間 /西尾維新
- 03/10 [文庫] さよならピアノソナタ2 /杉井光
- 03/10 [文庫] しにがみのバラッド。(11) /ハセガワケイスケ
- 03/10 [文庫] 輪環の魔導師2 旅の終わりの森 /渡瀬草一郎
- 03/10 [文庫] SHI-NO ―シノ― 夢の最果て /上月雨音
- 03/17 [漫画] 海皇紀(35) /川原正敏
- 03/19 [文庫] SH@PPLE ―しゃっぷる―(1) /竹岡葉月
- 03/19 [文庫] 鋼殻のレギオスVIII ミキシング・ノート /雨木シュウスケ
03/25 [文庫] 12人の優しいお母さん /穂史賀雅也→ 延期03/25 [文庫] あそびにいくヨ!11 /神野オキナ→ 延期- 03/25 [文庫] ねくろま4。 /平坂読
- 03/25 [新書] 〈本の姫〉は謳う2 /多崎礼
- 03/26 [漫画] 成恵の世界(10) /丸川トモヒロ
▽ “表紙のデザインがずいぶん個性的…というかオリジナルと違うもので一瞬見落とし掛けました”という話があったので、コミック版『とらドラ!』の表紙を、Amazonで見てみたら、……なんですか、この少女漫画風?なデザインはっ。確かに違いすぎる~。
2008年 2月 29日
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メディアファクトリー MF文庫J
◆ かのこん9 ~あらたなるめざめ~ /西野かつみ -
エロいっ、いつも以上にエロすぎる、エロエロだっ。……って、おおおおおぉぉ、すげー、そうかそう来ますかっ。めちゃくちゃおもしれぇっっっ!!
そゆわけで、大人になろうと決心した耕太。その一方、ちずると望は異常なほどに、耕太に付き纏うようになり……。いやぁ、エロ抜きでも、めちゃくちゃスッゴク面白いんですがっ!! 後半の熱い展開が素晴らしすぎるっ!! 前半で、エロエロの中になにか有りげに仕込まれた伏線を、後半で、きちんと回収しつつ生かしつつ、熱くツボを押さえた展開が、とにかく最高っ!! まさか、今まで邪魔としか思わなかった<葛の葉>との対立という展開で、ここまで面白くなるとは思わなかったです。熱い、熱い、熱いっ、まるで、正統派ライトノベルのように熱いっ!! 新展開に、続きもめちゃくちゃ期待ですっ!!
[ かのこん ]
▽ ささはら雑記 : いいお知らせと残念なお知らせ。ぐはっ、[文庫]『暴風ガールズファイト』(→感想) は、結局、2巻で打ち切り、余程のことがないと、続刊はナシかぁ。……残念無念。